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ミセスローゼンの上人坂日記

除雪車の灯りて動く木立かな

去年みっちり雪かき練習したので、朝のスタートが早い早い。4WD車ならこのくらいでも出せることも今はわかる。

ニセコ花園のスキースクールは、英語のみ。スキーも英語も習いたい試したい人にはうってつけ。
一日目の先生は、二十歳くらいのブロンド美人、TVドラマ「リベンジ」のエミリー=アマンダにそっくりの喋り方。まるでうちの次女が真似するハリウッドのセレブみたい。スキーも習うけど、この喋り方も習いたいなと思った。で、宿に帰ってからそんな風に喋ってみたら、ニックに変な顔された。
二日目も同じセレブ先生、しかしプライベートレッスンにはならず、クラスメートが現れた。彼女のスキーに比べたら、私のは子供スキーみたいに見える。彼女はレベル4なのに、レベル3の私と同じクラス。嫌な予感がしたが、セレブ先生が決めたので仕方が無い。案の定、クラスメートはブラックダイヤモンドに行きたがり、私はグリーンに近いレッドにとどまりたく、セレブ先生が中を取って、限りなく黒に近い赤ルート、たまに黒を滑るはめになる。結果は5転倒、4青痣。最後は谷側を見るのも怖く壁にへばりつきにじり滑る。でも、一か八か、滑り出せば何とかなることだけはわかった。
三日目は、セレブ先生が子供のスキー授業に駆り出され、イギリス人の二十五歳くらいの青年紳士が代りに来た。
クラスメートは一人だけ、黒いマスクから目だけ出した十七歳くらいの華奢な少女だ。私と同レベルなので問題なし、ヒラフのゴンドラからスイングモンキーのリフトで、グリーンとレッドを混ぜた林間コースを楽しく回り、谷側へ体重かけながらターンする練習もみっちりでき、最後は気分よく花園のシルバードリームをノンストップで滑走した。
驚いたのは、ゴンドラの中で、少女がマスクを取った時だ。私は、オードリーヘップバーンが生き返ったか、と本気で思った。濃い眉の下の黒い目が恥ずかしげにまばたき、すぐに好奇心一杯の微笑になると、同席の男性スキーヤー共の目(イギリス紳士先生の青い目含む)が一斉に少女に釘付けになった。それから、イギリス紳士の教え方がいよいよ熱心に、優しく、手取り足取りになり、私もそのおこぼれに預かることができた。午後のクラスは、彼と少女の二人きり。イギリス紳士の張り切りようが見えるようだ。
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