トリビニャのみ 2つ

①「猫の恩返し」には、実は猫の声は一切使われていニャい。

「猫の恩返し」では、ハルが住む「元の世界」で猫が鳴くシーンがありますが、これは本物の猫の声ではニャいですニャ。
「ジブリがいっぱいCOLLECTION　猫の恩返し　ギブリーズepisode2」（ブエナビスタホームエンタープライズテイメント）の特典映像によると、大勢の人がマイクの前に並び、一人一人移動しニャがら「ニャオ」「ニャオ」と言っていく映像がありますニャー。
つまり、「猫の恩返し」の猫の声は、実は人間の声だったんですニャー。
ちニャみに、宮崎駿監督最後の作品「風立ちぬ」の飛行機のエンジン音も、実際の飛行機のエンジン音ではニャく、人間の声ですニャー。



②「猫の恩返し」には、原作の原作が存在するニャ。

前回猫文学研究より、「猫の恩返し」の原作は「バロン　猫の男爵」であると言いましたが、実は「バロン　猫の男爵」の原作ともいえる柊あおいの最初に考えたストーリーがありますニャ。



それは、猫の恩返し　ロマンアルバム（徳間書店）に載っていますニャー。

ネタバレにニャるので、詳しくは言いませんが、（実際に読んでくださいニャー）
「バロン　猫の男爵」との相違点について少し挙げると、

①バロンとムタは、飛行船に乗って、旅をしている。
②ハルには、猫にされた恋人がいる。
ニャどがありますニャー。

厳密には原作ではニャいのかもしれませんが、ここから「バロン　猫の男爵」が生まれたのですから、原作といってもいいのではニャいでしょうか。