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祝杯をあげる日の為に~パニック闘病記~

病気を克服し完全社会復帰をするまで
もがき苦しむ日々の記録

嘔吐恐怖症に対しての荒療法?

2008年05月30日 | Weblog

嘔吐恐怖症は他人の嘔吐している姿を見るのも
自分の嘔吐姿を見られるのも恐怖である
でも何故か嘔吐という現象を意識してしまう
先日私はYouTubeで嘔吐動画を観た
以前から気になっていて観るべきかどうか悩んでいたのだが
気分も体調も良い日に覚悟を決めて見てみた
最初は音を消して遠くから薄目を開けて観た
そして徐々に近くにより見始め
音を入れ何度も繰り返し再生してみた
多少気分が悪くなったが特に貰いゲロしたくなるとか
食欲がなくなるとかその日一日気分が悪いとかは無かった

コレに何の意味があるのか?
ひとつには他人のゲロに対する免疫力をつける
もうひとつはYouTubeという世界配信で嘔吐姿をさらされている
人の気持ちになってみる事
つまり自分が数人の人の前で嘔吐したとしても
世界中の人に見られるよりはよっぽどましという考え方を持つ事だ
ちょっと無理あるかもしれないけど

真似してみようとする人は必ず自己責任でお願いします

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薬の効果(14日目)

2008年05月30日 | Weblog

薬を変更してから2週間経過
ジェイゾロフト錠に関しては特にこれといった自覚症状はないように思う
ドグマチールは相変わらず胃の調子をよくしてくれていて
(嘔吐恐怖には効果的、胃に対して神経質にならないのがよい)
確かに食欲も多少だが増したような気がする
実際体重も1kg程増えた
ただここ1ヶ月引きこもり生活なので薬を飲まなくても太ったかもしれない
副作用の眠気は強烈でユーパン錠の副作用脱力感、倦怠感が
プラスされどうしょうもないほどダメ人間になってしまっている
崖っぷち絵師ながら少しは仕事があるのだが
バリバリ仕事をこなしていた時は2日で出来た仕事も
現在では2週間近くかかってしまっている
というより一日の大半をぐったりとし横たわっているからだ
不安な気持ちを改善、気持ちを落ち着かせるなどの薬とはいえ
経済的に圧迫されているのに焦燥感が乏しくなっているのは果たしてよい事なのか?
いくらなんでもこれ以上だらけるのは厳しいので今後は鞭打つつもりだ
雇われの身なら否が応でも働くしかないのだろうが
当然ながら自由業と言うのは自分との戦いでいかに自分に厳しくなれるかなのだと思う

引きこもり生活ばかりしてきたから当然デパス錠を服用しての
行動治療もできていなかったわけだが
昨日ようやくそのチャンスが訪れた
旧知の編集者が崖っぷちの私に手を差し伸べてくれた形で
仕事をいただけることになった(本当にありがたい事です)
私の自宅の近くで食事でもしながら打ち合わせという事だったのだが
会食恐怖症の私には当然無理な話
まさか雨の中公園あたりで立ち話(私は着座して会話すると発作を起こしやすい)
なんてわけにもいかないので出版社の会議室で打ち合わせと言う事に決定
電車にも乗れないので車で出版社まで行くことになったのだが
都内の渋滞克服もひとつの壁になっていたがあえて立ち向かった
打ち合わせ中胃に神経が行かないようにあえて
昼食は控えめにして胃を楽にさせておく
自動車移動中は渋滞時に発作を起こしたらどうしようなどという
気持ちにすらならないくらいリラックスしていた(薬のおかげだろう)
デパスは強力に効くが持続力が比較的短いらしいので
とりあえず約束の時間の30分ほど前に服用
まずは会社の受付嬢ともリラックスして会話が出来た(とりあえずここもクリア)
ここからがボス戦で初対面の編集長を交え密室の会議室で
着座で打ち合わせが始まる
旧知の編集者が私の病気を気遣ってかずいぶんと和やかに進めてくれたので
胃に多少違和感を覚えたものの発作を起こさずにすんだ
とにかく意識しないようにしたのとなるべく無駄話をしないで
短く切り上げようとしたのが功を奏した
多少突っ込んだ会話ができなかった事が残念であるが...

