もむでんブログ

ドイツがアルゼンチンを4-0で粉砕!:FIFAワールドカップ2010 1/4Final第三試合

な、何と!準々決勝の注目のカードだったアルゼンチン-ドイツの試合は、本大会に入り快進撃を続けていたアルゼンチンを、ドイツが4-0で破るという予想外の結果になりました。もちろんドイツが勝つことは想定の範囲としてはあったものの、決勝トーナメントで堅実に試合を運ぶドイツがイングランド、アルゼンチンという優勝経験国を相手に4点ずつ取るというのはまったくの予想外です。

試合は開始早々の3分にフリーキックから、今大会当たっているミュラーが押し込んで早くも先制。早い時間だったためアルゼンチンも慌てることなく反撃を開始。ドリブルとショートパスを駆使して突破するいつものスタイルでチャンスを作り始め、前半の残り時間は互角の印象で終えました。

しかし、早い時間で点を得たことでドイツにしてみればイングランド戦同様に戦いやすい状況に持ち込んだといって良かったのかもしれません。

2点目は何気ない状況からあっさり生まれました。前線やや左でミュラーがDFを背負ってボールを受けると背後からプレシャーを受け、前に倒れながら背後のスペースへパス。一瞬ファールと思ったのか、足が止まったアルゼンチンDFの背後を取ったポドルスキがGKとDFの間に強いボールを送ると待っていたのはクローゼ。無人のゴールに流し込んで2-0としました。
攻めても点が取れない状況から2点差とされ、DFの顔にちょっと疲れが見え初めて守勢に回ったかと思い始めた直後に3点目が生まれてしまいました。左サイドのペナルティエリアに侵入したシュバインシュタイガーに深く切り込まれると、マイナスのボールを押し込まれて3失点目。
アルゼンチンはもう攻めるしかない状況で敵陣でボールをカットされると、イングランドを沈めたドイツのカウンターが発動。左サイドから持ち上がったクロスにクローゼが右足インサイドで合わせて4-0。

アルゼンチンは最後まで攻めるものの、ロスタイムはわずか1分間しかなく、メッシのシュートがラストプレートなってホイッスル。
アルゼンチンはまたしてもドイツの前に涙を飲む結果となりました。

ドイツが1点とって守りを固めて、カウンターから2点目はありうる結果と思いましたが、4-0とは・・・。
得点はすべて左サイドからで、エジルやミュラーが基点となって、ポドルスキやシュバインシュタイガーがチャンスを作って中央でフィニッシュというパターンでした。
決してアルゼンチンの右サイドが弱いかというと、どうだったのかは良くわかりません。が、戦略家のレーヴ監督ですから、徹底して左サイドをつくという戦略があったのかもしれません。

対比してアルゼンチンの攻撃ですが、守りのプレッシャーが厳しい昨今、サイド攻撃で攻めるか、受けてたってカウンターというのが主流の中、アルゼンチンはドリブルとショートパスを組み合わせて中央付近から崩す伝統的なスタイルを変えてきませんでした。
身長はイグアインこそ180cm台ですが、メッシ、テベスとも170cm程度と空中戦に向かない事もありますが、3点リードされたあたりでミリートなど上背のあるFWの投入もあって良かったと思います。しかし、テベスとメッシの打開力と心中したのか、何も考えていなかったのか、いずれにせよマラドーナ監督はFWの交代もシステムチェンジもせず、最後まで無策で終わった印象は拭えませんでした。
ただし、ドイツの守備は伝統的に上背があって組織的ですが、今日の試合は特にラインの統制、戻りの早さ、集中力、そして最後の球際のがんばりと、完封に値する働きをしていたと思います。アルゼンチンのミドルシュートもことごとく浮かすか正面でしたしね・・・。
5試合目でボール慣れしたのか、ドイツのGKも安定していました。伝統的にGKが良い国が今大会は小粒なメンバーで臨んで、たくさんの選手たちがボールに泣かされましたが、ほぼノーミスで試合を終えたと思います。

なんだかんだで、ベスト4はオランダ-ウルグアイ、ドイツ-スペイン・パラグアイ戦勝者となり、南米の2強が姿を消しました。
前評判の高いスペインが進出するか、パラグアイが南米の意地を見せるかも興味は尽きませんが、眠いので録画かニュースで結果を確認することとします。
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