東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

日米首脳会談余録

2014-04-27 12:29:07 | 国際・政治
韓国での記者会見で、このくらい答えて欲しかったというサンプルをいくつかあげよう。

* エッ? 本当? 証拠があるの?

* もしあなた方の話が本当ならショックを受けるね。

* あなたがたのおぞましい想像力に感心する。




日米首脳会談雑感2

2014-04-27 09:56:31 | 国際・政治
オバマが韓国の記者会見で『従軍慰安婦』についてとんでも発言をした。国賓としてもてなされたばかりの国にたいして無考えにあああいう発言をする彼の人格が疑われる。

彼は文章もしゃべるのも下手だから添削してあげようと思うが、それは次回にすることにして、ちょっとクロノロジー。

麻生副首相が「オバマにはアメリカをまとめる力がない」と言った。オバマ離日の1時間前の発言らしい。麻生氏はあとで「まだ日本にいたのか、発言を1時間早くしすぎたかな」と言ったらしい。

この発言、すぐに放映されたかどうかしらないが、記者会見には外国メディアもいたかも知れない。どうなんだろう、この発言すぐにオバマに注進されたかな。離日前は無理としても機中とか韓国到着後に、日本の反応をフォローしていたアメリカ側によって大統領にもたらされた可能性大である。

それに、向っ腹をたてたのかな。

記者会見なら半島の記者から誘導質問が出ることが分かっていただろうに。



日米首脳会談雑感1

2014-04-27 09:07:47 | 国際・政治
尖閣が日米安保第五条適用範囲という発言を引き出したのが、実効性があるかどうか、については前に疑問を呈しておいた。しかし、それなりの重みはある。アメリカはこのリップサービスで日本がTPPで譲歩するとでも期待したのだろうか。

この発言は日本側から工作したという可能性もある。マスコミ情報しかないから、推測だが、安倍さんはマスコミが酷評するほどヤワではないと思っている。ヤワと見せかけておくのは手でもある。

こういうアプローチもある。採用したかどうかはしらない。日中が尖閣周辺でこれほど緊迫しているのに、どこまでが本気か分からない、政府低官たちのこれまでの発言では安心出来ない。今回大統領がはっきり言ってくれ。もし出来ないなら日本は地政学的な見地から独自の諸施策を段階的に導入して行く。

一つはロシアとの安全保障協力を進める。ウクライナ問題でG7に日本は同調しているが、現在停滞しているロシアとの接触を積極的にせざるを得ない。

また、渤海地域(北朝鮮)との関係も促進していかなければならなくなる。といって脅かしたかな。今回の訪問にはライスも同行していたが、TPPの話題にまぎれて、彼女の行動は一切報道されなかったようである。




その通り

2014-04-23 17:49:39 | 国際・政治
「教育カウンセラーの独り言」で23日読売のオバマ独占インタビューを批判していたがまとを得ている。

このインタビューを画期的という見出して報じているようだ(少なくともインターネットのポータルサイトでは)。

うっかりすると勘違いするが、適切な指摘だ。従来アメリカ政府の高官低官が恩着せがましく呟いてきたことを一歩も出ていない。

施政権があるから、というが、戦闘がおこって施政権が奪われたら、アメリカはどういうかな。今は施政権はチャイナに移った、とすっとぼけるだろう。同盟国でありながら、日本の領土と日本が言っているのにそれを裏書きしないのは、意味のない発言と観るべきだろう。

これは「やらせ」でおそらく、アメリカの諜報だろう。読売はイニシャテイヴを取ったつもりにさせられて、うまく利用されている。馬鹿な新聞だ。

第一、共同で戦うとはいっていない。「施政権は現在日本にある」という生温いお世辞発言だけでアメリカ議会が参戦を承認するとは絶対に考えられない。

安倍さんは利口だからよろこんではいないだろうが、TPPその他で身ぐるみはがれないように気をつけることだ。ま、明日の共同声明で分かることだが。




新潮45という月刊誌がある。

2014-04-23 07:57:39 | 国際・政治
水っぽい記事が多いのであまり読まないのだが、今月号の表紙がすざましい。「「モンスター・サイエンテイスト」小保方晴子の造られ方」那須優子。ほか、(他と言っちゃ失礼だが)、理研複合汚染なんとかかんとか、という記事が表紙に踊る。

