
仕事があるから休日が嬉しい。当たり前のことを、長い間忘れてた。で、映画を見に行く。映画館の外で買った安ポップコーンを(高校生みたいに)かばんに隠し、適当な映画のチケットを買って入り、手当たり次第にはしごする。いちばんひどかったのは、メル・ギブソンの復讐劇。冒頭に娘がガンで撃たれる。まったく正視に耐えない。次にひどかったのは病気の子供の映画、ハリソンフォードがひどい教授役。次は、老醜ジャッキー・チェンのおとぼけスパイ映画。いちばんよかったのは、ジョージ・クルーニーがセールスマン役で出ていた「Up in the Air」っていうコメディ。リストラを言い渡すのが仕事、バックパックに入らない人生の荷物は背負わないという講演をしてアメリカ各地を回るジョージが、結婚式当日に迷ってしまった妹の婚約者に孤独を語り、結婚を売り込む場面が切ない。
「休日2」
NJの移民局へ、凍った川、鷗、枯葦原を見ながら、ドビュッシーのチェロソナタ(ピアティゴルスキー)を聞きながら行く。一時間は待たず、ぶじ指紋を取られ、書類を受け取る。帰り、巨大アウトレットに寄り、こまごま家庭用品を買う。毎日普通に買ってたのがそら恐ろしくなるほど安い。お化け屋敷みたいなリビング・ルームの大掃除をしよう。次の休みにこそしよう。そう思いながら、引っ越してもう一月以上過ぎた。
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