林檎むき無事出産の報せ受く

ミスターLに、女の子生まれる！
弓子・弦子の最初のチェロ先生からイーメールがくる。十月に入ってから、ちょこちょこ思い出してた。この前の日曜レッスンでも朗善先生とその話をした。母子ともにファインでよかった。弓子はBoy、私はGirlを想定していた。私の勝ち。おめでたいなあ。写真の赤さんの顔は、お父さんのミスターLに似て、L家の風格がある。よかったなあ。嬉しいなあ。私の二度の出産は、どちらも十一月の素晴らしい風の日、紅葉かつ散る日。あの喜びがありありと思い出される。よい季節でよかった。さっそくお祝いを探そう。

引越し以来、痩せたはいいが筋肉も落ちて、パッセをキープする力がない。必死にやっても下がってくる。腰で上げようとすると腰にくる。夜中に足もつる。バレ友のKさんが、「それは燐が足りないのよ」と教えてくださる。燐か、ミネラルか。若布を戻してポン酢かけて、たんぱく質BARと一緒に食べる。黒ゴマきな粉の「げんこつ飴」も食べる。鉄、カルシウム、カリウム、たんぱく質、食物繊維が入って完璧なおやつ。最初の一口はうまさがわからなかった。噛んでるうちにうまみと懐かしさが口中に溢れて、やみつきとなる。

林檎半個。セロリ一本。うまいパン半個。ペッパーチーズ三切れ。ミルクコーヒー。げんこつ飴六個。
朝食をもりもり食べる。食欲が戻る。自分で料理ができるのは本当に便利だ。初めてそう思った。

弓子が学校から戻り、「女の子を予想したのは私。お母さんは男の子って言った。私はHRちゃんみたいなタイプは絶対女を生むと思ってた」などと生意気をいう。しかも「五十ドル賭けた」などと無茶を言い出す。私が酔って機嫌のよいときに賭けたのだという。その金でベイビーのギフトを買おうと言っても、ごまかされない。今度買うジーンズのグレードを上げる、で手を打つ。