きまぐれHeart Station

心の駅へようこそ…ちょっとだけ途中下車してみませんか?
なんちゃってシンガーソングライター♪萌香で~す

十三夜物語

2007-10-25 00:21:06 | ココロ
また仕事で煮詰まった。


でも


今日は ギターレッスンの日で


仕事のことはすっかり忘れて


良い時間を過ごすことができた。


好き勝手に唄を作ってきた私。


何もかも自己流で 楽譜も書けない。


それなのに 今 ここに辿り着いたのは


全てが必然なのだ。


そんな話を先生と話した。


先生と話すと時間がどんどん過ぎてしまう。





ギターばかりを弾いていた独身時代は仙台に居た。

いつも音楽に囲まれていた。


でも


仙台から離れてからしばらくギターを弾かなくなった。


所が また ふるさと に帰ってきたら


音楽から交流がどんどん広がってきた。


なんだろう。


不思議だ。


いや。 不思議ではない。


ふるさとには きっと 


本当の自分を取り戻す何かを
引き寄せる力があるのではないか・・・


私は 音楽をやるときの部屋に

自分と向かい合うように祖父母の写真を置いている。


さて ギターを弾こうという体勢に入ると


必ず祖父母が目の前にいる。


今の私には祖父母の影響がとても強い。


いま このときにも 沢山パワーを
注いでもらっているのだと感じる。


先生も 同じような事を感じるときがあると

そう言っておられた。




不思議な事はまだある。





今度の日曜日10月28日に開かれる あるお祭りには

とっておきの音楽祭

という とても素晴らしい音楽祭の実行委員をされている

ピアニスト稲垣達也さんという方がピアノコンサートを開く。

しかもそのピアノは なんと・・・私のピアノ。

そしてそのコンサートが開かれる場所は


祖父が眠るお寺で行われるのである。





また11月10日に開催される


「童謡フェスティバル」という催し。


そこでは 祖父の兄の特集が組まれている。


祖父の兄。そして祖父は童謡詩人だった。


とくに祖父の兄は「若林区ゆかりの童謡詩人」だそうだ。


私はいまその「若林区」に住んでいる。




2人とも もうこの世には居ないけれど


これは すべて 単なる偶然ではないような


そんな気がしてならない。




また 母方の祖父母のお墓も 


今の住まいから たったの5分あまりの場所にある。



私にとって 祖父母とは いったい・・・・・





レッスンの後


先生と空を見上げたら


真上に 光り輝くお月様が居た。


「綺麗ですね。」


「すっごい明るいね」


「昨日も綺麗だったよね」



      明るかった。





冴えわたった 十三夜の月の きらめく光が


自分を優しく見守る 祖父母達の眼差しのように思え


この白い月光が 天と私を繋ぐ光のように思え


胸が熱くなった夜だった。
コメント (6)
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