昨日に引き続きボリショイ観劇仲間よりマリインスキーの客演に関するレポを貰いましたので是非当方ブログ ルビー、ダイヤモンドと比較してご覧下さい。流石見る目が違いますね。
5月4日「ジュエルズ」
エメラルド:クセーニヤ・オストレイコフスカヤ、ダーリヤ・パヴレンコ、アレクサンドル・セルゲーエフ
ルビー:ヴィクトリア・テリョーシキナ、アンドリアン・ファジェーエフ、エカチェリーナ・コンダウローワ
ダイアモンド:アリーナ・ソーモワ、イーゴリ・ゼレンスキー
「ルビー」
テリョーシキナはルビーが情熱の象徴である前に、透き通る宝石なのだということを思い出させてくれるルビーだったと思います。
テリョーシキナのルビーは情熱的な激しさや小悪魔的な可愛らしさではなく、ただただ硬質な美しさが伝わってきました。
彼女の多少高圧的に思えるほどの威厳はまぎれもないルビーだったと思います。コンダウローワもめりはりのきいた動作で、男性を従える魅力があったと思います。
ですが、個人的にはこの時は、コンダウローワよりもテリョーシキナのほうに目がいってしまいました。
(写真左 テリョーシキナ、右 コンダウローワ)
「ダイアモンド」
ソーモワのダイアモンドは輝き不足、といった感じが否めませんでした。
全体的に非常に美しく、手足の運び方も優雅で、彼女自身はちゃんと宝石ではあるには違いありませんがコールドたちと踊ってもなお目をひきつけられずにはいられない華は感じられないのが、残念です。
今までに「ボリショイ通の方」「モスクワの学生の方」のお二方が寄稿されていましたが、今回はこのお二人のうちのお一人ですか?別の方でしょうか?読んだ方が皆感じられると思いますが、芸術に感応する感性をお持ちのようで、オリジナルな言葉と発見が味わい深かったです。管理人様のと二つあると、違う角度から舞台が察せられて写真と合わせて愉しませていただいてます。記されたテリョーシキナのルビーは、年齢的なものの反映もあるのでしょうかね。(情熱よりも透明感、硬質が勝るなら。)恋愛、出産などで踊りが変わるか?このままなら、これが彼女の個性、になりますね。
コメント深謝。
ライターはモスクワの学生の方の方です。
でも今月一杯で母校のW大学に戻られるのは残念。
同じ舞台でも感性のある方のコメントは違いますよね。