用事が済み帰りの車中では超リラックス
発作が起きなかったことで大きな自信に繋がった
仕事を得た事、発作が起きなかった事そして薬の作用
(デパス服用から1時間半。少なくともレキソタンよりは効果有だと思う)
気分がウキウキして奇声を上げたくなるほどだった
我慢していた缶コーヒーでささやかな祝杯をあげた
各薬の注意事項には車の運転に注意とあるが
不思議とこのときは全くというほど眠気や脱力感などは襲ってこなかった

そして今日これから病院に薬を処方をしてもらいに行って来るのだが
過去2度発作を起こしている難関な場所なので今から緊張している
今回は妻に同伴してもらい不測の事態に対処してもらおうかと思っている
そしてうまくいけば昼飯を外食にするという行動治療を試みるつもり

結果は後ほど

 

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日本GP(運営)、今年はどうなる?

2008年05月25日 | Weblog

本日モナコGP決勝という日ですが
今年も日本GPのチケット抽選販売申し込みが始まってますね

去年の惨状を知っている人はそう簡単には手を出さないだろうなぁ
70年代に開催はあったとはいえ近年とは比較にならないし
元々FSWのアクセス等の環境を知っている人は去年のサーキット観戦を
開催決定時すでに諦めている人も多かった
古くはグランチャンやグループA、最近ではスーパーGTあたりでも
それなりに混乱するのにF1なんて無理な点が多すぎる
今年行くと言う人は去年の事を知らないか
どんなに苦労してもF1を観ると決意している人だけなんじゃないかな?
主催者側もいろいろ対策するようだが
3万人減らしたりシャトルバスの方式を変えたところで
きっと大きくは改善されないでしょう
でも閑古鳥鳴くような観客動員数で逆に快適な観戦になるかな?
まじめに佐藤琢磨不在(現時点)の影響もあるしあながちないとも限らない
中嶋Jrや不振と不信に陥っているHONDAや元々総F1ファンの中で人気が=?な
TOYOTAでは去年の穴埋めをするほどの集客は難しいそう
(でも一説によると運営面ではほとんどTOYOTAの為のF1だったらしいからチケットの売れ行きが悪ければTOYOTA関連の人たちで埋め尽くすかもね。なんてたって世界のTOYOTAだから!)

運営面であらゆるところで失態(指定席なのにマシーンが観づらい、
自由席との差がほとんどない、渋滞でスタートに間に合わなかった、道が陥没など)があったけど
その中でも特にパニック障害をもつ人間から見て
絶対に現地に行くことが出来ないだろうという惨状を聞きました
山中のシャトルバス内に何時間も閉じ込められるなんてありえないですね
噂によるとバス内は糞尿やゲロの臭いで地獄だったそうな
仮設トイレも不十分で女性バスガイドすら野グソをしたとか
イライラが募った人たちはそこら中で罵倒や喧嘩
緊張とか興奮とかとにかく心拍数が上がるだけで発作を起こしそうなので
気の弱い私にはとても無理ですー!
当然あれだけの人が集まれば気分悪くなる人もでるだろうに
診療所が夕方5時ごろには閉まっちゃったって「ヒ~ッ」
雨降りしきる山中寒い中バス待ちに8時間以上ってありえねーっす
訴えたくなるのは当然ですね(原告が130人って少ないくらいなのでは?)
国が国なら暴動になっちゃってたよ、きっと
ここにあげたことはほんの一例だと思いますが
大げさだと思う人はいろいろ検索してみてください
観戦した人たちの怒りの数々がブログやらYouTubeなどにあふれてますから
とにかく今年はそんな悲惨な事が起きませんように
当然私は今年もTV観戦です

FSWはせいぜい1~2万人くらいの観客でのんびりピクニックしながら
観戦するのが一番だと思います
因みに雨のFSWは霧とかもでるし最悪ですが
本来10月ごろの晴天の日は背後に富士山がそびえたち
美しい一面もありますよ...と。


F1観客130人が来月中旬に提訴(産経新聞) - goo ニュース
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つい神経質になってます

2008年05月20日 | Weblog
中国四川省の地震は決して対岸の火事ではない
今夜10時ごろ月の周りを覆っていた雲が
地震雲のように見えた
といっても地震雲の種類っていろいろあるようだし
実際どれがそうなのかも全然わからない
単なる疑心暗鬼だと思うのだが...

必要以上に心配性になるのも
自律神経が病んでるせいなのだろうか?

