昨日は南風で気温が急に上がったが、今日は雨も強く風も強く春の嵐である。
毎度ケヤキで越冬する小さな虫ばかりで恐縮ですが(冬はこれが簡単なので!!)、一昨日近所で見つけたものです。
4mmくらいの小さなタマムシで、チビタマムシの仲間ですが、うっすらと波型の模様があります。
調べてみると、ナミガタチビタマムシとヤノナミガタチビタマムシというのがいて、大変似ているということです。
今まで、この形は、みんなナミガタチビタマムシかと思っていた。
色や形で区別できるようだが、よくわからない。
ヤノナミガタチビタマムシはケヤキの害虫で、7月の早期落葉で丸坊主にすることもあるらしい。
森林総合研究所のページで、「近縁種としてナミガタチビタマムシTrachys griseofasciata E. Saundersがいるが食樹がムクノキ、エノキでケヤキで見られることもあるが、非常に希なので、ケヤキで見られるチビタマムシはヤノナミガタチビタマムシと思って大丈夫である。」というのを見つけた。
まあ、エノキも近くにあったので、越冬だけケヤキの樹皮下に来たということも考えられるが、どちらなのだろう。
もっとたくさん撮影して、形状や色を調べればわかりそうだ。
ところで、最初の写真は久しぶりに、OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ M.ZUIKO DIGITAL ED60mm F2.8 Macroでフォーカスブラケット撮影したものをCombineZPで15枚深度合成してみた。
そしてトリミングしてあります。
また、めったに使用しない三脚使用で自然光です。
ちなみに、フォーカスブラケット撮影の最初の一枚は、眼の付近にピントを合わせたので、こんな感じです。
顔の部分だけしかピントが合っていないし、網目状のクモの巣のようなものはぼけている。
ただし、これはこれで生態写真としてはおかしくない。
標本写真のように撮ろうとしたら、全体がきちんとピントが合っていたら良いと思うが、どういう写真を撮りたいかの使い分けだろう。
いずれにしても、深度合成が簡単にできるようになったのは、写真を楽しむという意味では大変ありがたい。
キタドウイロチビタマムシと言いうのが、ハルニレの葉を食べるらしいですよ。