モンゴルの日本語教育機関

日本へ向けて、モンゴルの日本語教育事情、特に、教育機関について発信していきます。

子供たちの発展と保護の公共センターへ行ってきました。

2006年02月23日 | Weblog
このブログを立ち上げようと思ったきっかけが子供たちの発展と保護の公共センターとのおつきあいだったのですが、今日は久しぶりに現場へ行ってみました。

ここは、光熱費や人件費なども全部含めて年間六百万トゥグルグの予算しかなく、日本語の教員もみんなボランティアです。以前は大使館のご家族が協力していましたし、今はJICAの関係者のご家族が日本語と手芸を教えています。

そういう人たちですから、日本語教育に関しては、特に専門的な訓練を受けてきたわけではありません。

しかし、ここに来るたびに、日本語教育の原点とはこういうものだったはずだという思いを新たにします。初志に返るというような感じですね。教授法がどうのとか、文型の提出順がどうのとか言う前に、言葉が通じなかった者同士がその障壁を乗り越えようとするエネルギーとか情熱があるんですよね。それにほんの少しでも力を貸すことができれば、それが私たちの存在意義のはず。そういう気持ちを忘れていてはいけませんよね。

前にも書いたとおり、ここでは給与は出ませんから金銭的なリターンはまったく得られませんが、自分とは違う文化的背景の人たちとふれあう興奮とか、学習機会のない子供たちの成長に少しでも役立てる喜びといった、精神的なリターンはたっぷりと受け取ることができると思います。

ご興味のある人は、duya_ds@yahoo.comまでご連絡ください。




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4 コメント

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思わず (prucha99)
2006-02-24 18:13:41
突然のコメントですみません。



ふらふらっと訪ねてきたのですが、すごく共感しました。ぼくは今日本語教師・日本語教師養成講座の教師をしているのですが、時々、「このままでええんやろか」と思ってしまいます。技術やノウハウを求める努力はすごいのに、目の前の相手と分かり合おうとする情熱に欠ける。



ブログを読んで、改めて「そうだよな、これこそ大事にせんと!」と思いました。また、ふらふら読みにきます。
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日本語教師として働くこと (黒坂)
2006-02-26 20:12:09
はじめまして。

私は今年の3月に養成講座を修了予定の者です。現在就職活動中なのですが、一歩前へ進めないところがあります。将来の目標は、以前に留学させて頂いたロシアの大学で日本語の講義をとらせていただくことです。

モンゴルと聞いて、養成講座で出会った学生、相撲力士、ソ連の影響を受けた国というイメージしかなく、漠然としており、モンゴルで働きたい気持ちはあるものの、生活状況や、病気等が心配です。ご助言いただけないでしょうか。このような場をお借りして申し訳ございません。
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Unknown (村上)
2006-02-28 11:58:37
prucha99さん、コメントありがとうございます。なかなかコメントのつかないブログなので、気がつくのが遅れてしまいました(^^)。



prucha99さんのブログも拝見しましたよ。こちらからも遊びに行きますので。

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生活状況、病気 (村上)
2006-02-28 12:14:23
黒坂様。



コメント、ご質問、ありがとうございます。

生活状況は、昔なら「JICAの任国情報ページがすごくいいよ!」とお勧めしていたのですが、今ではもう六年近く更新されていないという悲惨な状況になってしまいました。URLは http://www.jica.go.jp/ninkoku/mng/index.html です。最近は「ウランバートルおでかけ日和」 http://chie.cside21.com/ がお勧めです。在モンゴルの日本語教師のブログなんかもありますので、後ほどご紹介しますね!



病気に関しては、私はA型肝炎で一時帰国したことがあります。途上国に詳しい医療機関(品川の船員病院とか)などで相談に乗ってくれますので、最低限の予防接種はしてくるといいと思いますよ。こちらではヘリコプターによる緊急移送などもできますが、保険に入っておかないと、800万円ぐらいかかってしまいます。



具体的に聞いてくれたら、知っている範囲でお答えしますよ。お気軽に!

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