アトリエから・・イメージの世界で鉄と遊ぶ/上野玄起鉄の造形スタジオ

八ヶ岳南麓、森の中、川のほとり、陽だまりの中にある小さなアトリエ。八ヶ岳の暮らしとそこから生まれた作品たちを紹介します。

キャンバスは雪(子供とアート)

2011年02月24日 | 子供とアート
このブログでは今までアトリエで制作した作品を紹介して来ましたけれど少し幅を広げてアトリエで取り組んでいるアート活動も紹介して行きたいと思います。
アトリエでは子供に自由に絵を描くスペースを提供しています。

今回は一人の子供が思いついて絵の具を手に塗って雪をキャンパスに手形を付けたり色の雪団子を作ったりしました。
それを見た他の子たちも加わりみんなで雪に手形を付けて楽しみました。

残された手形のついた雪を見て、アルゼンチンのクエバ・デ・ラス・マノスの洞窟に残された手形の壁画がイメージの中で結びつきました。
ひょっとすると手の跡を残すという行為は何か人間にとって特別なものなのかも知れませんね。
自分の存在を確認できる手形付けは、原始人も子供も共通の簡単で楽しい表現なのでしょう。

冷たかったり、固かったり、でこぼこしたり、キャンバスを手のひらで直接感じることが出来るのも大切で、今回も子供たちはきっと手が冷たかったと思いますがその感触も合わせて記憶の中に残るのですね。
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