忘れな草の花籠

確かハンドメイドブログだったはず・・・

平清盛特別展

2012-01-17 20:28:24 | おでかけ
今年のNHKの大河ドラマは「平清盛」です。
ちなみに大河ドラマはほとんど見たことがありません。
けれども今年は清盛が主人公、ということで見ようかな・・・と思い、
録画をしてます。
(・・・といいつつまだ初回を少し見ただけですが。)
卒論を「平家物語」でやったので思い入れがあるのです。
(「義経」は源氏側のお話だったので見ませんでした。
でもタッキーの義経っていいかも。)

・・・ということで今日は江戸東京博物館でやっている特別展「平清盛」を見にいきました。
特に見たかったのが平家納経。
これは本当にすばらしかったです。
TVで特集があったので見ていたのですが
細やかな装飾、当代随一の職人が作っていたのがわかります。
実物が見られて感激しました。
「尽善尽美」の想いがこめられている、本当にすばらしい写経でした。
本当にすばらしい芸術品です。
緻密な細工、美しい金粉(?)のかかった写経。
細やかな組みひも。
力の大きさを感じます。
これを見ながら清盛は本当に(よくも悪くも)平家のために生きてきた人なのだなぁと痛感しました。

特別展、けっこう人が入っていて
特に入口のあたりはかなり混んでいたのですが
途中からまばらになってゆっくり見ることができました。
特にいちばん見たかった平家納経のあたりからがぜん人が少なくなっていたのでよかったです。
後半がすごくおもしろかったので。

清盛や重盛、西行、藤原忠通の手もあり、貴重なものを見た気がします。
たしかに存在していたのだと思わされます。

ふだん目にすることのない「源平盛衰記絵巻」もありました。
胸を打たれたのは重衡のものだったと伝えられている琴。
彼のその後の運命を考えると・・・。
そういえば重衡像は残念ながら後半の展示で今回は見られませんでした。
(あるの知らなかった。)
小督局像も後半のようです。
敦盛像が見られたからまぁよし、としましょう。

「平家物語」のおもしろさはやはりその物語性なのですよね。
滅びゆく悲しみとむなしさ。
その後の運命をわかってはいてもとても胸が痛く、人の想いに胸を熱くします。
因果応報とはいうけれどこの悲しい運命を救わないと先にはすすめない。
「平家物語」は鎮魂の文学。
けれどもたたりがこわいから鎮魂するという消極的な理由ではなく、
広い世界を切り開いた彼らに対して畏敬の念をもって鎮魂するという積極的な理由で
広まり、愛された文学なのだと思いたいです。


江戸東京博物館、今回はバスで行きました。
方向音痴なのでなるべく乗り換えが少ないよう、ちょっとバス停からは離れていたのですがバスを利用しました。
下調べも入念にし、一度行ったこともあるしだいじょうぶだろう・・・と思って
さっそうと行きました。
無事に着きました。
でもまさか中で迷うとは思いませんでした・・・。(遠い目)
しょせん父親譲りの方向音痴の私では一度行ったくらいで
克服するのは無理なのでしょうね。
でもけっこう広いんですよ、中。←いいわけ

もちろん帰りもしっかり間違え、国技館のほうにでてしまいました。
今シーズン(?)なのでお相撲さんの姿もちらほら見られました。
お相撲さんっていい香りがするんですね。
すれ違う人ごとに香ってました。
お香の香りかな。
日本の香りって感じの香りです。
粉っぽい香り。
同じバスに乗ってきたお相撲さんもいたのですが
彼も同じいい香りがしました。

そうそう今回は生まれて初めて図録を買いました。

      

やっぱり平家納経の魅力にはまったので。
まさしく国の宝だ、と思いました。

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