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風景と花の写真を主に!

本郷散歩 ①

2006-06-07 23:23:12 | 写真

御茶ノ水の「湯島聖堂の大成殿」です。
何となく中国風ですね。
テレビの「孫悟空」のロケにも使われました。
湯島聖堂は、元禄時代、5代将軍徳川綱吉によって建てられた本来は孔子廟です。
中央線、御茶ノ水駅の聖橋口からでて、聖橋を渡り右手の森の中にあり、「日本の学校教育発祥の地」の掲示が有ります。
1797年(寛政9年)幕府の官立の昌平坂学問所となりました。
または「昌平黌」(しょうへいこう)ともいいます。
昌平とは、孔子が生まれた村の名前で、そこからとって孔子の諸説、儒学を教える学校の名前としました。
これ以降、聖堂とは、湯島聖堂の中でも大成殿のみをいうようになりました。
この聖橋の名前は湯島聖堂と聖ニコライ堂を結ぶ所から名付けられたそうです。





本郷3丁目の交差点の所に「かねやす」と言う小間物屋さんが有ります。
ご承知の方も多いと思いますが、川柳で「本郷も兼安までは江戸のうち」と云われています。
何故江戸の内かと云いますと、
本郷3丁目から江戸城に掛けては幕府の政策で火災を防ぐため土蔵造りで瓦葺とさせたそうで、
3丁目から先は茅葺、板葺きの家が連なりはっきりと区別されていたそうです。
このかねやすは享保年間(1716~36)に兼安祐悦(口中医師=歯科医)が開いた店で,
乳香散と云う歯磨き粉を売っていました。
これが繁盛して何時も祭りの様に人が集まったと云われています。
ですからこのお店300年間続いているんですね。
その頃本郷・湯島には目薬や膏薬などを売る、江戸で名前の知れた薬屋が集まっていたそうです。
コメント (4)
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