「十六夜記」が終了した(正確にはまだ完全には終わってないのですが、
さすがに体力がないので休止)今も
余韻が残ってます。
せっかくなので平家熱がでている今、
「平家物語」について書こうかなぁなんて思ってます。
あ、あくまで趣味の延長なので
この文章に文学的価値はないのでご了承ください。
「『平家物語』と私」、というような作文かもしれません。(^_^;)
私の中で「平家物語」といえば
どうも「耳なし芳一」や「平家ガニ」といった
怖いイメージのものを連想していました。
いわゆる平家の怨念というものです。
が、実は「平家物語」はこの平家の怨念を鎮めるための「ものがたり」だったのです。
(もの=もののけ、霊 かたり=語り すなわちモノが語られることによって鎮魂される
※けれど「源氏物語」や「竹取物語」なんかは違う性質のものだと思うのですが、先生に聞き忘れました←自分で調べろよ・・・ )
実際に「平家物語」を読んでみると、
なるほど語り物文学だけあって
とっても歯切れがいいです。
実際に目でおって読むよりも聞いたほうが臨場感があっていいかもしれません。
特にいろいろな人物の描写はすぐれています。
そして彼らの悲しい運命を聞き手(読み手)はわかっているので
いっそう心を打つのでしょう。
作者は未詳です。
語りに語り継がれたので流布本はたくさんあります。
流布本や作者についてだけでもかなりの数の論文があるのでは
ないでしょうか。
「平家物語」に登場する人物について、いろいろと書きたかったのに
「平家物語」についての説明だけで終わってしまいました・・・。
結局何が言いたかったのかというと、
「平家物語」は平家一門の鎮魂のための物語だということなのです。
・・・一行で終わるじゃん。
人物については次回に・・・。(^_^;)