6日目は前半戦のまとめをしておきます。5日目の風力発電所視察に先立ち、
午前中に車を飛ばし
【森の幼稚園】を見てきました。コペンハーゲンの郊外にあります。本当に
森の中です。(景色としては、北海道の大沼公園によく似ていました)写真
を見てください。隣が日本で言う森林公園です。
暗くなると魔女が出てきてもおかしくないところです。子供たちもここで
自然の鹿と出くわして危険からの身の守り方を学び、やがて街中では鹿が
自動車に変わるだけで、自動車は危ないと教えなくても自然と自動車から
身を守る術が身についているそうです。
ここに子供を預ける親達は広告代理店やIT企業等に勤める都市部の高額
所得者層が中心です。子供たちの将来を考え抜いた上でそうしているよう
です。私が子供なら入りたかったし、身近にあれば子供たちを何が何でも
入れたい幼稚園です。保育園課程は子ども11人に保母さんが3~4人。幼稚
園課程でも22人に3人。手厚い人数です。子供の可能性を自然の中で引き
出すプログラムに満ち溢れています。
教室のショーウインドには子供たちが森の中から持って帰ったものが展示
されています。蛇の死骸、スカンクの白骨化した頭蓋骨等々日本ではまず
考えられません。それから、保育課程であっても面白かったのが、子ども
それぞれに特徴を捉えたデザインマーク(コスモスちゃん、○○トンボ君)
が付けられていました。幼い頃から、個を尊重していることを強く感じま
した。
とにかく、子供は自分たちの将来を支えてくれる宝物。だから、最高の環境
での教育を施すし、尊重しつつ大切に育て上げる。このような環境の中で、
子供たちは森の大切さを学び、森を守り、結果的にCO2の削減に協力する
ようになるのです。まあ、徹底しています。
“CO2の40%は住宅から出ています。ならば環境に優しい住宅を作らねば!”
6日目は、何とスウェーデンに行って来ました。デンマークとの間に橋が掛か
っているのです。凄いことです。11キロあります。東京から横浜に行く感覚
です。マルメと言うスウェーデン第二の都市で人口27万人の街です。
ここでは市が所有している工場跡地に環境に優しい住宅を開発する様子を見ま
したが、決して順調には行っていません。国外の企業にも声を掛け、安くて
環境に優しい先進的な住宅を沢山作ることで公共工事を増やし、不況下の景気
を上昇させるのが目的でスタートしたようですが、結局は賃貸で予定していた
ものがいつの間にか企業の都合で分譲に変わり、さらに価格も高いものになっ
てしまい、工期も長いものは5年遅れになっていると言っていました。
(こちらの公務員は隠し事をしません!)
その象徴が写真の119メートルの高さの奇妙な高層マンションです。スペインの
著名建築デザイナーの作品です。思った以上に建設コストが嵩み、結局は、きわ
めて高い(億単位の)分譲になったので中はガラガラです。
ただ、日本のようにゆるい建築基準を守っていれば自由に家が建てられる環境
にはなく、(デンマークも、スウェーデンも)その分、いい住宅への執着は感
じました。そのため、住宅の値段は日本並みか高めです。
その後は、お口直しに開発成功例であるオーグステンボリの住宅街を見に行き
ました。綺麗な町並みができていました。
やはり、スエーデンでも国主導よりは住民が一致団結してルールを決めて運営
している街づくりのほうが結果的には環境に優しくなっているようです。
午前中に車を飛ばし
【森の幼稚園】を見てきました。コペンハーゲンの郊外にあります。本当に
森の中です。(景色としては、北海道の大沼公園によく似ていました)写真
を見てください。隣が日本で言う森林公園です。
暗くなると魔女が出てきてもおかしくないところです。子供たちもここで
自然の鹿と出くわして危険からの身の守り方を学び、やがて街中では鹿が
自動車に変わるだけで、自動車は危ないと教えなくても自然と自動車から
身を守る術が身についているそうです。
ここに子供を預ける親達は広告代理店やIT企業等に勤める都市部の高額
所得者層が中心です。子供たちの将来を考え抜いた上でそうしているよう
です。私が子供なら入りたかったし、身近にあれば子供たちを何が何でも
入れたい幼稚園です。保育園課程は子ども11人に保母さんが3~4人。幼稚
園課程でも22人に3人。手厚い人数です。子供の可能性を自然の中で引き
出すプログラムに満ち溢れています。
教室のショーウインドには子供たちが森の中から持って帰ったものが展示
されています。蛇の死骸、スカンクの白骨化した頭蓋骨等々日本ではまず
考えられません。それから、保育課程であっても面白かったのが、子ども
それぞれに特徴を捉えたデザインマーク(コスモスちゃん、○○トンボ君)
が付けられていました。幼い頃から、個を尊重していることを強く感じま
した。
とにかく、子供は自分たちの将来を支えてくれる宝物。だから、最高の環境
での教育を施すし、尊重しつつ大切に育て上げる。このような環境の中で、
子供たちは森の大切さを学び、森を守り、結果的にCO2の削減に協力する
ようになるのです。まあ、徹底しています。
“CO2の40%は住宅から出ています。ならば環境に優しい住宅を作らねば!”
6日目は、何とスウェーデンに行って来ました。デンマークとの間に橋が掛か
っているのです。凄いことです。11キロあります。東京から横浜に行く感覚
です。マルメと言うスウェーデン第二の都市で人口27万人の街です。
ここでは市が所有している工場跡地に環境に優しい住宅を開発する様子を見ま
したが、決して順調には行っていません。国外の企業にも声を掛け、安くて
環境に優しい先進的な住宅を沢山作ることで公共工事を増やし、不況下の景気
を上昇させるのが目的でスタートしたようですが、結局は賃貸で予定していた
ものがいつの間にか企業の都合で分譲に変わり、さらに価格も高いものになっ
てしまい、工期も長いものは5年遅れになっていると言っていました。
(こちらの公務員は隠し事をしません!)
その象徴が写真の119メートルの高さの奇妙な高層マンションです。スペインの
著名建築デザイナーの作品です。思った以上に建設コストが嵩み、結局は、きわ
めて高い(億単位の)分譲になったので中はガラガラです。
ただ、日本のようにゆるい建築基準を守っていれば自由に家が建てられる環境
にはなく、(デンマークも、スウェーデンも)その分、いい住宅への執着は感
じました。そのため、住宅の値段は日本並みか高めです。
その後は、お口直しに開発成功例であるオーグステンボリの住宅街を見に行き
ました。綺麗な町並みができていました。
やはり、スエーデンでも国主導よりは住民が一致団結してルールを決めて運営
している街づくりのほうが結果的には環境に優しくなっているようです。