Nさんよりの寄稿です。
連日のバヤデールですね。
うらやましい。モスクワ駐在時代にボリショイ劇場に
通っていたころを思い出しました。
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新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』
1月16日(日)
ニキヤ:川村真樹
ソロル:芳賀望
ガムザッティ:堀口純
大僧正:森田健太郎 マグダヴェヤ:八幡顕光
黄金の神像:福田圭吾 トロラグヴァ:貝川鐵夫
ラジャー(王侯):逸見智彦
舞姫たち:
湯川麻美子 楠本郁子 北原亜希 千歳美香子
今井奈穂 大湊由美 川口藍 小村美沙 若生愛(交替出演)
ジャンペの踊り:
井倉真未 米沢唯
伊東真央 細田千晶 今村美由起
川口藍 加藤朋子 益田裕子
つぼの踊り:寺田亜沙子
ブルーチュチュ:西川貴子 寺島まゆみ 丸尾孝子 本島美和
ピンクチュチュ:さいとう美帆 高橋有里 大和雅美 伊東真央
影の場
第1ヴァリエーション:長田佳世
第2ヴァリエーション:西山裕子
第3ヴァリエーション:米沢唯
川村さんのニキヤは優美で慎ましく、たおやかだった。
登場シーンから柔らかな雰囲気を漂わせて舞台全体を静謐な空気で包み、
とても引き込まれる踊りだった。
ガムザッティとの対決ではじっと我慢しながらも
内に秘めた情熱を感じさせた。
奉納の踊りでは切なさで溢れ、特に両手を合わせて天に向かって祈るポーズは
心にぐっと来るものがあった。
影の王国では白のチュチュがたいそう似合い、儚げな風情もあって良かった。
長いベールを持ちながらの回転もぴたっと決めていて見事であった。
清純な役の印象が強かった堀口さんのガムザッティも楽しみにしていたのが、
強い役柄もとても似合っていた。
衣装に負けないきらきらとした光を放っていて、憤りを滲ませる芝居も上手、
新境地を開拓していたと思う。
一見気立てのよい女性でニキヤに対して始めは優しく接するものの、
ソロルと引き換えに首飾りを受け取るよう迫るところでは怒りを露にし始め、
その感情の動きが手に取るように伝わってきた。
婚約披露宴でのパ・ド・ドゥやヴァリエーションでは伸びやかで晴れやかさがあり、
ガムザッティにも幸せになってほしいと願ってしまうほどであった。
影の場のヴァリエーションの3人は
安定感抜群で安心して観ることができた。
火曜日は再び小林さんとマトヴィエンコを、
土曜日は小野さんと福岡さんの全幕では初役同士のペアを鑑賞する。
2011/2012シーズンでは多くの主演舞台を任されている2人なだけあり、
どんな舞台になるか楽しみである。
今回の新国立劇場の「バヤデール」は複数の配役で観てみたかったのですが、都合で見に行くことができないでおりました。
こちらで異なる配役の詳細な公演レポートを読むことができて、大変嬉しく思います。
今後とも宜しくお願いいたします
コメントありがとうございました。
今年も宜しくお願いします。
これからも是非感想お寄せ頂ければありがたく。
はじめまして、Nです。
コメントいただきありがとうございます。
大変嬉しく、励みになりました。
新国立劇場バレエ団は特に好きなバレエ団で
毎回全キャスト鑑賞し、
感想をお送りさせていただいております。
また是非お立ち寄りいただけたら幸いです。
いつも寄稿ありがとうございます。
Nさんのおかげで福岡に居ながら
新国立劇場バレエ団の舞台を
見たような気になっています。
これからも是非寄稿宜しくお願いします。