蚊連草です。去年の夏ごろ購入しました。
蚊よけのために植えていた蚊連草がすくすく生長していたので
何枚か葉っぱを花瓶に挿して楽しんでいました。
で、ふと
「ハーブなのでひょっとしたら挿し芽ができるかも・・・」と思い、
じょうぶそうな葉っぱを2枚ほど土に挿しておきました。
(蚊連草はゼラニウムとシトロネラのかけあわせです。)
特に枯れもしませんでしたが
生長するようすもまったくありませんでした。
そのまんま、葉っぱが土にささった状態で
冬を越しました。
葉っぱは緑のまま。
大きくもならず、かといって枯れてる感じでもない。
ちゃんと水も与えつつ見守ってきました。
・・・が、新芽がでていたのです。
驚きです。
葉っぱの横にちっちゃなちっちゃな新芽が。
わかりますか?
菊の葉っぱのようなもの(大き目)の下の方に
黄緑色のちっちゃな芽。
さらにもう一枚の葉っぱのほうも。
こちらは少し大きな芽。
生命の力はすごい!
どんなに厳しい環境の中でも
表面上ではどんなに変わらないように見えても
土の中でいのちは日々蓄えられていたのですね。
自然の力に意味や意義を見出せるのは
人間だけ。
人間の特権ですね。
そして私たちはいつでも自然の前に屈服するしかありません。
どんなに美辞麗句を並べたとしても
どれだけことばにしようとしても
たったひとつのいのちの輝きにはかないません。
一生懸命生きようとする姿はとても美しくとても尊いです。
生命の輝きは魂の輝き。
目の前にある、魂をもっている「もの」は
あなたの大切な誰かの生まれ変わりの魂かもしれません。
そういえば「モノ」=「霊」でしたね。
何度も何度も大学時代に恩師から教わったことです。
「ものがたり」とは鎮魂のために生まれたお話。
「モノ」が語るから「ものがたり」なのです。
語り伝えていくこともとても大切なことなんですよね。
いのちはとても美しいです。