おやじ刑事(デカ)

汗と笑いのデッドヒート スーパーオヤジ・オムニバス日記
史上最笑の老人力が炸裂!地獄の底までご同行願います。 

注文の多い焼肉店 お初天神 『河童』 名物てっちゃん

2007年09月21日 | おやじの下町グルメ
どうも。
写真を撮らないといいながら、グルメ写真のためにデジカメを買うnorityです。
遊んでほしいのなら、断らず、ついて来い。

下町グルメ隊員の「ホルモン食べて元気出したい」という発案で、本人が行ってみたかったと言うお初天神、『河童』へGO!

http://www.kappa.kansai.walkerplus.com/

行列のできる焼肉店と聞いていたが、たまたま梅田で研修があったので早い目に店に突撃することにする。6時入店の予定が結局、7時になった。しかし、店は行列どころか7割くらいの入り。カウンターに案内される。

ビールを注文したあと、何を食べようか迷っているとつかさず店の人が話しかけてくる。「肉は一度に頼んでください。追加注文されても、混んでくると出すのに時間がかかるから」。身勝手な店だと思いながらも、繁盛店ならではのシステムと思い込み、とりあえずネットでの予備知識で得たイチオシ「てっちゃん」2人前、「サテバービー」とメニューを見ながら「ハラミ」2人前、「バラ」、「極上骨付きカルピ」、「特選塩タン」を注文する。

はじめ「てっちゃん」の1人分の肉の量が分からなかった。つかさず、隣の席の男2人連れのコンロを覗く。鉄板一杯に乗せられた「てっちゃん」の量を見て、これは2人前くらいかなーと胸算用しながら店の人に尋ねる。
「隣の席の量は何人前?」
「5人分です」
Yと共に驚きながら2人分を注文する。名物だと言いながらもいろんな種類の肉を食べたいから控えめにする。

肉は食べる順番が決まっている。私たちが好きなように決めるのではなく、店が決める。先ずは「てっちゃん」、そして「サテバービー」。店の張り紙に書いてある。これがこの店のおすすめ順のようだ。

私たちの様子から初来店と分かり、親切に焼き方を教えてくれる。
「てっちゃんは10分くらい焼く、サテバービーは4分ほどかかる」
言われるまま2品を鉄板上に並べる。
「サテバービーは串をもって時々ひっくり返す」
「てっちゃんも焦がさないように、時々ひっくり返す」
めがねの店員さんが、私たちの付きっ切りのようだ。

とりあえずのアテもなく、しばらくはビールとキャベツとおしゃべりで過ごす。はずだったが、「めがね」が焼き具合をチェックしに来る。
「ひっくり返す時は、同じ所に置かないで、位置を変え、万遍なく焼く。火力は鉄板上均一でないから」

サテバービーも程なく焼けて串を取って食べていると、めがねが
「もう少し焼くと柔らかくおいしくなる、肉から油がわずかに出てくるまで我慢」
と残りはお預けになる。その間、言われるままに串とてっちゃんを場所を変えひっくり返す作業が続く。めがねだけでなくやさしそうなまなざしのおやじも、助言に来る。Yは、そのおやじを昔の喫茶店のマスター風と表現する。言い得ている。

めがねと喫茶店のおやじは、私だけでなくあちこち回りながら、同じような指示をしている。始めのうちは、初来店の私たちは優しさと思っていたが、やることやること口を挟みに来るので、だんだんウザくなる。

肉の焼く順番、焼き方、つけるタレ、といろいろ店のほうからの注文が、おいしく食べてもらうための店のサービス精神だと理解できる。こんなこともあった。
値段が書かれていないがおそらく今日の注文の中で単価が高いと思われる「極上骨付きカルピ」(1人前、4切れ)を焼いている時のこと。
めがねが「タレを両面よくつけて焼いてください」
Yがその肉を鉄板に乗せる時、ツルッと滑らせめがねの前でコンロの下に落とす。地べたに落ちたようで、めがねが肉のスライス担当の喫茶店おやじに肉の追加を指示する。すぐにきれいな切り身のカルピが差し入れられる。これは、Yが若い女の子だから? 店の損失なのに目の前で肉を落とされたら、仕方がないのか。

てっちゃん、サテバービーのあと、焼肉のタレをつけて食べるバラ、ハラミ、カルビを食べ終わり、最後に塩タンの順となる。鉄板は当然ながら交換(というか、おやじが鉄板を素手でつかみ、流しでさっさと洗っていた)される。

さぁー、仕上げの塩タンを焼こうとした時、またもやめがねが
「先ず、胡椒の乗っているほうを下にして焼くんやで」とさらに店の注文が続く。
なんだかんだと口数の多い店だが、味のほうはどうかというと、確かに指南どおりに焼くと柔らかく美味しく食べられる。とくにこんなにおいしいと感じたてっちゃんは初めて。タレ付けが多いので少し辛めだが、サラリーマン・おやじには、このくらいがいいのだろう。極上骨付きカルピは、期待していたほどの柔らかさもなかった。全般に満足のいく味であった。

値段は2人でビール2本込みで、9,800円。そんなに安くはないが、また来てみたい店であった。注意点は、①焼肉の換気がよくなく煙が店に充満、臭いが残ること、②てっちゃんが鉄板の穴から落ちる(縁起悪い)、③店の注文が多いことだ。

補足。ケンコバ、ヤナギギブソンのサイン色紙が目の前に貼られていた。

次は、2軒目『やまんそら』へ。

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