モンゴルの日本語教育機関

日本へ向けて、モンゴルの日本語教育事情、特に、教育機関について発信していきます。

【求人】トゥゲーメルセンターの日本語教師

2005年09月27日 | その他の教育機関(専門学校・塾など)
今回は、モンゴル国内での求人のようですが、私の留守中に先方から電話でメッセージを残されていましたので、いつもの書式ではありません。あしからず。このトゥゲーメル・センターには、私は行ったことがありませんが、名前はよく聞くところです。

機関名:トゥゲーメル・センター
1コマ90分で4000tg(本日のレートで4000tg=363円)
週一回から可
主に会話の授業を希望
1クラス最大で12人
マンツーマン授業も可能
テキストは自由に選べる(学校からも貸し出し可)。
連絡先:バトゾリグさん
電話:+976 99160609(日本語可)

以上が条件ですが、協会からのコメント。
「テキストも自由に選べる」というのは一見簡単そうにみえます。が、実は日本語教師としてある程度経験がないと、学習者のニーズをつかんで適切な教材を選ぶのはかなり難しいです。時給4000tgというのは、モンゴルに住んでいる人間にはなかなかいい待遇ですが、責任感がある人が簡単に引き受けてしまうと、よくある泥沼にはまる可能性があります。ただの小遣い稼ぎのつもりなら、再考が必要かもしれません。ただ、こうして苦労しながらコースデザインをする経験は日本語教師としては価値のあるものだと思います。モンゴルに住んでいるか、住めるコネがあって、日本語教師としてコースデザインからやってみたいという人には、お勧めかもしれませんね。

ただ、いつもの通り、ここで紹介した機関とのトラブルに関しては責任を負いかねますので、各自がご自分で情報の確認をお願いいたします。

【求人】ダヤン中学校の日本語教師

2005年09月27日 | 初等・中等教育
今日は、開校したてほやほやの学校の求人です。まだ若い女性の校長先生に聞いたお話では、生徒数25人のまだ小さい学校だということです。担当者のアムガランさんは日本語が話せます。校長は初対面でしたが、アムガランさんは十三年前からの私の知り合いです。

さて、ダヤン中学校の求人情報の詳細です。住居と飛行機代が負担できないということですが、「ビザが出せる」ということと、「書類審査だけで面接は必要ない」というのが日本国内にいる人にはポイントだと思います。つまり、貯金などがあって生活よりも生き甲斐を求めている人や、日本語教師の経験を積みたい人などに向いていると思います。


学校名:ダヤン十一年制中学校
担当者:A.アムガラン
電話番号:+976 99292832
e-mail:esuhen@yahoo.com

質問1 あなたの学校では、日本人の日本語教師が必要ですか。
(はい)

上の質問に「はい」と答えた方は、以下の質問にもお答えください。


質問2 日本語教育能力検定試験の資格は必要ですか。
(いいえ)

質問3 日本語を教えた経験は必要ですか。
(はい)

質問4 モンゴル語を話す能力は必要ですか。
(いいえ)

質問5 書類選考だけで採用を決められますか。
(はい)

質問6 日本人教師に会ってみないと採用を決められませんか。
(いいえ)

質問7 日本人教師に給料は出せますか。
(はい)

質問8 日本人教師にビザは出せますか。
(はい)

質問9 日本人教師に住居は用意できますか。
(いいえ)

質問10 日本人教師に往復の飛行機代は用意できますか。
(いいえ)

質問11 その他、どんな日本人に来てほしいですか。
    年齢、性格など、ご自由にお書きください。
     特になし。


写真などがありましたら、後ほどアップします。

私立イヒザサグ中学校の日本語教師求人情報

2005年09月09日 | 初等・中等教育
今日はイヒザサグ中学校の求人です。(場合によっては「イフザサグ」と表記されることもあるかもしれませんが、同じ学校です)

