CO2削減ドットコム

ローコストオペレーションを追求した結果、地球環境問題に直面した。企業責任とコスト削減の両立を目指すMr.削減のブログ。

CO2削減はコスト削減からです!

2006-09-10 15:59:40 | Weblog
コペンハーゲン3日目です。
Mr.削減が来る前一週間は天気が悪かったそうで、到着後
一転して日本でいう“爽やかな秋晴れ”の日々です。

本当にありがたいことです。
日頃の行いに心より感謝します。(笑)

街の探索を通じて、デンマークがエネルギー自給率100%を
達成している秘密が徐々にわかってきました。


やはり、答えは『現場』にありました。

1.当然です。エレベータに閉まるボタンはありません。消費  
  電力が違います。


2.ホテルによっては部屋のドアを開けると、廊下の照明が点灯
  します。部屋の中も照明のスイッチが沢山あります。日本の
  ように1箇所で沢山の部屋の照明のコントロールなど一切あり
  ません。点ける必要のある箇所の照明のところでスイッチは
オン・オフします。


3.街に看板が少ないです。特に電飾看板など僅かです。街の景観
  に合わせないと建築がOKになりません。日本のように法律の
  抜け道を捜す姿勢など全く見られません。セブンイレブンにも
  蛍光灯は一本もありませんでした。スポットライトが商品を
  やわらかく照らし出していました。(日本のセブンには200本近く
  あります。そして、驚くほど明るいです。多分、デンマークの
  方は腰を抜かします!)


4.相乗りでの省資源が目立ちました。シャンプー兼石鹸、TVの
  リモコンスイッチ兼目覚まし、これからいっぱい出てきそうです。
沢山捜して帰ります。


5.蝋燭を沢山売っていました。かなりの部分、夜間の照明に利用して
  います。


この他にも、もちろんホテルに歯ブラシなどありません。当然です。
それから、本当に使わない箇所の電気を消すことが徹底しています。


先ほど朝食を済ませたホテルのレストラン。お客様の数に合わせて
照明を点けていきます。多分、オン・オフのスイッチが沢山あるので
非常に細かいコントロールが可能なのでしょう。当然、自然の採光を
まず考えることが出発点です。机の上には蝋燭があり、席に着いた順番
に点火していました。決してお客様のいない席で蝋燭が燃えることは
ありません。

また、昨日昼食を済ませたステーキレストランでは、地下一階のトイレ
も1階の入り口からして真っ暗です。(普通は怖くて行けません)まず
階段の照明のスイッチをONします。地下一階に着いたらそこのフロア
のスイッチをONします。そして、トイレのドアを開けます。さらに
大と小で照明が別れています。最後の極めつけは、水でビショビショの
手を乾かす乾燥機の風圧は日本のように強くなく、物凄く熱いです。
やけどしそうになります。常にハンカチ持参で、二度と使うものかと
思います。

まだまだ沢山の工夫がありますが、明日にします。

明日から、ガイドをしてもらう福田さんが言っていました。
「デンマークの人も始めから環境、環境と言うことで今の様に積極的に
取り組んでいたわけではありません。環境への配慮が結局は省コスト
つまりコスト削減につながることに気が付いて拍車が掛かってきたのです。」
と。

また、電気代も高くワンルームアパートメントで3ヶ月で5万円の請求が
くるそうです。また、省エネナビ的な家庭の省エネを推進する「見える化」
装置もあるそうで、活躍していることも聞きました。(3ヶ月に1回とは
またこれも合理的ですネ!)

それでは、今日は明日元世界最大のバイオガスプラントを見るために
午後からヘアニンに移動です。特急で3時間の列車の旅です。


行ってきます!

写真がなかなかアップロードできません。
これも、文明の進化のせいです。理由は次号で・・・・。


Mr.削減 IN コペンハーゲン