「海外には、こんな奇妙な形の虫がいるのか?」と、驚くことがあるが、今日の虫はとても奇妙な形だが、この辺りにいる虫である。
名前はルイスホソカタムシ。
Tさんのブログに載ったのを観て、「なにこれ、見てみたい!」と思っていたら、Tさんから「またマンションの壁にいたから確保したけれど撮影しますか?」と連絡が来た。
喜んでと返事をして撮影させてもらった。
10mm程だが、最初見た時は、まるで細い棒。
肢をたたんで、固まっている。
拡大しているので虫に見えるが、肉眼では全く虫とは思えない。
横から見てもまがった棒である
触角が上から見たのと横から見たのではずいぶん違う。
上半身を拡大するとこんな形で、やはり角度によって触角の見えが違う。
このルイスホソカタムシは以前は少なかったが、ナラ枯れが拡大したことで見られるようになったようだ。
というのも、ナラ菌を運ぶカシノナガキクイムシが大量に増えてナラ枯れが問題になったが、そのカシノナガキクイムシを食べるのがルイスホソカタムシである。
つまり天敵なのだ。
餌が増えてこの虫も増えたようだ。
カシノナガキクイムシが幹に穴をあけて中に入り込むが、ルイスホソカタムシはその穴に入り込むために、体の幅がこんな細い。
ナラ枯れは落ち着いてきたというが、今年はどうなのだろうか?
2年前にナラ枯れとカシノナガキクイムシの記事を載せましたが、興味ある方はこちらをご覧ください。 → クリック
いいですよね。
この虫。
ナラ枯れの拡大により勢力も拡大しているようですよね。
見てみたいですね!
まだまだ、変わった見たことない虫が出て来ますね。
今年はあとどんなのが見られるのかと、楽しみです。