2024年問題に係る減便問題ついて、先輩運転士と話をしました。
減便については、基本的に運転士の立場で気にすることはないとの内容でした。
私はてっきり、2020年3月頃の新型コロナウィルスの外出自粛のことが頭にあり、4月からの運転士人生に不安に感じていました。
会社の方も給与が減れば、運転士の大量離職を予想しており、それの対策は先手を打って行っているとのことです。
減便したシフトについては、他の便のシフトと一部を合わせたりして仕事量と給与は減らないように対策しているとのことです。
全体的に減った分について、月間の通常離職者の数と通常入社人数でバランスを取るとのことです。
バス会社は年中募集を行っています。それは、何もなくても辞めていく運転士も相当数要るからです。
ダイヤの安定性を保つためには、入社数と離職数でバランスをとることは以前からよくあることだそうです。
ただし、バランスがとりきれない時は公休出勤などで調整するため、既存の運転士は仕事量が増えて収入が上がる場合もあるとのことです。
ある意味、決まったダイヤがあることと慢性的な人手不足の業界だからできることかもしれません。
バス運転士は、安易に転職を考えさえしなければ、収入についてはさほど気にすることはないとのことです。
上記の2020年のコロナ騒動の際も、路線バス運転士は他の業種より比較的安定していました。
その時は、減便の収入減はありましたが、観光バスやタクシー運転士などに比べたらましな方でした。
天災事変、経済変動などの不可抗力として認められる事由に対しても、路線バス運転士だけは比較的影響が少ない業種かもしれません。