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じゃの路はへび・・・?

苦悩のオーディオライフワーク

CDP-X555ES

2018-10-06 21:06:59 | コンパクトディスクプレイヤー

 

雨降って・・・、 風邪をひく・・ うーん、フラフラ、折角の9月の3連休、

ご安全に・・・

会社の音仲間より、CDP-X55ESを譲って頂く事をお願いしていて、

私の懐が寂しかったので、9月の給与まで、預かっていてもらった。

(来月は残りをお支払します。 ハイ・・・・ 分割払い{申し訳ない} 

   ようやく、10月31日ちゃんとお支払いたしました。)

家に到着し、本体のフロントをみると、テンキーが無い? あれ?

今の今まで、55ESと思いきや・・・ なんとCDPーX555ESでした。

(初日から裏返しです。銅めっきは、いつ見てもよろしな。)

棚ぼたです。33ESよりもD/Aコンバータがもっと贅沢になっているみたいです。

 「D/Aコンバーター2個で8D/A出力としたコンプリメンタリーモードで2個のD/A

 コンバーターが互いに相補の関係になるように変調をかけて差動合成して

 高調波歪を打ち消す効果がある」と、仰られております。

   (おいらにはこのような、文句は出ないですね〜。)

まあ、そんな難しいことよりも、33ESと、どう違うかが楽しみです。

さあ音出しです。 うーん・・・ 奥行き感がない、全体に音のまとまりがない、

小ぢんまりした感じ、XA5ESのときよりも、まだ良いが、いただけない音。

早速、分解です。ネジ類はなぜか全体的に緩く締まっている。

トランスポート制御系の3っの銅板のヒートシンクのうち、真ん中のサーボ

制御らしきところが訛った色つやをしている。 フェノール基板も何故か

強烈に焦げ付いてる。

おいおい、さぞかし、燃えた匂いがしていただろうに・・・ ほぼ密閉構造

なので、匂いがマイルドに?・・・

彼には、責任はないが、驚いた。 修理履歴があるとのこと、彼も中古を

購入して、はや、20年近く経つ。実家のお父様がご利用になって居られた

とのこと。中古になる前に何か不具合があったみたいだ。

通電すると、サーボ制御の石(上、DIP18パッケージ)が熱くなる。

この石も両電源で動くようにして音質対策してるとのこと・・・。

(電源へのノイズ? 脈流対策? 効いてるの?)

当家のショボいシステムで、これだけ、多くの機器を聴いていると、

余計、粗が目立ってしまう。古いのばっかしだけどね。(調子悪くてあたり前)

当家の一員になるのだから、部品交換を行います。

それにしても、あの黒焦げは、何が起きた? ヒートシンクを外す。

ソニーのサビース(かな?)もかなりいい加減に、はんだつけしている。

ヒートシンクの熱容量を食うところ、容量の大きいはんだコテ

で何故はんだつけしなかったのだろうか? サービスステーションに

あるだろうに・・・ うちはホビー用のハッコーのプレストだ、2段階に

切り替えられる。(高くないのだが・・・ホントはソルダリングステーション欲しいよ)

石の外見は燃えた形跡がなく、交換済み?それとも、常にあっちっちいー

なので、基板が焦げ付いた? まあ、気休めだが、シリコングリスを塗布。

様子を見て、気休めに、でか目のヒートシンクを取りつることにする。

銅のヒートシンクを一部折り曲げ小型の山形ヒートシンクをはめ込む。

筐体内での空気の流れはほとんど期待できないが、ないよりマシ。

本機の天板に穴を開けようと考えたが、見栄えとホコリが嫌なので

辞めにした。

熱がかかるところなので、その周辺ははんだクラックが集中している。

部品を裏に移植してヒートシンクの邪魔にならないように・・・

それと、熱に煽られないように・・・

はんだを盛り直した。

こうなってしまうので・・・・

最終的にこんなん、なりました・・・。銅のヒートシンクと山形ヒートシンクの

接合面が少し凸凹なのでシリコンシートを挟んで密着度アップ。

銅のヒートシンクの4本爪を折り曲げて、山形ヒートシンクを摘んでいる。

そこを瞬着で固定。(外れないでね・・・)