薄暗い部屋にて

2008年05月20日 | Weblog

本日は雨のち曇り太陽光にあたれず
セロトニンの分泌を高める事は出来なかった
元々絵師として引きこもり傾向にあったので
崖っぷちの現在もなかなか外へ出る習慣をもてない

とりあえずわずかな絵師としての仕事をこなす
しかしユーパンとドグマチールの副作用で
だるくて眠い.....
デスクワークには本当に辛い副作用である
無理に睡魔に楯突こうとすると仕事のクォリティが
極端に下がるのでこういう時は逆らわず寝る
30分程で目が覚める
普段は昼寝した後スッキリと目覚め
そのあとの仕事の効率が上がる事が多いのだが
ドグマチールの副作用で眠ったせいなのか
目覚めが非常に悪い
頭が重くしびれている
眠気も取れない
少々気持ちも悪いし喉の乾きもある
小一時間ほどボーッと過ごす
やや頭の中のしびれも取れてきたので仕事再開

ドグマチールを飲み始めて5日目だが
昨夜体重を量った時点では増えてはいなかった
むしろ1キロ弱減っていた
おそらく太り始めるのは2~3週間後からなのだろう
どちらにしてもドグマチールを飲み始めてからというもの
胃腸の調子がすこぶる良い
これが何より明るい気持ちにさせてくれる
当たり前のことなのに感謝の気持ちを述べたくなる
「ドグマチールありがとう!」

それから最近は豆乳を飲むようにしている
2~3日で900mlを消費
もう少し飲んだ方が良いのかな?
とりあえず緑黄野菜も採った方が良さそう...

問題は運動不足
散歩したいのだけど
平日の昼間閑静な住宅街を歩くのは気が引ける
最近では変質者扱いされかねないので
車で公園なり行ったほうがよさそうだ
でもその行為自体がまた面倒くさい
この面倒くささも自律神経の不調から来るものなのだろうか?
とりあえずは自宅で腕立て、腹筋などの筋トレでも
やれる日はやろうと思う...
(1年のうち数回...かな?)

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嘔吐恐怖症とゲロ体験 その3

2008年05月19日 | Weblog

(※汚い話なので弱い人は読まないでください)

昭和40年代~50年代初頭にかけての少年漫画には
ゲロのシーンが多かったように思える
自分がゲロに敏感だったからそう思えるのかもしれない

当時大ヒットした漫画「あしたのジョー」だったが
リング上でジョーがゲロを吐くシーンが
コミックやアニメでも描写された為そのショックからか
私は今でも人気を二分していた「巨人の星」派だ
話は脱線するがそれでもゲロ描写のある
「おれは鉄平」「荒野の少年イサム」「愛と誠」は大丈夫だった
でも「侍ジャイアンツ」と「バイオレンスジャック」はちょっと
苦手だった

そういえば強烈なインパクトを与えられたのは漫画ではなく映画だった
ロードショー公開されたばかりの「エクソシスト」である
撮影裏の話としてグリーンピースを潰して作ったものと
当時でも知っていたがやはりただのゲロにしか思えなかった

リアルゲロシーンは時々TVで放送される
生放送のマラソンなどは比較的確率が高い
それ以外にもボクシングや遠泳などのスポーツでも希にある
繁華街などを映したドキュメントにもしばしば映されるが
生じゃないならなんとかカットしろよ!って感じだ...

ゲーム「バイオハザード」シリーズでは
ゾンビがよく黄色い胃液を吐きまくるが
さすがにこれはゲームの中のものと片付けられる

さて私は40代半ばのおっさんだが
40数年間嘔吐恐怖に苦しんでいたわけではない
確かに自他嘔吐シーンは気分の良いものではなかったが
高校生の頃から40になる頃までは平気な方だった
少なくとも他人の嘔吐シーンは数え切れないくらい目撃し
場合によっては掃除をしている
居酒屋でアルバイトをし客の吐瀉物を掃除する
帰りの終電であるいはホームで足の踏み場も無いくらい
ゲロオンパレードなんて日常茶飯事だった
当然貰いゲロなどする柔な野郎ではなかった

自分自身も飲みすぎて5回ほど吐いている
ここで共通して言えるのは嘔吐できたときは確かに楽だということ
アルコールで感覚が鈍いとはいえ
直前の吐き気段階でも吐く決心もつきやすく
気持ち悪い時間帯も短くてすむ
だから本当は気持ちが悪くなったら吐いて
スッキリしてしまうべきなのだと思う
フツーはそうなのだ
それでいいじゃん!...って人は言うだろう

