運転業務に最初は自信がないけど、給与のために歯を食いしばり、運転を業務に支障が無いレベルまで引き上げた女性運転士に多い、落とし穴の話をします。
バス運転士やトラックドライバーは、入社当初からそこそこの給与が約束されています。
特に大型免許が必要な車両の運転の場合は、未経験入社でも1年ほどで手取りが30万円から25万円ほど貰うことが可能です。
今まで手取りが20万円から16万円位しか貰ったことの無いOLの場合は、一気に生活を安定させることが出来ます。
しかし、大型車両の運転は、誰でも出来るものではなく、1年位は運転や仕事に慣れるまで苦労することはあります。
ましてや、運転に自信の無い女性の場合は、最初の1年は苦労の連続だと思います。
しかし、そこを踏ん張って最初の1年を越えると、次の2年目からは他の仕事よりストレスフリーで日々の業務を行うことが可能に成ります。
そして、3年位業務をする頃には、大型車運転への恐怖感は無くなり、運転業務なら一生食べていける自信が付きます。
実際に普通に業務をする分には、問題無いレベルまでは実力が付き、給与もそれに伴い貰えるようになります。
そうすると、自分はこの3年間で一生安泰なスキルを身に付けた「凄い人間」と勘違いする女性運転士もいます。
そして、同僚や新人、会社などに自分の要求を突き付ける人間も出て来ます。
バス運転士やトラックドライバーは、慢性的な人手不足で、業務をこなせる運転士は貴重な存在です。
足元を見るではないですけど、自然とその様になりやすい、産業風土があります。
女性運転士は、最初は非常に謙虚に仕事をしますが、仕事のレベルが周囲を追いついた位に、一番危険な魔物に遭遇します。
基本的に、バス運転士もトラックドライバーも、長時間労働である程度の給与を稼ぎ出します。
しかし、女性運転士は長時間労働を実は苦手にする人が多く、また、それが最大の弱点です。
勤務シフトへの要望や休日の相談など、実は女性運転士からのものが比較的多いです。
家庭の問題などもありますが、本当は相当身体がキツいのかも知れないと、内心心配しています。
男性でも長時間のシフトが連続で出されると、心が折れそうになります。
女性の場合は、相当無理をしているのではと推察します。
そのため、トラック業界でも最終的には年収350万円位で折り合いを付ける女性ドライバーが多いです。
因みに、男性は年収400万円から450万円位の運転業務が一番ストレスフリーで仕事が出来るそうです。
実際、女性でも男性と同じシフトを長年こなしている方もいますが、学生時代スポーツなどをして、体力の在る女性が殆どです。
結局、自分の要求ばかりを会社や同僚に押し付け、関係が悪化して退職する女性運転士もいます。
しかし、運転業務への変な自信から、転職先でも同じトラブルを起こして、短期間の転職をする人生に陥るケースも散見されます。
世間には労働基準法などの就業のルールはありますが、それを100%守っている会社がどれだけあるのでしょうか?
みんなある程度のところで、折り合いをつけて我慢しているのが、実状と感じます。
運転業務で最終的に必要な能力は、「長時間労働」に対する耐性です。
もしも、それが無理なら営業職で稼ぐしかないのが、世の中の掟なのです。
高度な専門職も、営業センスや市場を観る能力で、収入に格段の差が付きます。
牽引車などの高度なドライバーでも、今より稼ぎを増やそうと思えば、長時間労働を避けることはできません。
どの仕事も、最終的には「営業か長時間労働」が物を言うのには変わりません。
楽して、多くの収入を得たいのは、男性も同じですが、世の中の掟に従い営業か長時間労働を受け入れているのが実状と感じます。
バス運転士は、比較的安泰に収入を得る手段として有効です。
しかし、運転業務に共通する長時間労働は最終的に世の中の掟として受け入れていただかないと、仕事が続けられないと思います。
※ 本日もご訪問頂き、有り難うございます。よろしければ、にほんブログ村のリンクをクリック頂けると、大変励みになります。
※ 人気ブログランキングのリンクもクリック頂けると、大変嬉しく思います。