オオモノサシトンボがいたところでは、ハスの花の上をチョウトンボがたくさん飛んでいた。
とても元気が良く、何頭かでバトルをしているし、とまってもすぐに飛び去ってしまうほどだった。
遠いので、150mmズームで撮影してこのくらいにしか撮れない。
近くにとまったので、近づいて撮ろうとちょっと動くとさっと逃げられてしまう。
しばらくすると、おとなしいのを見つけた。
これは、全く動かない。
死んでいるのかと思ったがそうではないみたいだ。
トンボの師匠のTさんによると、眠っているのではないかとのこと。
青から紫に変化しているあたりをマクロレンズで撮影して、さらにトリミングしてみた。
微妙に、色が変わったり、凹凸がある。
トンボの翅は、究極の羽根のようで、風力発電のプロペラなどで応用できないか研究されているようである。
微妙な凹凸は飛ぶときに空気の小さな渦を作り、トンボの翅に空気が粘性によりまとわりつくのを防いでいるとか。
また、以前トンボの観察会で聞いた話だが、(簡単なメモをとったのですが、間違っていたらご指摘ください) 縁紋は翅の根元の揺れと先端の揺れを調整する重しであるとか。
結節というところは、羽先のブレと根元のブレを調整しているとか。
トンボの飛び方、それにトンボの翅はいつもすごいなと感心しています。
まあ何億年前からトンボの仲間はいたそうですから、気の遠くなるような年月で作り上げたのでしょう。
虫の面白さを見つけながら撮影したいと思っています。