でもそれができないのが私の嘔吐恐怖症の症状だ
とにかくかたくなだ
酒で吐いた5回以外は意地でも吐かない姿勢をとっている
だから気持ち悪い時間帯が長く
本当に吐ける時よりも気持ちが悪い
そしてあきらめ便器に顔を突っ込むが吐けない
これがまたとにかく苦しい
どれくらい吐けないかというと
ある日一緒に飲んでいた酒豪の女が
吐き気で苦しんでいる私の口の中に指を強引に突っ込んできた事があった
普通気持ちが悪くて他人にのどチンコかき回されれば
あっという間に嘔吐してしまうだろうが
最後の最後まで吐けなかった
それは自分でも驚きだった
そして吐いたといえば
女の爪で傷ついたのどチンコからの血糊だけだったのだ

どちらにしてもコレまでの話は嘔吐恐怖症を発症する以前の話だ
総括するとそれ以前もそうだが
「今からゲロ吐きます」「見えないけどすぐそばでゲロ吐いてます、今吐きました」
という状況には滅法弱く心臓バクバクで震えがおきてしまい
その場からとにかく走って逃げたくなる
しかし目の前で嘔吐を目撃してしまった場合やその吐瀉物の目撃してしまった場合は
開き直ってしまう場合が多い
(ただし吐瀉物のおぞましさや臭いのグロさによってはダメかも...)

でもって一番の恐怖はなんと言っても自分が回りに注目されて嘔吐する事である
人が見てないとしても建物の窓がいっぱいある場所の前で吐く事は
見られているに等しい

ここで普通の人にはそれは気持ちが悪くなった時というごく希なケースに関してと
思われるが私の症状の場合圧迫感を感じると
突然気分が悪くなるのだからどうしようもない
「ここで気持ち悪くなったらどうしよう」と思ってしまうようだ
だから空いているレストランでリラックスして食事をしていても
となりに団体がやってきてにぎやかになると
その団体はこっちの事などまったく気にしてないはずなのに
私は注目されているかのような錯覚に陥り吐き気を催してしまう
というのが私の「嘔吐恐怖」の一般的な症状だ
緊張=嘔吐恐怖の発作
一度嘔吐恐怖を起こした場所やシチュエーションでは恐怖が脳に深く刻まれたかのように
再び発作を起こす可能性が高い
だからこそ行動治療によって少しずつでも克服していこうと思っている

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嘔吐恐怖症とゲロ体験 その2

2008年05月19日 | Weblog

(※汚い話なので弱い人は読まないでください)

嘔吐恐怖症に至るまでの幼少の頃からの自他のゲロ体験だが
自分の記憶に残る初めての嘔吐は3~4歳の頃で
風邪をひいて
病院にいく前に母親に着替えをしてもらってる途中
直前に食べたイチゴを母の肩におもいっきり戻した時の事だ
40年以上前のことだから記憶は曖昧だが
たいして気持ちが悪くなかったのに
いきなりリバースしてしまったと言う感想だ
それなのに母親に怒られた記憶がある
幼いながら母に対して理不尽な怒り方をする人だと思った
因みにコレをきっかけにイチゴが食べられなくなった
ということはまったくない

小学校3年生くらいの時高熱を出し
夕方に枕元にゲロを吐いた
吐瀉物の内容はカニ玉とパイナップルだったと思う
とにかく黄色ベースのゲロだった
このときも特にものすごく気持ち悪いと言うよりは
なにか突然こみ上げてくるものがあり
もしかして...と思って身体を起こしたら
リバースしてしまったと言う感じだった
案の定母親に怒られた
「吐く時はトイレか洗面所でしなさい!」と...
このときもあまり吐くと言う自覚が無かったから
そう言われてもと...
で、月曜の夜兄と当時人気ドラマだった桜木健一主演の「刑事くん」を
一緒に見ていたら気持ちが悪くなってきた
そこで今度こそ母から学習した場所で吐いてみる決意をしたのだ
本来ならトイレに行くべきなのだろうが何故か
洗面所を選びそこで思いっきり吐いた
腹が、胃が勝手に絞り上げるように動いたのを実感する
すると嘔吐物は鼻からも出てきた
ちょっと力を入れすぎたかもしれない
たいていのものは流す事が出来たがパイナップルの破片が
ひっかかりそれから数日それを目の当たりにする事になり
それを見るたび僕の吐いたゲロがまだいると思ったものだ...
因みにパイナップルやカニ玉をそれ以来食べられないという事は無かった
吐いた後はスッキリしたかもしれないが
とにかくケロッとしてTVの前に座った
兄が「ゲロはいたの?」と聞くものだから
普通に「うん」と答えた
でも鼻の中に残ったゲロの香がしばらくは抜けなかったと記憶している
またドラマ「刑事くん」の中で横っ飛びで
ものを飛び越えるシーンがあるのだが
ガードレールを横っ飛びしたり見たりするとこのときの事を思い出すのだった
因みに桜木健一は「柔道一直線」以来当時の憧れの俳優だった