インターネットで馬鹿に褒めていたのがあって、桜かもしれないが、書店で目に入ったので買った。千円札一枚であんまりお釣りがこない。雑誌って高いね。

おぼちゃんってモンスターなの。かわいそうだよ。せいぜい言って魔女だよ。彼女が「*がありまーす」と言ったときの表情は自分を信じきった顔だった。捏造、データ加工についても自己のインノセントを信じきっている表情だった。こういうのは天才詐欺師に多い。おじさん、気をつけなさいよ。

研究室の密室では突如変身して、ものすごい顔をして捏造、すり替えをやっていたんだろうな。モンスターというより、ミス・ジキル博士だよ。あきらかにサイコだ。人格障害があるのだろう。サイコや魔女ならいいけどモンスターはあんまりだよ。

新潮の記事は短く抽象的で誰がこういった、ああ言ったというスタイルで二本の論文とも迫力はない。とくに「複合汚染云々」記事は専門的な説明で本人が理解しているとは思われない箇所が有る。

一つ分かったのは、両記事に共通しているのは、早稲田の理工学部は呆れるほどひどいというところだ。ま、そうなんだろうな、昔は早稲田の理工というと、工業高校に毛の生えたくらいの印象しかなかったが、最近は羽振りがいい。妙におもっていたが、この内情リポートが本当なら納得ベースだ。

マッキンゼーの前日本代表の大前研一氏も早稲田の理工と聞いて妙に思ったことを思い出した。この間のフジテレビの人間環境大学の副学長といい、文系もおかしいのが多いらしい。






「両属」家畜たる民主、社民

2014-04-22 09:13:09 | 国際・政治
毎日新聞によると民主社民の議員が米国大使館に陳情書を出した。集団的自衛権は憲法違反だと訴えたという。

こんなことを外国の首脳に(首脳でもない、一大使館に)大国の政党が訴えるとは破廉恥きわまりない。

パククネの女の告げ口外交と軌を一にする。民主、社民が家畜政党たる所以である。この家畜、時に応じて家庭の苦情を誰にでも訴える。時にはチャイナに訴え、アメリカに訴える。両国が喧嘩をしている時にでも。ようするに家畜のご主人はチャンさんでもヤンキーでも見境がない。

つまり、誰にでも体を売る売春婦と同じである。もっともこの種の行動をとる地域は世界に無いことはない。外交上これを「両属国家」という。たとえば、自分の国を守る力も無く、通商でしか生きて行けない。大国の狭間にある弱小国家である。こういう所はいずれどちらかの大国に処理されてしまう。うまく長い間立ち回れるものではない。

国際通信が発達していないときは、A国の使節が来ている時にはあたかもその国の臣下であるように振る舞う。A国の使節が去り、B国の代表が来るとB国の臣下のように振る舞う。

社民はチャイナや北朝鮮のお友達政党であることを誇らしく宣伝している。民主党は(小沢や社会党の残党は)チャイナの友達であることを誇りに思っている。

日本の政党であり、日本人のための政党であるなら、両国の間にトラブルが生じた時にお友達チャンネルを活用して相手国と交渉し、諭すのがお友達だろうが。尖閣問題で民主(の相当部分)、社民はチャイナとお友達甲斐に説得したかね。周旋をしたかね。黙っているだけだ。

もし、社民や民主(野田さんを除く)が尖閣ではチャイナのいうことが正しいと思っているなら、国民の支持を失うことを怖れず、日本国民を説得すべきだろう。彼らはなぜ態度を明らかにしないのか。両属家畜であると同時に倫理観のない不徳義漢(婢)の集まりだからである。

北朝鮮の拉致問題。これは1980年代から被害者家族は訴えていた。北朝鮮にパイプがある社会党にも解決を依頼したらしいが、当時の社会党のおんな党首はどうしたか。拉致問題の解決に求められる適切、慎重な配慮を払うこと無く、この被害者の動きを北朝鮮に通報したと言われている。

この社会党の通報により北朝鮮はガードを固め、隠蔽をはかった。これが何十年にもわたって問題が一向に解決しない原因である。社会党が北朝鮮のお友達であるなら、自民党が持っていない貴重なお友達チャンネルをもっているのだから、それを活用して最大限の努力をすべきだったろう。いまでも彼らは拉致問題解決に積極的ではない。





コピペが認められる場合

2014-04-20 13:52:48 | 国際・政治
以下は常識的なはなしです。最近は常識も通用しないらしいし、話し方を知らない学者がテレビのコメンテータにもいるから書いてみましたが、まともな人には当たり前のことで退屈な話となりましょう。

卒業論文、学位論文、(世界的発見などと銘打っている)学術論文の場合夫々考え方を変えないといけません。人文系と自然科学系でも基準は違う。実験データとかフィールド・リサーチを含む論文と文献研究では又違う。これらを見境も無く一緒にして論じると噴飯ものとなる。

コピペという言葉の定義も人々が勝手にしているようです。copy and paste して引用出典を明示する場合は自然科学、人文科学すべてに認められるでしょう。こういう作業なしで初学者(卒論、学位論文の大部分)の論文は成り立たないでしょう。本来これはコピペとは言わない。

引用参照文献が多いことはそれだけ初学者が勉強しているという機械的インデックスになるわけで、怠惰な教授はそれだけを判断基準にしています。

本当はその引用参照がその箇所で適切かどうかで判断するんですけどね。今朝のフジテレビの人間環境大学とかいうところの副学長は哲学が専攻らしいが、哲学論文で卒論、学位論文段階でcreativityを要求するのは無理でしょう。そんな論文を書ける人は一世紀で数人じゃないですか、世界中で。つまり参照、引用が多くなって当然ということです。

いけないのは、出典を書かずに自分の意見、発見のように書くことです。さて小保方さんの場合ですが、まず卒論、引用した箇所に引用である旨明示がないそうで、これは完全にアウトです。

また、Natureの論文、これは世界の最先端を行く研究、新発見と銘打っているのですから、データの捏造、切り貼りなどは絶対に不可です。

コピペというセンスのない言葉が一人歩きしているようなので危なっかしいな、と思った次第です。

& 考えてみれば無断引用と参照の違いが分からないんだな。コピペなんて品のない言葉を使うからいけないのだろう。

無断引用という昔からの立派な言葉があるんだから、それを使いなさいよ。








おぼちゃんがSTAP人間そのもの

2014-04-20 09:19:54 | 国際・政治
おぼちゃんを擁護する人間もいろいろである。「おぼちゃん」という刺激が目や耳から飛び込んでくると様々な刺激を与え、もともと、その気のある人間を初期化してさまざまな癌的細胞を発生せしめ神経、精神を暴走せしめる。

小保方氏擁護論にも納得出来る、立派なものもある。ちゃんとした理由で擁護する留保条件とかをはっきりと示している場合もある。ここではそれらの人に言及しない。

今朝のフジテレビ暴動もとえ報道2001だったかな、妙な細胞が出ていたいな。人間環境大学の副学長だというのだ。名前からしてすざましい。国立大学かなと思った。隣に山本一太議員が座っていた。

この人、小保方刺激で発症したのかどうか。ところで知らない大学なので調べてみたら愛知県の私立大学らしい。大学院まである。設立は数年前らしい。前身は私立の専門学校か短大だったらしい。文教族の山本一太議員、文部省の認可経緯を調べた方がいい。

