蔵王温泉から蔵王エコーラインを通り、
刈田駐車場に車をとめて、御田の神湿原へ。
チングルマが見事に咲きそろいました。
チングルマは草本のように見えますが、
地面を這う落葉低木。
6月から7月にかけ、
直径2cmほどの白い花を咲かせますが、
黄色い雄しべが多数あるので遠目には薄い黄色に見えます。
開花している状況を見れば、
湿原の中から乾燥しやすい砂礫地に生育しているように見え、
多様な立地に生育できるように思えますが。
チングルマは代表的な雪田植物の一つです。
高山帯や亜高山帯の地形的に
緩やかな凹地では雪がたまりやすく、
遅くまで雪が溶けずに残ります。
雪が消えるとその直後から植物たちは生長を開始し、
花を咲かせます。チングルマは落葉性なので、
雪が消えてからある程度の生育期間が必要です。