韓国SBS(テレビ、新聞?)の報道を翻訳したものをブログでを見つけた。
http://d.hatena.ne.jp/boutarou/20060918/
初めて訪問したブログなので詳細は分からないが、米国公聴会の記事を韓国語から日本語に翻訳したものらしい。9月15日すなわちNHKなど日本が報道したのと同じ日に記事である。構成は次のようになっている。
&& 構成
1・NHKなどの記事の紹介、やはり日本で報道されたか、どう報道されたかが一番気になるようだ。それが仕掛けた韓国筋黒幕の目的だったのだから当然だ。
2・次にワシントンから金ソンジュン特派員のアンカー報告、15日
3.ついで公聴会での各発言者の発言内容、
3-1 ハイド委員長、おそらく全文の逐語訳(英語>韓国語>日本語)約10分間(時間まで入っている。というのは公聴会は現地時間2時半に始まり、次のラントス議員の発言が41分07秒に始まったことが書いてある。韓国記者は周到な準備をして公聴会の記録を取ったに違いない。
3-2民主党ラントス議員
彼の発言時間は記録していないが「2時50分29秒あたりの発言」という注が入ったところがあるから2時50分過ぎまで続いたのであろう。つまりハイド委員長の10分間かそれ以上の発言であった。しかし、発言は極端にはっしょっている。あきらかにハイド委員長が冒頭にレクチャーされた靖国批判発言をすることを事前に記者は知っていたことを意味する。その発言内容こそが仕掛け人にとっては日本人に対する痛棒になるはずであった。
3-3 ジェイムス・リーチ氏の発言
この人物は議員か。証人名簿にはなし。
3-4 次に知日派のグリーン証人の発言、これはかなり原文を伝えているようだ。しかし、日韓関係のところは省略している。韓国にとって都合の悪く痛いところを突いた発言があったのだろう。
3-5 ミンディ・コルター証人
韓国記者は冒頭次のようなコメントを付け足している。
「中国側(?)証人のようで両者平等に扱おうという姿勢が顕著。逆にいえば、そういう証人ですら同盟国日本よりも中国を優先しようという話にならないのが議会の雰囲気を表している」とちょっとあてが外れて不満の様子。したがって発言紹介も極端にはっしょってあり、意味不明。
4・委員会の事前の開催案内に名前のあったユキ・タツミ氏の発言は陰も形もない。韓国メディアなら当然か。うっかり載せたりすると、読者から焼き討ちに合いかねない民族性があるからね。
4・日本の各紙面の紹介、毎日、時事、NHK、朝日。韓国記者は韓国SBSの方がましだと云っている。日本各紙の扱いが簡単すぎるとがっかりしているのだ。
&& 若干の観察
1・まずNHKの報道内容を最初に持ってくる。これからも韓国側が働きかけてNHKに取材報道させたことは明瞭である。こういう不自然なことはこれまでにも時々国内でもあった。朝鮮人の事大主義からNHKという「国営」放送を使えば日本人は恐れ入るという発想であろう。
2.久しぶりに50年前の海外旅行を思い出して時差を計算してみた。公聴会は14日午前10時半に始まった。日本時間で午前1時頃である。私がNHKのニュースを見たのは午前五時台である。もっと前の深夜ニュースで報道していたかどうかは分からない。いずれにせよ、公聴会は2時間12分13秒続いたらしい。韓国のタイムキーパーによる。5時のニュースまで3時間弱しかない。神業のような早業だ。特にハイド議員とラントス議員の発言録画をピンポイントで編集している。まるで事前に段取りの決まっているドラマ収録のようだ。
3.詳細な発言内容の全文をかなり早い時期に入手していなければ15日にこれだけ詳細な紹介は不可能である。一部の人たちからは公聴会前に草稿の段階で受け取っていた可能性がある。草稿作成にまで加担していたりして。
&& 最後に
前にも書いたがこれは月刊誌マターである。花田君のWILLあたり、頼みますよ。正式の議事録を手に入れて来月か再来月あたりで取り上げて欲しい。諸君や、正論でもいい。文芸春秋は富田メモの扱いでも明瞭だが、ヨイヨイのOB一家に支配されているから駄目だ。