12月は4冊読みました。
一番よかったのは、よろず建物因縁帳シリーズ 第7弾
畏修羅(イソラ)です。
前作の怨毒草紙がシリーズの転機ってことだけあって
隠温羅流の起源の考察と、怪現象を同時進行。
メインキャラはいつも通りながら、マンネリしない。
ドキドキとビクビクが一緒になっててテンション上がりました(^◇^;)
他、龍の黙示録シリーズは最終巻だったにもかかわらず
相変わらずの盛り上げるだけ盛り上げて、一番肝心なところを
サクっと切って終わらせる。重要な登場人物も放置で終わり。
こういうのは消化不良です。
最後に読んだ「狐と韃」も昭和ノスタルジーを期待していたのですが
これも少々違っていて、微妙でした(^◇^;)
今年度は、楽しい本に出会えることを期待したいです。
龍の黙示録シリーズ
12月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1349
ナイス数:41狐と韃 知らぬ火文庫の感想
平安初期に書かれた日本最古の仏教説話集『日本霊異記』を元に、 妖しく不思議な物語を現代風にした8つの連作短篇集。 日本霊異記』を知らないので何とも言えないのだが・・・ 朱川作品は3冊しか読んでいないのだけど、なんか雰囲気が 昭和ノスタルジーものではなかったので微妙です。 「夜半の客」「塵芥にあらず」「舎利菩薩」が好きです。
読了日:12月24日 著者:朱川 湊人畏修羅 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)の感想
よろず建物因縁帳シリーズ 第7弾 今回のお話は、隠温羅流の流れを追う話と、常務として 春菜の会社に入った最低男に纏わる怪奇現象の話。 棟梁から大切な手帳を預かった春菜だったが、 パグ男の先を行く最低男が災難と怪異をまき散らす。 隠温羅流の起源を辿る旅も途中で中止。 今回は建築に関する蘊蓄だけでなく、怪奇現象に関する 話も盛りだくさんでドキドキしました。 最低男の常務は、もっと酷い目に遭わせてやりたかった。 まぁ~こうやって考えるから魂が汚れるのね・・・ 気は強いけどサニワにはなれないわ(^◇^;)
読了日:12月15日 著者:内藤了怨毒草紙 よろず建物因縁帳 (講談社タイガ)の感想
よろず建物因縁帳シリーズ 第6弾。 木賀建設の曳家を見学させてもらった春菜。 持仏堂を曳いた後、怪異が起こるようになり、 住職に相談されて鐘鋳建設を訪れていたが、 隠温羅流の因はなくても春菜が来た。 ってことは、そういうことでしょうと依頼を受ける。 待受けていたのは凄まじい恨みと呪い。怨毒(エンドク)。 それが凝ると鬼になる。 シリーズの転機となる本作。 春菜は、いよいよ隠温羅流の過去に立ち向かう覚悟を決める。 棟梁から大切な手帳を預かって、前に進む。 春菜と仙龍の背中を押したのは、コーイチだよねぇ。
読了日:12月10日 著者:内藤 了永遠なる神の都(下) 神聖都市ローマ 〈龍の黙示録〉 (祥伝社文庫)の感想
龍の黙示録シリーズ 第8弾 イタリア三部作 完結/下 マリアのクローンに、混乱するエウフェミア。 タジオの体を操り修道士を襲い手籠めにするリリト。 人の意志を操り、教皇選挙までゲーム化してやりたい放題。 ゾンビがワラワラと湧き出し、龍はセバスティアーノを罵倒する 自分のヘタレっぷりを棚上げですか? 色々な思惑が入り乱れて、スッタモンダがあり やはり今回も、後半に一気にまとめましたよね。 まぁ・・・締め方としては、悪くないけど、 タジオの事やマリア達のことはボカしたままで その部分が消化不良です。
読了日:12月05日 著者:篠田 真由美
読書メーター
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます