
○法隆寺東院伽藍
東院伽藍は、聖徳太子一族の住居であった斑鳩宮の跡に建立されました。回廊(重文)で囲まれた中に八角円堂の夢殿(国宝)が建ち、回廊南面には礼堂(重文)、北面には絵殿(重文)及び舎利殿(重文)があり、絵殿と舎利殿の北に接して伝法堂(国宝)が建っています。東院伽藍の廻廊外側北西角には、東院鐘楼(国宝)があります。また、東院伽藍の東側には半跏思惟の像(木造菩薩半跏像)で有名な中宮寺があります。
○西院伽藍への石畳、前方には東大門(国宝)が見えます。
○東大門
○四脚門(重要文化財:鎌倉時代のもの)
○拝観入口
ここをくぐると夢殿です。
○夢殿(国宝)
夢殿は東院伽藍の中心を成す八角の堂です。天平11年(739)に、聖徳太子の住まいである斑鳩宮跡に聖徳太子の遺徳を偲び僧行信が建立した。 なお堂内には聖徳太子の等身像と伝えられる国宝:救世観音像(奈良時代作)が安置されています。幸いにも特別公開の時期で拝観することができました。
○舎利殿(重要文化財)
太子の掌から出現したという仏舎利を祀る舎利殿
○絵殿(重要文化財)
聖徳太子の伝記絵がある絵殿。
○回廊
○東伽藍回廊(国宝)
○鐘楼(国宝)
この鐘楼は鎌倉時代に建立されたもので、中につるされた梵鐘には中宮寺と刻印されている。
○中宮寺
(聖徳宗)法興山「中宮寺」です。
聖徳太子の御母穴穂部間人皇后の御願により建立、
太子の斑鳩宮・岡本宮・葦垣宮の中間にある事から中宮寺と呼ばれています。
円照寺・法華寺と共に大和三門跡寺院に数えられます。
本堂は昭和43年完成(吉田五十八氏設計)
創建時の位置は500mほど東に位置し
四天王寺式の伽藍配置(現在は土壇が残る)だったそうです
16世紀後半に現在地に移転
聖徳太子による創建七ヶ寺の一つに数えられます。
本尊 如意輪観音像
(国宝 菩薩半跏像)
中宮寺の本尊は、とても美しい観音さま。右手をそっと頬に当て、優しい微笑みを浮かべる如意輪観音像(国宝 菩薩半跏像)は、人々の信仰の対象として敬われてきたばかりでなく、飛鳥時代の彫刻の最高傑作としても有名です。
聖徳太子の妃(橘大郎女)が太子没後(622年)に天寿国に往生した様子を釆女らに刺繍させた天寿国繍帳(国宝)も有名です。
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