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猫文学研究 ー猫の恩返し編ー Part10

2022-03-07 22:22:22 | 猫の恩返し

猫の国から脱出するためには、塔を登る必要があり、


タイムリミットが近づいていると分かると、ムタは、








時間を短縮するために吉岡ハルを円盤投げのように投げるシーンがありますニャ。

このシーンで「ムタが吉岡ハルを投げた時の負荷」について、研究してみましたニャー。





・人間円盤投げ(映画)

ムタが吉岡ハルを投げてから階段に着地するまでに、約2.45秒かかっていたことから、
時速86.5kmの速さで投げて、高さ29.4mまで飛ばしたことにニャりますニャ。

ムタの腕の長さを画面より42cmとすると、
吉岡ハルは、加速していく円運動をしているため、遠心力が働きますニャ。

時速86.5kmに達した時、吉岡ハルには140.2Gかかっていることにニャりますニャ。
Gは「遠心加速度」のことで、1Gで地球上の重力加速度と同じニャ。
つまり、体重が140.2倍にニャったように感じるということですニャー。





・人間砲丸投げ(原作)

ところが、原作だと少し違っていますニャ。

原作だと、ムタは自分の手の平(前足)の上に吉岡ハルを乗せ、真上に押し上げて、飛ばしていましたニャ。
(砲丸投げを、真上に投げる感じかニャ?)


この方法だと、ムタの身長(80cm)で時速86.5kmに達するので、
吉岡ハルには36.8Gかかっていることにニャり、
この方法の方が、吉岡ハルの体にかかる負担が少ニャくニャりますニャ。






・どっちの方法が良いのか

では、吉岡ハルの体にかかる負担が少ニャい、原作の方が良いかと言うとそうではニャいと思いますニャ。

同じ時速86.5kmに達するにしても、

原作だと、ムタの身長の80cmで加速させるので、加速度は 361.0m/s^2
映画だと、三回まわしているので、ムタの腕の長さ42cmを半径とした3回の円運動の約7.9mで加速させるので、加速度は 36.5m/s^2 。


つまり、ムタにとって飛ばす速度に必要ニャ加速度で見ると、映画版の方がムタにとって負担が少ニャいということにニャりますニャー。





(結論)
映画の方法だと、ムタの負担は小さいが吉岡ハルの負担は大きい。
原作の方法だと、吉岡ハルの負担は小さいがムタの負担は大きい。

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