
コンサートの演目はこれ!
ここのところ、コンサートづいている。
先月は、お友達のポンちゃんが所属するオーケストラのブラームスづくしのチケットをプレゼントしてくれた。
そして先日はまた、知人がブラームスの交響曲が演奏されるコンサートの招待券を贈ってくださった。
結婚前は、公私共に親しくお付き合いさせていただいていたユーキさん。
人妻となった今では、お互いに遠慮して、以前のような親しいメールのやりとりはしなくなったものの、それでも私たちは♪LOVE

そもそも私が

もともとクラシック音楽は両親が好きだったので子供の頃から耳にしていたものの、モーツァルトやベートーベン、チャイコフスキー、そしてピアノで弾くのが大好きなバッハやドビュッシーが優先順位の上位にあり、なかなかブラームスまではたどり着けなかった。
「ブラームスほどロマンティックな作曲家はいないよ」
ユーキさんのそんな一言が聴き始めたきっかけだ。
ピアノ曲でロマンティックといえば、まずショパンが代表的だろう。でも私はショパンはあまり好まない。
私にはセクシー過ぎるような気がするのだ。
そんな私の周りのクラシック好きには、ショパンの音楽は情けない、とか、女々しいという人が多い。
類は友を呼ぶ。
ショパン好きな方、ごめんなさい。
ここのところ、考えなければならなことや、悩み事が多くてイライラする日々が続いていた。
そんなところへブラームスのチケットがやってきた。
ポンちゃん所属のオーケストラの公演の日、夫は用事があったので私ひとりで出かけ、”やっぱりいいなぁ

「う~ん、どうしようかなぁ?」
なんだか、要領を得ない返事。付き合い、悪いなぁ。でもおひとり様には慣れっこな私。さっさと1枚だけチケットをお願いして、当日を迎えた。
去年の演奏会の時には、一緒に来てくれたのに・・・。
当日、会場へ向かいながら、私は少々おかんむりだった。でもそこでふと、思い当たった。
夫とユーキさんの間には、”オス”としての確執があったのだ。
しまった!忘れてた

でもそのお話は、また、後日。
本当はこの演奏会、夫と一緒に行きたいと思った


というよりも、今回は夫と一緒に聴きたい曲の演奏会だったのだ

もしお時間があれば、その曲を聴いてくださると、うれしいな。
とりあえず、もしくはお急ぎの方のために、まずはサビの部分だけ。
ブラームス:交響曲第1番「第2楽章」



このシンフォニーの中で一番好きな第2楽章は、夫に恋をしていると初めて気付いた時に聴いていた曲なのだ。
夫を紹介されたのが4年前。そして昨年2月までのブランクの後、初めてふたりだけで食事に出かけることになった。
その初デートと、それまでのいきさつはこちら↓
2007年3月27日 Look @ me!
待ち合わせ場所で夫を見た瞬間、私は


と、ひらめいた。
直感とも、根拠のない確信ともいう、このひらめき。でもこの時点で、私はまだ夫に恋をしていなかった。
いったいこれからどうやって、この男性を好きになって、私を好きになってもらって、結婚まで漕ぎつけるんだろう?途方もなく大きなプロジェクトに思えた。
そして1ヶ月後のその朝、この曲を聴きながら車を運転していた私は、まちがいなく夫に恋している自分に気付いたのだった。
どっか~ん


その時のブログはこちら↓
2007年3月6日 夜明けとブラームス
その気持ちを言葉に書き記して、私はようやく自分がスタート地点に立ったことを知った。
誰かを好きになるなんて、久しぶり!
ほんわかした気分と、少しの不安が入り混じった複雑な気持ち。この曲を聴くと、その頃の自分を思い出す。
機会があったら、この曲が演奏される時に、もう一度夫を誘ってみよう。そしてちょっと照れくさいけれど、この曲の思い出を、夫に話してみよう。
ただし、それは、ユーキさんとは関係のないコンサートで・・・。
最後まで読んでくださって、第2楽章全部聴いてもいいな、と思ってくださったあなたへ。
ブラームス:交響曲第1番「第2楽章」
