モンゴルの日本語教育機関

日本へ向けて、モンゴルの日本語教育事情、特に、教育機関について発信していきます。

【求人】 「太陽の道」日本語学校

2006年01月27日 | その他の教育機関(専門学校・塾など)
以前、このブログの十二月五日の記事で紹介した「太陽の道」日本語学校が、条件を変えたので新しく乗せてほしいそうです。条件の変更点は「ビザを出さなくなった」「教えた経験を問わなくなった」という二点ですから、日本から呼ぶのではなく、現地の留学生などを雇いたいという意思の現れかもしれません。

なお、「授業は来週の月曜日から」という先日の記事に出てくるのは、この「太陽の道」日本語学校の関係者ではありません。念のため。

では、求人の詳細です。

学校名:「太陽の道」
担当者:バヤルジャルガル
電話番号:+976 99184100
e-mail:masdfs@magicnet.mn

質問1 あなたの学校では、日本人の日本語教師が必要ですか。
はい

上の質問に「はい」と答えた方は、以下の質問にもお答えください。


質問2 日本語教育能力検定試験の資格は必要ですか。
いいえ

質問3 日本語を教えた経験は必要ですか。
いいえ

質問4 モンゴル語を話す能力は必要ですか。
いいえ

質問5 書類選考だけで採用を決められますか。
はい

質問6 日本人教師に会ってみないと採用を決められませんか。
いいえ

質問7 日本人教師に給料は出せますか。
はい

質問8 日本人教師にビザは出せますか。
いいえ

質問9 日本人教師に住居は用意できますか。
いいえ

質問10 日本人教師に往復の飛行機代は用意できますか。
いいえ

質問11 その他、どんな日本人に来てほしいですか。
日本語教育以外の専門でもいいです。
年齢は構いません。
積極的で協調性がある人。


月刊日本語に出ています。

2006年01月23日 | Weblog
モンゴルの日本語教育の全般的なことをアルクの月刊日本語の今月の特集に一ページだけですが書いていますので、ご興味のある方はぜひご一読ください。(なお、このURLはおそらく毎月内容が変わると思いますので、2月号の特集は来月にはバックナンバーに移ると思います。

今年は同じくアルクからもう少し詳しい解説の単行本が出る予定で、それにもモンゴルのことをもっと詳しく書いていますので、詳細が分かりましたら、またここでご紹介します。

ここではこれまで個々の教育機関しか取り上げてきませんでしたが、先日の記事のようなことも少しずつ書いていきたいと思います。

モンゴルに帰ってきたんだなあ。

2006年01月21日 | Weblog
年末年始は日本に一時帰国しておりました。
昨年はいろいろな方にお世話になりました。今年もよろしくお願いいたします。

さて、モンゴルに戻ってきて一週間目だった昨日、日本語の先生を募集している人が私を訪ねてきました。

お客様:日本語学校を作るんで、あんたんとこのサイトで先生の求人を出してくれんかね。
村上 :もちろんですよ。どんな人材が必要なんですか。
お客様:先生には教科書の選定やらコースデザインもやってほしいんだ。
村上 :そうですか。なるほど。では開校前に準備期間が必要ですね。開校予定はいつごろですか。
お客様:来週の月曜日じゃ。
村上 :すみません、来年ですか。
お客様:来週の月曜日じゃ。
村上 :すみません、来年ですか。
お客様:来週の月曜日じゃ。もう教室も机も椅子も、立派なのがそろえてある。
村上 :・・・・・・。

こういう人はごく一部、というより、ここまでスゴイ例は初めてなんですが、こういう経営者がこの国では皆無とは言えないのも、事実なんですよねー。先生がいなくて、シラバス(教える内容)も決まっていなくて教材もない状態で、三日後に開校できるわけないんですが。そういえば聞き忘れたけど、学習者はいるのだろうか。

私は日本人としてはかなりアバウトな人間なんですが、あまり細かいことにこだわりすぎる人は、正直この国では苦労すると思います。モンゴルにいらっしゃる方は、こういう現実も一部にはあるのだということを、頭の片隅に入れておいてほしいと思います。こういう状況を楽しめるような人なら、いうまでもなく大歓迎です。