あと1歩前に

あれよあれよというまに50代も通り越し60代に仲間入り。心地よく毎日を送りたい。穏やかな日々が一番です。

マイブーム鉄瓶(最終章)

2023-10-26 11:43:53 | 小物
ヤフオクで買ったOIGENの鉄瓶の錆び取りをし、実際に使えるようなところまで一応仕上がりました。



前回は空焼きして汚れをこそげ落とし、酢で煮込んでスチールタワシで磨き、緑茶で煮出しました。
一度黒く綺麗になったようでしたが、よく見ると鉄瓶の上部2センチ程は錆が残っていました。
水を入れる時に溢れる位まで入れないといけなかったのですが、油断しました。
さらに内側も少し水分がつくとすぐに錆が出てきてしまい、結局緑茶は2回煮出しました。
そして空焼きした後はオリーブオイルを塗って更に焼いておきました。
それでも、あの錆具合を見るとそのまま使えるようにも思えずもう一段階必要と感じました。

ここからが仕上げです。
ネットで調べると「硬水(カルシウム)で膜を作る」のが良さそうなので、それをしてみることにしました。
が、ここでもまた壁が。
硬水が売っていないのです。
それだけのために何軒も回ったのに発見できず絶望の日々が続きました。

昔はどこにでもあったように記憶しているのですが、近くのコンビニにもドラッグストアにもスーパーにも売っていません。
最初は硬度が一番高いコントレックスを探していましたが、そもそも軟水ばかりで硬水自体が置いてありません。
私が一番気に入っているドイツの天然炭酸水のゲロルシュタイナーも日本での販売が中止となり、ネットですら手に入りづらくなってしまっています。
硬水は一時的に流行っただけでお腹を壊す人も多い様子だったし、不人気なのかもしれません。
大手が手を引くということは収益性が良くないということなのでしょう。

何かをしようと思い立つと、だいたいこんな感じで何かしらの壁にぶち当たりテンションが下がります。
やる気の失せた自分を励ましつつ、ようやく見つけたのがエビアンです。
硬度的にはいまいちですが、そんな事はもうどうでもいいのです。
750ml 入りを3本!
緑茶の煮出しの失敗を踏まえて溢れる位の量を確保。
1本98円でした。
安いし。

そして溢れる量を煮詰めに煮詰めたのがこちらとなります。



中をよく見ると白い膜が張っており、そのまま置いておいても錆も出ません。



ついに、ついに、本物の鉄瓶でお湯を沸かして紅茶を淹れました。
心なしかいつもより美味しいような気がします。
まだ、買ってきたエビアンの残りを沸かしただけなので、軟水では試していませんが期待大です。

鉄瓶に興味をもつきっかけとなった南部鉄器の急須は、よく調べると内側にコーティングがしてあり鉄分は出ないらしいです。
なので、本当に鉄分補給のできる鉄瓶はここからスタートです。
しばらくするとまた問題が出てきそうですが、その都度対処していく他ありません。

今はお湯を沸かして鉄瓶を空にした後の「鉄瓶が余熱で乾いていく様」を眺めるのもよき、です。

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