東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

御用学者の忠誠心には一点の曇りもない

2017-06-27 19:16:04 | 加計問題

加計学園の無識者会議メンバーが記者会見をした。私の記憶するところでは二回目である。竹中平蔵という御用学者は「審議の過程には一点の曇りがない」と前回とおなじ表現をした。よほど語彙が乏しい男と見える。

 国民が求めているのは「一点の曇りもない」ことを納得させてもらうことだよ。

君が言うことではない。竹中君、「一点の曇りもない」かどうかは国民が判断することである。君たちの責務は国民が「一点の曇りもない」と判断出来る材料を提供することである。

 そこを説明したのかね。マスコミが報道を端折ったのか、そこは一つも伝わってこない。とすれば竹中平蔵たちのプレゼンテーションは技術的にも落第である。もしマスコミが報道しないなら、そして報道する価値があったなら、マスコミの怠慢である。マスコミは君たちの議論に報道すべき内容がなかったと判断したのだろう。

 竹中らの主張を聞くとバブル華やかなりしころの地上げ屋の理屈を思い出す。駅前の大規模再開発は絶対必要だから強引にヤクザを使っての地上げも正当化されるという態度と同じだ。

 彼らの理屈は詭弁と遁辞の満載である。もっともこれはマスコミの報道の仕方にも関係するのかな。ああいう記者会見をするのだから審議過程を国民の前につまびらかにする絶好の機会だったのにね。それとも審議会の議事録を読めというのかな。国民はそんなものを読む暇はないが、マスコミは読めるなら読んで要約し、批判すべきだろう。

 

 

 


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