あと1歩前に

あれよあれよというまに50代も通り越し60代に仲間入り。心地よく毎日を送りたい。穏やかな日々が一番です。

話す力(アナウンサー)と聞く力(私)

2017-08-28 18:57:30 | 駄話
どうしてこんなことを考えるに至ったかというと、すごく聞きやすい話し方をする人と、上手に原稿を読んでいるはずなのに内容が掴みづらい人がいるもんだなー、と思っていたところへ、ポラン千秋さんですよ。

このお方、すごいですねぇ。バラエティなどで拝見していた時は、考え方がちょっと合わないかも。。。という感じであまり好きなタイプでもなかったのですが、Nスタでキャスターをされているのをたまたま見たら、すごくいい感じ。別にファンでもないのに目が釘付けになってしまいました。

発音もとても綺麗だし、ハキハキとよく通る声で耳障りもとても心地よい。自分の考えをしっかり持っていて頭もいいから、話す内容もはっとさせられることが多い。またバラエティ仕込みとでもいうのか、他の出演者とのやりとりもちょうどいい砕け具合。もともとハーフで美人な上に、媚びた感じがないファッションや髪形も同性から見て好印象。適度というかニュース番組にぴったりの感覚(のように現段階では見える)で、はまり役ですね。

タレントの立ち位置でのキャスティングなのかと思っていたら、 Nスタでは既にれっきとしたキャスターですよね。アナウンス能力も抜群ですよ。アナウンサー出身でもないのに。で、アナウンス能力とは何ぞやと考えたわけですよ。

よく感じるのは渡辺徹さんとか藤原竜也さんなど(ほかにも沢山声が思い出されますが名前を知らない)。彼らはナレーターというジャンルに入るのでしょうが、とても聞きやすく豊かな話し方をします。映像に素晴らしい表情をつけているのがよくわかります。

逆にはきはきと丁寧に読んでいるのに、内容が把握しづらい話し方をする人もいます。どうしてなんだろうとしばらく気になっていましたが、私的な結論が最近出ました。

話の内容が掴みづらい話し方をする人は文字をただ上手に読んでいるんですね。聞きやすい話し方をする人は、全体像を先に理解していて自分が今話しているのがどのあたりかを把握しながら読みを構成している、って感じでしょうか。

句読点の位置とも言うかもしれませんが、句読点を読むのとも違うんですよねぇ。

聞く側がアナウンスを聞いて状況が想像できるか否かが大事なように思います。ミッツマングローブさんなども話が理解しやすい人の一人です。アナウンサーには文字を読んで映像に変えられる能力が必要なんだと思うのです。ミッツさんはアナウンサーではありませんが、プロ意識を持っていてちゃんとアナウンス力を身につけている感じがします。

昔はこんなことには全然気が付かなかったのですが、このところ理解力がぐ~んと低下してきて、発信者の細かな違いにすご~く左右されるのです。話し手によっては頑張って聞かないと内容が理解できない、という経験が増えてきた気がします。(つまり老化ですね、はい)



コメント
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