♪音の広場♪ サウンドジムあしかがはアマチュアプレイヤーのプラットホームです。

各楽器のスクール、貸スタジオ、コンサートホールの運営を通して、音楽を楽しむ方のための交流スペースとなってます。

ネック痩せ・・ 多発です。

2021年01月18日 22時05分22秒 | オーナーのひとりごと

冬場は、大気の乾燥が著しいです。
私も、朝起きると喉がガラガラになってます。

ネック木部の湿度もグッと下がって乾燥がすすんでます。
よって、ネック木部が縮んで、鉄部のフレットが残ってしまい、
結果、フレットの端が飛び出してしまう現象がみられます。

これが「ネック痩せ」といわれるものです。

著しいと、プレイしていて、グリッサンドやスライド時に
突出したフレット端部で指にケガをしてしまうこともあります。

もちろん急に痩せるわけではないのですが、
久しぶりにギターを弾くときなどは注意してください。
ギターが乾燥でこのような状態になっていることがあります。

夏場になれば元に戻るとも考えられますが、
使っているギターはこの1本・・ ならば、
突出したフレットを削ってあげることが必要です。

サウンドジムにも今期に入って4本メンテナンスさせていただきました。
なんか・・ 今年は多いようです。

雪も嫌ですが、少しは湿気が欲しいところです。
喉も楽になりますし。

当ジムでは、除菌水を噴霧していますが、
実は、ギター保湿のための役割もあるのです。

適した湿度は40~50%と言われています。
高温多湿のある日本の気候では、一般家庭において
一定の湿度を保つのは難しいでしょう。

もともと、ギター材はシーズニングといって、その土地の気候になじませるため
材を寝かせる期間を置くことが多いですが、これが十分でない場合もありますし、
仮にシーズニングされていても、日本の四季はアップダウンが強烈ですから
木が順応しきれないのも事実です。

もっとも、すべてのギターがそのようになってしまっているわけでは
ないのですが、1フレットからボディー方向へ
ネックを握って滑らせてみて、「チクッ!!」としたり、
「ゴツゴツ」とフレットのエッジが当たるなら要注意です。
このほか、ネックの反りなども湿度との関係が深いです。

弾いていて「違和感」がある場合は、ぜひ、
サウンドジムまでお問合せください。

もちろん無料で診断いたします。



コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 生徒さんへのアドバイスから・・ | トップ | サーモグラフィックカメラ設... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

オーナーのひとりごと」カテゴリの最新記事