浮いているところはないが、こことは別のところと思うが、アナログ系で

右チャンネルに小さなバリバリ音が多少混じる。

それは、出力端子基板の直付けコネクタの根本にはんだクラックあり。

アナログ系は気が向くままに、ゴールド化してあげた。電解コンデンサ類は

そんなにコンディションは悪くなさそうだから、そんなに換えていない。

とは言え、それはそれ、気まぐれで適当に交換する。

ソニーの意向に反して、アナログの両電源レギュレータの入力は当時流行

っていた黒い俵型フィルムコンデンサ0.1μFがあるが・・・

出力側に付いていた、63V1000μFをその代わりにつけて、基板のウラ面に

それをパラッた。ただ単に容量アップ、同種コンデンサの方が好ましいが・・・

まっ、いいか?容量アップに貢献してる?

こんなことしたら、怒られるよね、「折角、小容量で音質バランス作ったのに

なんてことしてんだ」〜ってね、「はあー解ってねーな、低域のスピード感が

なくなる」 とかね。

やっぱり、それくらいはいるのでは? 結構いい感じで今鳴っています。

それと、どいつも、こいつも、ヒートシンク熱すぎ・・・この機種特有の天板処理が

輪をかける・・・ 天板の内側にフェルトが2箇所貼り付けてあります。

しかも大きくな。保温して、故障を助長する・・・・ 振動対策も必要だが・・・・

5系ならではのお金のかけ方・・・、初めて見ました。

当分このままで楽しみましょ。

  オペアンプ系はRC5532が6ケ使われて、ソニー3系統とは圧倒的に物量が

投入されています。

差動のI/V変換→差動合成→ローパスフィルター→出力アンプ

となっている。全てを3ケのRC5532で行っている。

聴いた感じ、もう少し、555クラスの音になって欲しい。(と、大口叩いております)

イマイチ、団子状に音が固まって見通しが良くない。

それではということで、こんな感じであるが、差動合成と出力アンプは

1パッケージでMUSE8920(今回は相性が良いように願う。何回チャレンジしてるねん)

ローパスフィルターは1パッケージになっており、OPA2604に変更。

差動のI/V変換はRC5532で、とりあえず、そのままにした。

音の傾向はがらっと変わる。オールRC5532よりも音の自然さ、

分離具合も増えたが、もう少し、透明感が欲しい。

差動のI/V変換もOPA2604に変更すると、透明感が増え、臨場感が

増した。当家では今までにない表現能力を有している。

宇多田ヒカルの初恋はバックコーラス、ヴォーカルの雰囲気、

余韻がきれいに聞こえる。音場も広く、奥行き感も申し分ない。

聴き惚れてしまう。

そこで、問題発生。上記の写真はI/V変換は5534だが、OPA2604に

変更した際にICソケットに挿した際に石が浮いた状態で挿さり、

音が大きいときは問題ないが、弱音部で歪んで聞こえていた。

気づくのに時間がかかった。

当然であるが、XA5ESと同様にオペアンプ系の電源は石付近に

コンデンサが付いていない。ブスバーに小さなダムを2ケ作った。

石の電源ピン付近にコンデンサを配置しようと考えたが、GNDライン

が細くてなかなか、レジストを剥ぐ気分になれなかった。

パターンを追っかけると、信号ラインと電源ライン用に分岐している。

ブスバーのところにダムを設けたのでそれで良しとした。

まあいいか・・・(流石にこの分岐にシビレます。カッコイイ)

