ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

祝*ザハロワ・ウヴァーロフ カップル復活-シンフォニー・イン・C

2006年12月02日 | Weblog

ウヴァーロフの復活3作目で漸く本来のパートナーであるザハロワとの共演が今日実現しました。演目はシンフォニー・イン・C(水晶宮)です。バランシン振付集の公演の一つで今日の公演の最後を飾りました。前回7月15日の公演でもザハロバが第2楽章、第3楽章をアレクサンドロバを踊りましたが今回も同様した。但し前回はザハロワの相手がAlexander  Volchkovだったのが今回は本来のパートナーのウヴァーロフでした。

ザハロワがボリショイでもっとも良く踊っているパートナーであり身長的にもバランスが取れる美男美女のカップルのこの2人はやはりぴったりですね。

2人が久しぶりに一緒に踊れたことに対する喜びは観客にも伝わり熱演でした。短いバレエの演目ですから全幕物と単純に比較は出来ませんがザハロワも自宅に帰って疲れも取れて海外公演の疲れが取れたのでしょう。最初はビゼー作曲の悲しい調べに合わせてゆっくりした動きでバランスを見せるバレエやリフトが中心でしたが息はぴったり。後半で4楽章のそれぞれのカップルが交代で踊ったり男女が交代で踊ったりする場面ではザハロワもウヴァーロフ共 周りの共演者よりはやり一歩上とスターの輝きを見せていました。

なおアレキサンドロバも当方知る限り今シーズン最初の舞台でした。多少体が重いかと最初見えましたが踊っているうちにそのような感じもなくなりました。最近何時もドタキャンだったせいか最初花束が貰えずにがっかりしているようでしたが。

第1楽章 Anastasiya Yatsenko, Karim Abrulin (前回と同様)

第2楽章 ザハロワ、ウヴァーロフ

第3楽章 マリヤ アレキサンドロバ、Yegor Khromushin (前回と同様)

第4楽章 Yekaterina Krysandova, ネポロージニィー

カテコ動画

 (カップル復活)

 (カップル復活2)

 (花束)

4  (動画の最初に映っているのは貴賓席に来ていたIOCサマランチ会長よりの花束)



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3 コメント

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さっそくども (管理人)
2006-12-03 19:37:11
茉莉亜さん、Nanaさん
早速コメントありがとうございました。
花束の件は別途UPしました。ご覧ください。
YOUTUBEじっくり見てみます。
5日、9日、10日、12日と4回のコーラスコンサート(アメリカ大使公邸での9日のミニコンサート入れると5回)の集中するところとなりますのでこのブログのUPやコメントへのお返事が遅くなるかとも思いますが御了承ください。モスクワ在住の皆様のお越しをお待ちしております。
尚 しつこいですが
5日、12日は7時半よりMoscow International ChoirのSt Andrews教会でのコンサート
9日8時半よりMoscow OratrioのImmachulate Conception(Polish Cathedral)でのコンサートです。(この前に3時からアメリカ大使公邸でのミニコンサート)
10日は5時頃よりMoscow Oratrioの空港の側のIKEAで演奏する予定。小さなお子様連れで教会のコンサートを落ち着いて聞くのは難しいといった方は是非お買い物ついでにこちらにお立ち寄りください。どのような場所で歌うのか判りませんが多分売り場の一角でしょうから音響的には余り期待出来ないのではと思います。ご了解ください。尚 こちらは入場無料です。
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祝*ブログ1周年! (Nana)
2006-12-03 14:04:14
お仕事早っ!

祝*ボリショイゴールデンコンビ復活!ですか。レアなレポ&素敵な写真、ありがとうございます。
管理人様のコメント通り、息ピッタリ。(カテコのアームスの振りまで一緒)ザハロワはもちろん、今日はウヴァーロフも笑顔がひときわ多いですね。

表紙写真カテコの花束について。
私からで何ですが、写真を見て。
ウヴァーロフの持ってる花束2つに手紙?が見えて、そのひとつ(左手の下にある方)に書いてある字が、「アンドレイ・I・ウヴァーロフ」のA(キリル文字)に見えて、後半のほうもY(キリル文字が書けなくてすいません)ではないかと推測して、たぶんウヴァーロフ宛の手紙だと考えたのですが。
以前usako様がお花について詳細書いてらっしゃいましたが、ファンがダンサーに渡すお花のことって気に
なりますよね。

