ボリショイ劇場 & シドニ-オペラハウス観劇記

元モスクワ、現在シドニ-赴任の元商社マンによるボリショイ劇場やシドニ-オペラハウスなどのバレエ、オペラ観劇記です

バヤデルカ-3-

2005年12月14日 | Weblog

ニキアが死んだ後 ソレルは夢の中でニキアと再会する。

この影の王国の精霊達のゆっくりとした踊り(アラベスク・パンシェと専門的には言うそうですが)は青白いライトの効果と相俟って大変幻想的で最高でした。

舞台の奥からゆっくり一列に並んでスロープを降りてくるのです。その後8人x4列の踊りです。

この精霊達のカーテンコールの風景の動画でその雰囲気がお感じ頂けると思います。

写真はニキヤ(Nadezhda Gracheva)とソレル(Andrey Uvarov)です。

最後はニキヤを裏切った罰でソレルは寺院に雷が落ちて絶命します。



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2 コメント

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素敵な写真ですね (Nana)
2006-03-07 20:03:45
わ~、なんて素敵な写真!デザイン関係の方?と思う程、綺麗なブログでびっくりです。



はじめまして!私は、バレエのファンでオペラは詳しくないですが、この日記のバレエ観劇記は楽しく拝見させていただきました。



特にこのGrachevaとUvarov、すごく素敵ですね。撮った方の腕もあるかもしれませんが。



このコンビは、昔東京のガラコンサートで「バヤデルカ」影の王国(3幕)部分をコールド付で踊ったのもをみています。当時は二人、20代で若くて美しく、今にして思えば、舞踊性表現性、全てを備えていたような。



当時Grachevaは名プリマ・ウラノワの弟子として研鑽を積んでおり、Uvarovは、彼女とコンビを組んでいて優れたパートナーシップを発揮していたせいもあると思います。



日本の観客には、あの頃の印象があるのですが、ここの日記の前の方の「白鳥の湖」でのGrachevaの写真を見ると、ちょっと容姿が・・なので。こっちだと綺麗にみえますね。



Grachevaは、私も2000年代にも日本で何度か見てるのですが、来日直後の公演日より時差疲れの取れた(?)少し後の方が綺麗に見える気がします。



相手のUvarovは、長身で、シプリナの相手としても頼もしいです。バレリーナを綺麗に見せるのがうまく、昔は叙情性にも優れていました。今は日本ではダイナミックなジャンプで有名。Grachevaとコンビ解消してからは、ステパネンコなどとも踊り、近年はマリインスキーから移籍したザハロワとよく踊ってます。

Grachevaに対しては、コンビ解消後は、表現的にやや淡々として見えるのが、欲を言えば寂しいけど、(ま、人間ですから相手への思いは色々あるのでしょう)

ニキヤに定評あったGracheva。年齢が高くなってきているという意味で、「最高のニキヤ」として、もし技術的に一抹の不安があるなら、技術的には、Uvarovが相手だったらたぶん一番よかったかもしれませんが、日本公演、相手もしかしたらGrachevaの日は、変わるかも(?)。



シプリナは、かわいいリラの精しか見たことがなく、以前からGrachevaとの「バヤデルカ」のコンビが良いと聞いていて、気の強いガムザッティをどのように好演したのか想像もつきません。



彼女は、日本公演、予定通り出てくれたらな、と思います。(元々、バレエ団来日公演は、ほぼ予定通りのキャストでいくかとは思いますが、不測の事態による変更もあるので)



美しかったのですか?!シプリナ。嬉しいですね。彼女はすきだけど、ボリショイの脇にはもっと美人が何人かいたように思うので。



岩田さんももちろん何度も見ています。昔はヤーニンのキャラクテールも好きでした。



ザハロワも何度か日本で見ています。美人だけど綺麗に見えるときとまあまあな時があるかな、と。(メイク気をつけてほしい)



自分はボリショイのトッププリマ達の中で、特に誰のファンとかはないのですが・・。



Grachovaの表現の深さを良いと思うときもあるけど、彼女を追ってしまうといつもそれをやってくれるわけじゃなくて、気まぐれな芸術家、と思って彼女の至芸を見られる時を気長に待ってます。でも注目される今度の5月東京公演ではいい踊りをしてくれるような気が。



ザハロワもきれいな所は好きです。白鳥は役の解釈や踊り、もっと深めてくれたらと思ってますが。調子良い時は脚上げの高さ、バランスは見がいがありますね。

日本で見たキトリは1年前よりは良くなっていて、元 名プリマ・セメニャカの指導を受けてるだけあると感心しましたが、好みが分かれるキトリかも。後、相手がこの演目はUvarovでないと、この良さは出ないかもでした。



ニキヤは今までなら、Grachevaが良かったと思うけど、今回はどうかわかりません。ダンサーは調子もあるし、舞台は一回性のものなので。



管理人様の見方が今一番旬のボリショイの見方かもしれませんので、ご自分の好みや感性もどうぞ大切になさって、またフレッシュなボリショイ公演の感想をお寄せください。楽しみにしています。



今度Grachevaは、モスクワで3月末「ラ・シルフィード」でD.マトビエンコと組むようなので、新しい、良い相手役がみつかるかどうかちょっと注目しています。



はじめてなのに長く書いてすいません。

こちらは梅の花が咲きました。バナナも凍る寒さのモスクワメール、有難く拝見してます。

まだかなり寒そうなのでご自愛ください。

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日本公演楽しみですね (管理人)
2006-03-08 06:26:44
Nanaさん

可也前のこの12月のブログまで読んでコメント頂き誠にありがとうございます。当方このブログに書いております様に日本ではバレエもオペラも滅多に見ていないド素人ですが海外駐在や出張時には色々見て楽しんではおりました。折角Moscowに駐在していますから皆様に出来るだけ生の情報を素人なりのコメントで今後共UPしますのでお楽しみに。

明日は今を時めくザハロア、そして明後日はGrachevaのラ・バヤデールを見て出来るだけ早くUPします。

今後度も是非コメントください。楽しみにしています。
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