MUSE8920も今回は相性が良いのではと思う。気難しい性格と

思っていたが、靭やかにこなすところを初めて体験した。

このままで往こう。

OPAの2604はオールFETとのことなので、インピーダンスが高く

I/V変換には最適と考えて採用した。

ローパスフィルターはOPA2134はどうか?試したが、音が全体に

元気がなくなり、こもり気味になったので中止した。OPA2604

に戻す。

高級なオペアンプは購入できないので入手しやすい価格帯が多い。

それにしても、ヘッドフォンの出力でヘンドフォンを利用して聞くと、

そんなの悪く聞こえて来ないが、ライン出力で聞くと、粗が出始める

ことに気がついた。 XA5ESもそうであった。

 XA5ESみたいに、コンデンサ排除ではないが、X555ESは、オーディオ

  出力部は電解コンデンサでカップリングされています。

  今回も会社の音仲間もヘッドフォンで聞くと、そんなに悪い印象が

なかったとのこと。しかし、ライン出力は戴けない。

ここまで、部品交換を行い、オペアンプを今風に交換して、やっと

ライン出力で聴けるようになった。

D/Aコンバータからアナログ出力まで同一信号でRC5532達が音作り

された音が、ヘッドフォン か ライン という出力先で音の印象が

かなり違うこと、そりゃ、鳴らす対象が異なるので当たり前だが・・・・

きれいに粗もなく、音がヘッドフォンで聞こえるのは、ヘッドフォン自体の

個性が強く出てしまうのではないか?

カセットデッキでも5532(銘OPアンプ)でヘッドフォンを駆動しているけど、

ものすごく、メリハリの効いた良さ気な音に聞こえる。

メインでヘッドホンで聴くわけではないので、今後、気をつけようと思う。

アナログ部で悪かったら、ヘッドフォンでも聞こえてきそうな気がするのだが・・・

それと、このクラスになるとOPアンプの後にトランジスタのバッファーが

あり、ヘッドフォンを駆動する。

それにしても、シャンパンゴールドはいい色だね。

発売当時の音は聴いたことはないが、私がやっていることは

    改悪になっているのかもしれない。

今時の?(最新のOPアンプは少ないが)OPアンプで構成すると、面白いですよ。

かなり、時間が空いてしまったが、電源の大きなコンデンサを先週、久しぶりに

出禁としていた、アキバに行ってみた。

あそこは、やはり、危険なところである。引き出した15000円がアッと云う間に

底に着いてしまう。お財布に穴が空いているのだろうか?

海神無線さんに詣でると、ニャンコ先生が勢揃い!!紙コップに猫の後ろ姿が

マジックで描かれている。いい感じです。今ではニャンコ先生は非売品との

御札が貼られているが、最初期の頃は遊び感覚で数十円の値札が付いていた。

おいらは、その感覚で2つ頂いた。部品屋でキャラ物を買う。楽しかった。

この感性に対して出費した。よい、使い方をした。ほんとに買う人居るの?

を楽しんでいたのではないだろうか?(ほんとに居たよ。くすくす)

おっと、脱線・・

 コンデンサの容量が大きくなると在庫の関係でニチコンブラックになって

しまった。エージングに時間がかかるが、最初は音が細身で色艶に乏しいが、

1週間経って、いい感じに熟れて来た。

GNDラインの渡しに細い錫めっき線を同コンデンサのリード線に変更

ちょい太めで良くなるように・・・(薄い期待)

それと、懸念事項であった、デジタル基板の電源部、シリーズレギュレータの

放熱対策も行った。特に5V系が無茶苦茶、熱いの何のって!!

やはり、はんだクラックがありました。

三菱の石だが、刻印が薄れている。マイナス側7905ははっきり見えるが・・・・

基板に実装されている状態では、ヒートシンクでの対応は限界あり。

実際には問題ない温度であるが、刻印が薄くなることはかなり高温になって

いると思われる。

ということで、アルミの棒材を海神さんの隣のケース屋さんで購入。

4mm厚で30mm幅を取り付けた。面上で放熱してもらう。

厚みが命!! 穏やかな放熱で良い感じです。

基板から引き離したので、パスコンと小さな電解コンデンサを

足元付近に設置、私の好きなベルデンのケーブルを使用した。

後ろのアナログ部のヒートシンクもアルミのブロックでトランジスタを

ケース側へ熱を逃した。これで筐体内全体の温度が下がるでしょう。

問題はサーボ制御系の発熱のみ。これ以上はできない。

ピックアップドライブをひっくり返したが、今のところ、問題なく動作している。

これも、壊れると、大変です。ピックアップの棒に少しだけ注油しました。

レンズも少しクリーニングしました。テラーク関連も問題なく再生します。

部品交換の時間的ズレがありますが、ご容赦願います。

OPアンプ類は全て交換後、トランジスタはまだ、基板上に取り付けている。 

部品はXA5ES分も買ってきたので、そのうち交換しようかな?

寒くなりましたが、ご安全に・・

 


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