Jリーグ DIVISION 2 第50節 横浜FC 対 徳島ヴォルティス

昨日は同じ会社に入社するという大学の後輩と飲みに馬場へ行っていたので更新が遅くなりました。



サッカー好きではない地元の友達を連れての観戦。


三ツ沢競技場は横浜駅から徒歩だと２０分ちょいくらい（？）で丘の上にあります。


そんな三ツ沢に向かう坂の途中こんな横断幕が。






昇格が目前の現在の横浜FCの状況と三ツ沢に向かう坂をかけたんだと思います。

１０枚位を立て続けに撮って合成したら輪郭がカクカクになった。

デジカメにはパノラマ合成機能も付いてたりします。


三ツ沢では初めてゴール裏で見ました。





学生時代は金がなくてほとんどゴール裏で観てました。基本的にKAZUの出てる京都と神戸の試合だったので一度神戸に行ったとき意外は全てアウェイ側。

社会人になってからはほとんどがメインかバックでした。
よってホームのゴール裏は神戸ウイングに続き2度目かな？



こんな青い紙が配られてスタンドを真っ青にしたり、矢印を作るマスゲームをやったり。

それ以外でもゴール裏は楽しかった。試合の見易さではメインやバックのほうが観やすいがこの独特の雰囲気はここでしか味わえない。


例えるならメインスタンドは、ホールでの座ってみるライブ。
ゴール裏はアリーナでオールスタンディングのライブと言ったところでしょうか。





KAZUは２戦連続先発。これでここ8試合で７戦先発だね。先発試合でのチーム成績を考えれば当然。

久々の先発だった仙台戦での感想の通りに「先発定着」してくれたので本当にうれしい。





試合開始前には9年前のW杯最終予選のウズベキスタン戦の前のように、KAZUと城がボールに手を当てて祈っていた。




相手の徳島は最下位とは思えないくらいいいサッカーしていて攻め込まれる場面が多かった。
それでも菅野、小村、早川を中心とした守備陣は安定感抜群で決定的な場面はほとんど与えなかった。








後半にはKAZUがDF2人をドリブルでかわして左サイドを突破、城に決定的なクロス。

押し込むだけで1点の場面だったが城は外した。


こんなところでも9年前のウズベキスタン戦を思い出してしまった。


間近でみたKAZUの突破からのクロスは迫力があった。それだけに決めて欲しかった。

試合後はKAZUは「俺のクロスが悪かった」と言っていたが・・・




その後アレモン投入でゴールをこじ開けるもオフサイドフラッグが・・・


倒されてもPKなし。


結局引き分け。ここまできて最下位相手にホームで引き分けは絶望的な状況ではあるが柏がアウェイで山形に破れ、神戸もアウェイで草津と分けたため、首位キープ。ここまでくればどのチームも簡単に勝てないんだね。






試合後は城が引退発表。試合前にスポーツ紙で知ってはいたが驚き。怪我が原因らしいがどうせなら無理してでもJ1で1年くらいやってからでもいいと思ったが・・・


前も書いたかもしれないけど、城はかつて俺が「世界で一番嫌いなサッカー選手」だった。


97年のW杯予選での1ゴールでマスコミや世間からちやほやされ本人もあまりに調子に乗って目に余る発言が目立った。

どんな職業でも一番大事なものは「人格」であると個人的に思っているのでその人格が崩壊していた城は大嫌いだった。


「こんなんじゃすぐだめになる」と思っていたが自分が思っていた以上に転落していき、2003年にはまだ20代であったにもかかわらず、代表どころか、J1のどのチームからも声がかからないという酷い状況。

そんな城に唯一声をかけてくれたのが横浜FCだった。


そんな横浜FCに恩を感じるどころか、入団後には


「このチームにいるのはせいぜい半年。その後はスペインに移籍する」



等と言っている、どうしようもない人物だった。



しかし横浜FCでキャプテンに就任し、だんだん城は変わってきた。チームのためサポーターのため泥だらけになりながらもボールを追う。


数年前とは別人のようになっていた。


そして横浜FCも出来たばかりのチームで最下位争いを毎年繰り広げていたのが今やJ2首位で昇格目前。



城が横浜FCを成長させ、横浜FCが城を成長させた。


そんな関係だったと思っている。


今となっては城の引退は本当に残念だが、残り2試合全力で頑張ってもらいたい。




J2第50節終了時点の勝ち点と得失点差

1 横浜ＦＣ 87 +26
2 ヴィッセル神戸 85 +26
3 柏レイソル 85 +22
4 サガン鳥栖 76 +14
5 ベガルタ仙台 73 +31
6 コンサドーレ札幌 69 +11
7 東京ヴェルディ１９６９ 69 -6
8 モンテディオ山形 59 +2
9 愛媛ＦＣ 53 -10
10 水戸ホーリーホック 50 -17
11 湘南ベルマーレ 48 -23
12 ザスパ草津 40 -32
13 徳島ヴォルティス 35 -44