フジテレビもよくこうした人物を捜してきたものだ。刺激惹起型多能化細胞の一例だろう。おぼちゃんタイプは西洋中世のことばでいえば、Witchという。現代の言葉でいえば刺激惹起性多能化人間という。おぼちゃんこそが研究の対象ではないのか。




政・学問題の一現象としての小保方晴子

2014-04-19 08:49:47 | 国際・政治
順番が違うって。鋭いですね。そう、入れ替えてみました。政学、学政、同じことですが気分を変えてみました。

最近の研究は収益につながる可能性もあるかわりに研究費用が膨大になる。これをまかなうのは政治(税金)か大企業ということになります。理研の場合は税金つまり政界ということになります。

政治家が馬主、野依理事長が調教師、笹井さんが調教助手兼厩務員、小保方さんが騎手ということになりますか。それとも馬かな。

馬主としてははやく自分の馬が勝って欲しい。調教師はそうすればもっと馬を預託してもらえるかも知れない、と考えます。

大体、馬主というのは競馬を知らないことが多く、無茶をいう。その無茶を捌くのが調教師ですが、なかには馬主にどなられてあたふたするのがいる。

今回の現政権と野依理研の関係はどうも後者らしい。このことは前に書きました。理研としては特定なんとか法人に一号指定されたい。安倍政権としては技術立国を柱にしているから分かりやすい旗を立てて支持を高めたい。その間になにも分からないくせに、やたらにこわもてぶる政務官、政務次官、文教族議員がしゃしゃり出る。野依さんがあたふたする。

ま、こんなところだったと推測します。本来ならもっと理研に厳しくあたるべき政治家がほとんど小保方さんに同情的なコメントを出している。そんなところも変です。

もっとも、小保方氏の性格が理研を慌てさせた理由と考えることも出来ます。彼女はああいう性格ですから、いつまで情報を秘匿出来るかどうか分からないと理研が不安に思っても不思議ではありません。

いつペラペラと外部やバカンテイ教授あたりにしゃべるかも知れない。実験ノートの管理もあのとおり杜撰だったので、いつ情報が流出してもおかしくない。彼女に巧妙に近づく人間もいるかもしれない。それなら、先手を打って発表しておこうという考えもあったのかもしれません。

特にNatureに論文が掲載された後には筆頭著者の小保方さんに外部から質問が殺到するでしょうから、彼女が舞い上がってなにを発言するか予測出来ない。理研にとっては、恐怖だったでしょう。雑誌掲載の直後に記者会見を開いたことを考えると、この説はかなり有力でしょう。






学・政共同体の問題

2014-04-19 07:49:15 | 国際・政治
小保方現象はすぐれて政治的問題でもあるわけで、お許しを得てこの場で書き継いできた訳であります。

収益面で莫大な金が動くので「特許」という問題がある。とくに再生医療につながる研究では、という「いいわけ」で小保方晴子さんも具体的なこつを明かすのを拒否しているわけです。また、同様の理屈で「データ」はあるようなことをほのめかしながら、提出を拒否しているわけであります。

この言い分、笹井さんほか理研のマネジメントも同様の言い分でしょうが、この言い分は自家撞着している。研究の情報秘匿戦略というのはすぐれて最高レベルでの決断を必要とします。おおきく成果を刈り取るなら最後まで秘匿するように綿密な配慮をするものです。田舎芝居のような記者会見で、ひなびた温泉街でのストリップ興行みたいに芸も無く真っ裸になることは厳禁のはずです。

特許のことを言い訳にするなら大々的に「やらせ丸見え」の記者会見をしてはいけません。記者発表をするなら「特許を保護しつつ、世間を納得させるデータ、情報を選別してから」記者会見をすべきです。

以上主として研究開発の収益面からの問題点を特許問題を中心として述べました。次回は費用面(莫大な)から小保方問題を分析します。ここで学・政共同体の問題が出てくる訳です。