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ほたるの絵日記 第二章

~愛犬ほたると綴る犬写真集~

ほたるも暑い。

2012-06-22 19:58:09 | EF50mm f/1.4 USM

突然ですが、写真プリントについて書いてみます。

ヨメは、「写真プリントは、お店に頼んだ方が綺麗にできるとイメージしてる人がほとんどだ」と言うんです。
そのことに私は、自分で写真プリント用のプリンターでプリントした方が綺麗にできる、
もしくは、どっちだって同じだと思ってる人だって少なくはないはずだと反論したんで、些か討論に

さて、どのくらいの人がどう思っているのか・・・。


自宅プリントのメリットは、すぐできることや、気に入るまで何度でもやり直せたりするなどのことはすぐ思いつきますが、
一番大きいのは、RAWやTIFFファイルがそのまま扱え、adobeRGBなどの色空間も扱えること。
簡単に言えば、より多くの色を滑らかに出せるってことです。
まぁでも、より多くと言っても2倍になるとかそんな極端なことではなく、見る人がじっくり見ないと分からないレベルではあるんですけどね
ですから、風景なんかの印刷には向いてると思います。

自宅プリンターはインクジェット式ですから写真用紙にインクを吹き付ける機械で、出来上がる写真は印刷物な訳です。
顔料インクを使う物と、染料インクを使う物の2種類があり、それぞれメリットもあるしデメリットもあります。

顔料インクは、色の粒を写真用紙にくっつけるイメージ。
絵としては綺麗に再現ができ、インクも水に溶けないので、少しぐらい水に濡らしてしまっても大丈夫、耐久性も高い。
ですが、光沢が無く、いわゆる写真としての質感が劣る感じ。
こするとインクがはげちゃったりも。

染料インクは、写真用紙にインクを染みこませて写真を作ります。
絵としての再現性は、顔料インクに多少劣るものの、光沢感があり、写真としては綺麗です。
ただ、水に濡らすと滲みます。耐久性も低く、色あせが早いです。


お店プリントは、印画紙です。
写真用紙にインクを吹き付けるのとは、方法がまったく異なります。
印画紙に塗ってある薬品にレーザーを当てて色を出す方法です。

お店プリントのデメリットは、ほとんどがJPEGファイルでsRGBの色空間しか扱えないこと。
ただ、先程書いたように、目の肥えた人がじっくり見ないと分からないレベルです。
通常のスナップ写真の現像などでは、まずどうでもいい話であるし、
「いぬ写真」のくくりで見れば、デメリットになるものではないでしょうね。

あとは、勝手に補正してくれちゃうこと。
ほとんどのお店プリントは、自動に、または機械をいじる人が勝手に補正します。
RAWから仕上げる人など、自分の作った写真データを忠実にプリントするためには、補正をしないお店、もしくは補正をしないでと頼めるお店を探すしかありません。
それと、そのお店の仕上がりに自分のPCのモニターの色を合わせる必要もあります。

メリットは、写真としての質感だと思います。
光沢も良いし、耐久性は一番でしょう。


で、結論。
それぞれメリットとデメリットがあり、どんな方法でも綺麗にできる

ちなみに、そらがくギャラリーのプリントはお店です。
フジの最高級印画紙を使ってます。
耐久性はバツグンですよ。
やっぱり、ずっと残しておきたいものですからね、写真は。



ほたる「湿気が凄かったよ」。


ほたる【雑種】
Canon EOS 5D MarkⅡ + EF50mm f/1.4 USM
焦点距離50mm SS1/5000 F1.8 ISO100 ピクチャースタイルニュートラル トーンカーブ調整他


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2 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (だいず館)
2012-06-23 00:21:38
やっぱ、そうだよねぇ・・・
印画紙焼付けってのが基本だし、耐久性もいいよね。

この間、セブンイレブンでプリントしてみたんだよ。
コピー機の隣においてある機械のやつ。
L版で1枚30円だったかな?

色調もトーンも補正されまくりで出てきたんだけど、紙がすごいんだよ・・・印刷面にヌラヌラした透明なコーティングが施してあるみたいで、とにかく綺麗な表面なんだよ。
表面がキレイだと、コントラストも高く感じるし、
黒のしまりがすごい・・・
通常、赤が浮いて印刷されそうな黒もきれいにね。

裏を見たら、『フジフィルム』って印刷してある。
あれも、インクジェット方式なのかな?

だとしたら、紙が変わるとここまで違うのか!って思っちゃってね。

ちょっと高い用紙買ってみたんだよね。
超高精細ってやつ・・・プラチナフォトペーパーって書いてあった。

通常写真用紙と比べられないほどの差でした。
色の発色がぜんぜん違うし、細部の再現性がものすごかったよ。
老眼鏡かけて見ちゃったもん(笑)

でもやっぱり、フジフィルムの紙みたいな光沢感じゃなくて・・・

調べると、フジフィルムもインクジェット用の用紙、出してるみたいで評判もすごくいい。

これは、やってみたい・・・
って、思わない?(笑)

印画紙焼付けが究極なのはわかってるんだけど。
写真っていうものをもっと楽しみたいじゃん。
家庭用のプリンターでどこまで迫れるか・・・

こういう楽しみ方もあるって事で!




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だいず館さんへ (そらの飼い主)
2012-06-23 22:12:22
セブンのプリントはやったこと無いですねぇ。
コピー機は知ってるけど、写真プリント機はあることも知らなかったです。
今のコンビニは、ホント色々できて便利ですね。

そらがくギャラリーを始めるとき、プリントについては色々考えました。
スピードや仕上がり具合、コストなど・・・。

きちんとしたプリントをするお店と比べると、家庭用プリンターと言っても、いわゆる8~10色の顔料インクや染料インクの「プロ機」と「最高級ペパー」の組み合わせでないと歯が立たないどころか、同じ土俵に立てないです。
もうこうなると、インク代やメンテナンスなどコストが高くなりすぎる。
コストが高くなる=お客様の負担ですからね。

それに、私が優先したのは、耐久性と綺麗さ。
お客様にプリントして渡す方法を選んだ時点で、耐久性は重要項目ですから。
綺麗で安く、耐久性の高いものを提供するために、結果、adobeRGBを捨てることになりました。
いぬ写真に「緑」方向の再現色が広がったとしても、それは必要性が低いものと自分に言い聞かせて(笑)

もし、自分で写真プリントを楽しむなら、おそらくキヤノンの8色染料インクプリンターを選んでたんじゃなかなぁ。
いや、もしかしたら、エプソンの10色顔料かなぁ・・・。元々、プリントしない派なんですよね、私って
モニターで見て楽しめるタイプなんで・・・。
だから、だいず館さんが言われるようなそういうプリントも、特別、自分のためにはやってみたいとは思わないんです。

私の興味は専ら、魅力的な写真を撮ること。
いくら良いプリントでも、絵自体に魅力が無くちゃ意味無いですし、私は、そっちを重要視してますよ。
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