ここまでの自分のゲロ体験ではおそらく嘔吐恐怖症とは結びつかないと思う
教室などでゲロを吐く小学生などいくらでも見てきたが
特に嫌悪感は抱いていなかったと思う
問題はここからのエピソードがカギとなるわけだが
時期は小学校3~5年生くらいの時で
どれが先におこった事だったのかはさだかではない

まずは父の運転する車の後部座席で初めて車酔いをしてしまったときのこと
とにかく空腹だったのだが本当に気持ちが悪くて
親に「気持ちが悪い」と告げたとたん「ゲ~ッ」と...。
しかしモノはでなかった
そう初めて吐くものがないときの嘔気の苦しみを味わったのだ
ものすごい恐怖だった
このときも親にいろいろ言われたようだったが一切耳に残っていない
ここで深く嘔吐の恐怖を刻み込む事になったが
実はそのあととんかつやでペロリととんかつを平らげたのだった

そしてこれが一番のトラウマになった出来事だと思うが
友人数人と遊んでいた時にその中の一人が気持ち悪いと言い出し
急に目の前で激しく嘔吐し始めた
その時のゲロ声に衝撃を受けとにかく走って家に帰った
数日はショックが抜けなかったと記憶している
人様の前で吐く行為は多大な迷惑と脳に刻み込まれたのかもしれない

小学校5年生の時(昭和40年代)
ある日同級生が突然口を押さえ汁を飛ばしながら教室を飛び出していった
かなり我慢していたのだろうその勢いで噴射したのだろう
3階の階段から2階への踊り場までゲロまみれだった
もう教室中大騒ぎでそいつは後々まで白い目で見られたり冷やかされたりで
人前で嘔吐することはとても危険な事だとこの時も改めて
脳に刻み込まれた気がする
そして別のケースで当時は都内でもわずかに残っていた木造校舎でのこと
下級生が階段でゲロを吐いたらしいのだが
木造の床にしみこむその臭いがとにかく強烈だった!
その時も野次馬の数の多さに嘔吐の注目度の高さを痛感したのだった

このブログでもゲロの話題が炸裂しているが
私はこの当時からゲロに対して敏感になっていた
とにかくゲロ話(ゲロバナ)が好き...というか話す機会が多かった
これは怖いもの見たさじゃないけど
苦手だからこそついつい話してしまう
「僕は別に貰いゲロするほど弱い人間じゃない」を主張していたのだと思う

なのにいきなりゲロの話をされたり
見せられたりするとブルーになってしまったのだ
それと関係があるかどうかはわからないけど
ある時期原因不明になんの前触れも無くすぐ気持ちが悪くなり
いろいろと病院をめぐったのを覚えている
脳波検査までした
ドクターショッピングの結果「自家中毒」と診断
その当時自分の中では風呂に入ると気持ちが落ち着き楽になると信じていた
思えばこの「自家中毒」こそ今で言う
「嘔吐恐怖症」に結びつくものだったのではないかと思う
共通点もいろいろあることだし...

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嘔吐恐怖症とゲロ体験 その1

2008年05月19日 | Weblog

(※汚い話なので弱い人は読まないでください)

「嘔吐恐怖症」という症状の存在を知ったのがつい先日の事
パニック障害克服の為の呼吸法云々というのを見かけたことがあるが
確かに発作時に心拍数が多少高くなるとはいえ呼吸困難になることは無かった
前々から一般的に知られるパニック障害の症状と一致しない点があると感じていた私は
もしかしたらコレはパニック障害ではないではないかと思い
面倒と思いながらも自覚症状を適当な検索ワードで打ち込んでみた
そこで見つけたのが悩み相談としてネット上に複数の「嘔吐恐怖」に関する書き込み
それらの内容は深く共感する事が出来るものばかりだった
何十年も抱えてきたモヤモヤ感が払拭されたように気持ちが楽になった
反対に「嘔吐恐怖症」ではない人の書き込みで
「誰でも嘔吐に対して嫌悪感を持つのではないか?むしろそれが普通だ」という内容に
落胆を感じた。とはいっても私自身その時この言葉を知ったばかりなのだから
世間の人が「嘔吐恐怖症」に対しての認識がほとんど無いのは当然であろう