この中学校は、私は訪問したことがないのですが、同じ系列の「イヒザサグ大学」なら知っています。大学の方は、私立大学としてはモンゴル一の学生数を誇る機関で、学長はニャムオソルさんという実力者です。学校邦人の他にも、飲食店など多くの事業を手がけています。イヒザサグ大学にはチンギス創世大学という系列校もあり、こちらは日本の創世グループというところが援助しているそうです。イヒ・ザサグ中学校は、これらの教育機関と同じ系列に属する私立中学校です。

さて、イヒ・ザサグ中学校の求人の詳細は以下の通りです。

学校名:イヒ・ザサグ中学校
担当者:アルタントヤー
電話番号:+976 99172501

質問1 あなたの学校では、日本人の日本語教師が必要ですか。
(はい)

上の質問に「はい」と答えた方は、以下の質問にもお答えください。


質問2 日本語教育能力検定試験の資格は必要ですか。
(はい)

質問3 日本語を教えた経験は必要ですか。
(はい)

質問4 モンゴル語を話す能力は必要ですか。
(はい)

質問5 書類選考だけで採用を決められますか。
(はい)

質問7 日本人教師に給料は出せますか。
(はい) $200

質問8 日本人教師にビザは出せますか。
(いいえ)

質問9 日本人教師に住居は用意できますか。
(いいえ)

質問10 日本人教師に往復の飛行機代は用意できますか。
(いいえ)

質問11 その他、どんな日本人に来てほしいですか。
    年齢、性格など、ご自由にお書きください。
     女性・35歳まで。
     やさしくてモンゴル語の通じる人

質問8、質問10あたりを見ると、モンゴルに住んでいる日本人留学生とか、駐在者の配偶者などを念頭においているのかもしれません。


ウランバートル市立第23中学校の入学式

2005年09月05日 | Weblog
昨日お知らせした第23中学校の入学式です。
今のところ、初等・中等教育の日本語教育ではこの第23中学校が一番伝統もあり、教育内容も充実しているのではないかと思います。

9月1日の入学式には、この学校の卒業生で現職のモンゴル国大統領のエンヘバヤル氏も列席し、新入生の入学を祝いました。

なお、モンゴルでは入学式のことを「アンフニーホンフ」(最初の鐘)、卒業式を「スールチンホンフ」(最後の鐘)と言って、新入生が入場するときと、卒業生が出ていくときに鐘を打ち鳴らします。

ウランバートル市立第23番中学校

2005年09月02日 | 初等・中等教育
 この中学校は、モンゴルの初等・中等教育機関で、日本語教育のもっとも歴史のある学校です。1991年から日本語教育が始まり、92年にはモンゴル初の青年海外協力隊隊員が赴任しました。13年後の今も協力隊が活躍していますが、長い歴史の中には何度も民間の日本語教師が参加しています。いまは第54番学校で教えている中西令子先生も、もとは第23番学校で教えていました。ちなみに、第54番学校は大横綱・朝青龍関の出身校で、日本では「喧嘩に強いだけのモンゴル人の若者が何も知らない島国にやってきた」というような論調の表現が多いですが、彼がいた中学校には日本人が常駐していて、毎日廊下などで日本人とすれ違う環境にあったことはほとんど報道されていませんね。

 閑話休題。

 さて、第23番学校の主な指標は以下の通りです。

 所在地 Chingeltei du'ureg, 1-r khoroo, Ulaanbaatar
 電話番号 976 11 321463
 主な教材 オリジナル「わくわく日本語」、
中級読解、中級から学ぶ日本語、日本語作文1
 学習者数 300人
 教員数 モンゴル人3人+JOCV
 学習時間 週5時間
 教員の悩み 先生よりも学習者の方が日本語がうまい場合がある。
  高学年はクラス内の進度の差が大きい。
先生がすぐ替わる。
 訪日 小路プロジェクト、JRP
 交流 桜美林
 他言語 日英中露韓
 特徴 現大統領エンヘバヤル氏の出身校 外交官を多く輩出している。

 写真は23番学校に2004年まで赴任していた三本智哉さん。