カルメン ロパートキナ、
ホセ: イヴァン・コズロフ、
闘牛士: アルョム・シュピレフスキー
コレヒドール:リナート・アイフーリン
運命: ナタリア・ヴィスクベンコ
ホセのコズロフとルパートキナは5月22日のブノア賞ガラでも薔薇の死を演じたりしておりルパートキナの最近のお気に入りなのでしょう。 コズロフは1982年キエフ生まれで2000年キエフバレエアカデミー卒業後エイフマンバレエ入団という履歴。
さて肝心のルパートキナのカルメンですがクールビューティーで長身だが細いロパートキナには愛に生き男2人を振り回すという情熱の女カルメンとは一寸タイプが違うかなというのが率直な印象です。
ルパートキナ本人が是非やりたかった演目ということでしたし美人で技術もある彼女なので決して踊りをミスしたわけでもありませんしそれなりに男を誘惑する演技はしていたしルパートキナファンとしては最高ということになるんでしょうが如何しても他のボリショイのダンサーで見たカルメンと比較してしまうのでこれはこれでロパートキナのカルメンということではあるのでしょうがアレキサンドロワの肉感的、ステパネンコの姉御、ザハロワの可愛いカルメンというと比較するとクールなカルメンなのでしょうがあの知性的な顔も邪魔しているのかも知れません。
本来は大スターの初演ですから最初からブラボーで拍手の嵐になると思っていたのですがカテコの際は別でしたが途中の拍手が一寸少ない感じでした。勿論海外団体が多数いたこともあるでしょうがボリショイの固定客はあのプリセツカヤの演技を覚えていてそれと比較しているんでしょうからその点評価が厳しい所はあるのでしょうが。
でも間違いなくLopatkinaはこの役を楽しんで踊っていました。この役は足で表現するという役との解説を見たことがあるぐらい足が強調される役なのですが何と最初から左足のお尻部分からパンストが伝線し最後には左足ふくらはぎ部分まで可也幅の広い伝線が一寸黒めのパンストに広がって行きそれが大変気になってしまいました。他の観客もそのようなコメントありましたが彼女も当然踊っていて気になったのでしょうが舞台の途中でトウシューズを脱いでパンスト履き換える暇はなかったでしょうしとんだハプニングでした。
コズロフは長身でテクニックもあり良かったと思います。ロパトキナが選ぶだけのことはありますね。
闘牛士のアルチョームは拍手喝采は受けたのですがファンでしょう。正直何時もの闘牛士役Timofey Lavrenukの切れの良いタメのある演技と比べると一寸というものでした。
今日のところはカテコ写真のみで動画は暫しお待ちの程。
カテコ写真.
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お忙しい中、公演レポートやカテコ動画のUPありがとうございました。
誰がどう考えても「ロパトキナのカルメン」というのは似合わないですね。
お昼と夜と観ていらしゃったらアレキサンドロワの圧勝だったと思います。
ロパトキナさんもいろいろな作品にチャレンジされたいのでしょうが、「薔薇の死」をプレゼントされたからといって、プリセツカヤさんとご自分は全く対照的なバレリーナなのだ、ということをもっと理解すべきだと思います。
そういったことを自分にアドバイスしてくれる人を周りに置くべきでしょう。
カテコ動画やっとUPしました。