さて、一部の方にお役立ち情報(?)
日本にいても見られるウヴァーロフ(とザハロワ他)画像。
すでにユーザー多い画像配信サービスのユーチューブですが、
youtube 画像 bolshoi balletで検索して出てきた中でウヴァーロフがらみで発見したものをば。

uvarovで出てくるもの(ドンキ、白鳥、ライモンダ、眠り、バヤデルカ)のほかに。
*「ステパネンコ」でオデット写真のもの→
ステパネンコ、ウヴァーロフ「白鳥」湖畔の場二人の出会いのシーン(私一押し!二人の演技が素晴らしい!)
*「ザハロバ」でライモンダの二人の愛のアダージョ
(これも一押し!二人の愛の視線のかわしあいがわずかにわかり、音楽が愛の高揚を煽る)
(ザハロワ、ウヴァ で「バヤデルカ」も、3幕の踊り、2つ位見たのですが、長い方はちょっと良かった)

あとは普通にいいのが「ザハロワ」でウヴァとの「黒鳥」。
まあまあなのが「グラチョーワ」との「バヤデルカ」3幕。(これはこの二人としては低い水準。無難ですが)
他「アレクサンドロワ」白鳥グランアダージョちょっとだけ。(普通に良い「白鳥」。この演目でウヴァを使うとプリマが良く見える。反則技みたい)

他、ウヴァーロフが初演した「カルメン」。ウヴァは出ませんが、確認した時点で3プリマ全部、画像あり。それぞれ2,3シーンあって、3人の踊りが偲ばれます。

ステパネンコ、クレフツォフ、じんわり情感合っていいですね。(彼女は昔のシャープさはもう期待できなさそう)アレクサンドロワは腰使って踊ってて面白い。コンテのりが少し入ってそう。
画像見た限りこの演目の本命はザハロワと見ました。振付はやはり変えられていて残念。赤い衣装の前半、初演時は100%の出来ではなかったはず。2回3回踊りこむうちにさらに良くなりそうな気配。後半の白黒衣装パート、ザハロワ、ペレトーキンのコンビネーション、凄く気に入りました。身体を密着させて踊るのだけど、ペレトーキンもまた、ザハロワをよく導いてくれそうな脚の運び。今後ペレトーキンの年齢がネックですが。
この3プリマを見ながら、ザハロワ、ウヴァがいつか踊ってくれるかもしれない「カルメン」に思いをはせるのも一興。(当方とりあえず原作読んで待ってます。)
他ボリショイプリマ画像では、「アラシュ」画像では男性がサポートして回転してるとき、途中から体勢崩れてプリマが転倒って気の毒なのがありました。(こんなの出さなくていいと思う私は日本人?)こういうのを見ると、やっぱり相手の男性は大事だな~と痛感。

以上、すでにご存知の方が多いかと思いますが。
もちろんザハロワ他のダンサー多種画像ありますが。
ついでにここのウヴァ画像は上記一押しを除き、私の見てきた生舞台より全然水準低いです。(と言い訳しておこう)

管理人様は御自身のコンサートもあるそうで喉を大切に。超素敵な会場での大成功をお祈りします。






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お礼 と ご質問 (茉莉亜)
2006-12-03 09:08:30
管理人様

今回も公演のレポートと動画をたくさんありがとうございます。日本にいてはザハロワさん、ウヴァーロフさんのこの演目は、観る事もかないませんから非常に嬉しく何度も拝見させて頂きました。

やはりザハロワさんにはひときわ大きな花束が入るのですね。

ところで一つご質問させていただきたいのですが、このページの画像でウヴァーロフさんが持っている花束2つは、ファンの方がウヴァーロフさんに贈った物でしょうか?それともザハロワさんにあまりにもたくさんお花が入ったのでウヴァーロフさんが持ってあげているのでしょうか?(素人っぽい質問でスミマセン)またお時間のある時にでもお教え頂けますと幸いです。

モスクワはもう寒いのでしょうか?どうぞお身体ご自愛下さいませ。
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