モンゴルの日本語教育機関

日本へ向けて、モンゴルの日本語教育事情、特に、教育機関について発信していきます。

ウランバートル市立第23番中学校

2005年09月02日 | 初等・中等教育
 この中学校は、モンゴルの初等・中等教育機関で、日本語教育のもっとも歴史のある学校です。1991年から日本語教育が始まり、92年にはモンゴル初の青年海外協力隊隊員が赴任しました。13年後の今も協力隊が活躍していますが、長い歴史の中には何度も民間の日本語教師が参加しています。いまは第54番学校で教えている中西令子先生も、もとは第23番学校で教えていました。ちなみに、第54番学校は大横綱・朝青龍関の出身校で、日本では「喧嘩に強いだけのモンゴル人の若者が何も知らない島国にやってきた」というような論調の表現が多いですが、彼がいた中学校には日本人が常駐していて、毎日廊下などで日本人とすれ違う環境にあったことはほとんど報道されていませんね。

 閑話休題。

 さて、第23番学校の主な指標は以下の通りです。

 所在地 Chingeltei du'ureg, 1-r khoroo, Ulaanbaatar
 電話番号 976 11 321463
 主な教材 オリジナル「わくわく日本語」、
中級読解、中級から学ぶ日本語、日本語作文1
 学習者数 300人
 教員数 モンゴル人3人+JOCV
 学習時間 週5時間
 教員の悩み 先生よりも学習者の方が日本語がうまい場合がある。
  高学年はクラス内の進度の差が大きい。
先生がすぐ替わる。
 訪日 小路プロジェクト、JRP
 交流 桜美林
 他言語 日英中露韓
 特徴 現大統領エンヘバヤル氏の出身校 外交官を多く輩出している。

 写真は23番学校に2004年まで赴任していた三本智哉さん。


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