もめん亭の部屋

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蕎麦と落語の会

2010-05-23 14:01:28 | 落語・あ・れ・こ・れ
先に御案内の6月20日(日)第2回蕎麦と落語の会
演題が決まりました。 

★はじめに・落語レクチャー を遣って頂き★

★一席目は★「大工調べ」★もう一席は当日の「お楽しみ」。

「あらすじ」 大工の腕は上々
頭の回転がちょっと遅い与太郎がしばらく仕事に出て来ない。
心配した棟梁の政五郎が長屋に行ってみる。
家賃を1両と800文ため込み、
家主の源六に家賃のかたに道具箱を押さえられ、持って行かれたという。

政五郎から「道具箱を返してもらって来い」と言われた与太郎

家主の所へ行き…800足りないと言われ、楽屋話の「御の字、あたぼう」を披露
怒った家主は、道具箱は返さないばかりか持ってきた1両も取上げて与太郎を追い返す。

政五郎は与太郎を連れ、家主に謝りに行くが
不足の800文を払えば道具箱はすぐ返すという家主に
つい「たかが800」「800ばかり」「800くらいの金はすぐ放り込む」などと言ってしまう。

これを聞いた家主も意固地になり道具箱は返さない。

終いには南町奉行所へ願い出る始末。
こんな些細なことは奉行所では取上げないのだが、
与太郎の親孝行に免じて・・・と

奉行は家主に対する無礼をいましめ、
即刻800文の支払いを命じる。
政五郎が800文を支払うと、再度お白州に一同集まる。

奉行は家主の源六に質株を持っているかを聞く。
源六が持っていないと答えると、
質株なくして道具箱を質にとるのは不埒者、不届きとのお咎め。

源六に道具箱を押さえていた20日間の手間賃200匁を支払うように命じる。
源六が与太郎に200匁を渡し、またお白州へ集合だ。

さあ一件落着、皆が引き下がり始める。すると、奉行が政五郎を呼び止める。

奉行 「1両800のかたに200匁とは、ちと儲かったであろう。さすが大工は棟梁(細工は流々)」

政五郎 「へえ、調べ(仕上げ)をごろうじろ」