私はこういう症状を隠したいとは思わない
もちろん時と場合によるが
突然人に迷惑をかけるくらいなら前もってカミングアウトするつもりだ
言葉の使い方が間違っているかもしれないが
それこそ「どぶ板選挙」のように長く関わる人には一人一人訴えたい

さて私の「嘔吐恐怖症」の症状だが
他人の嘔吐の現場と自分の嘔吐...。当然どちらも怖い
他人の嘔吐の場合は吐きそうだと予告されたり
街角や駅などのこちらから見えない死角でまさに今吐いているぞ!という
おぞましい声や吐瀉物がぶちまかれる音が聞こえてくると
そこからその先たとえ進行方向であっても足が進まない
遠回りしてでもその場所は避ける
ベロベロになった酔っ払いがゲップしながら近寄ってきたら
平静を装いながらもとにかく逃げる

しかし運悪く他人の嘔吐を目撃してしまった場合
それほど恐怖していたゲロに対し意外にも開き直ることがある
場合によっては掃除までしてしまう事すらあるのだ
結果としては仕方がないと冷静になってしまうようだ

私にとって一番の恐怖は自分自身の嘔吐で
しかもそれが周囲に不特定多数の見知らぬ人がいた場合
なんと形容してよいのかわからないくらいの恐怖を覚える
背中をさすってもらうなんてもってのほかだ
ゲロを吐く時はとにかくひっそりと誰にも悟られず事を済ませなければならない
だからいくらその姿を隠す事が出来る公衆トイレであっても
今吐いてます!とばかりのうめき声を上げて吐くなどというのは
私の中では絶対に許されない事なのだ

それは何故だろう
きっと幼い頃からのトラウマから「人前で嘔吐=他人へ大迷惑」だからなのだと思う
私が吐く事で周囲の人が貰いゲロしてしまったり
一日食欲をなくしてしまっては申し訳なく思う...
そんな気持ちが頭のどこかに過ぎるのだと思う

世間では音を出さずにゲロを吐く事が出来る人がいる
酒を飲んだ席でもいつの間にかトイレに消え
トイレで吐いて平然と戻ってきて飲み直すなんて人もいる
尚且つ誰もその人が吐いたと言う事実を知らない
歩きながら吐く人
会話してたのに突然吐く人
嘔吐に関してたいして苦しいと思わない人
吐いた方が楽だといってすぐに吐ける人
不特定多数の人が大勢いるのに平気で吐く人などなど

...理解できないけどすごいと思う
そうはなりたくないけど正直うらやましい部分もある

嘔吐恐怖症の人の中には10年以上嘔吐経験がないというひとが多いようだ
実は私も気がついてみたら20年ほど胃から戻した事は無い
子供の頃から何が何でも吐かない!
意地でも我慢をしてきた訓練の賜物なのかもしれない

ただ数年に一度は嘔気に襲われている
たいてい胃腸系のウイルスが流行る冬場子供が学校からわざわざ仕入れてくるのだ
頼む息子よ心の底からそんなお土産は遠慮したい!

ウイルスに襲われた場合
普通の人だったらたいてい吐いているはずなのに私の場合声だけで苦しむ
よく「吐いた方が楽になる」とか「吐くものが無いと苦しい」ときくけど
確かに吐くべきものが出てこない時の方がはるかに苦しいと思う
こんな場合声がでかいからさぞたくさん吐いてるかのように思われがち
でも実際は吐いてないのだからそれはそれでしゃくだ
こんな時はたいてい顔色は真っ青
結果こういう吐かない自慢的なものは馬鹿げていると言う事になる
(いや、別に自慢してるわけではないが)
吐かないんじゃなくて吐けない自分が情けない...

実際吐いた方が楽なら吐いたもん勝ちということではないか
周囲に迷惑かけようとも吐いて楽になっている人...
ちょっとは気を使って欲しいものだ
自分は楽になったかもしれないけどこっちは反対に気分が悪くなったわい!

でもって嘔気で苦しんでる時って
私の場合40過ぎのいいおっさんなんだけど
心の中で「お母さん(故人)、助けて!」とか
「神よ、何故こんな試練をお与えになるのです?」などと
真剣に思ってしまうんですよね...。

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薬の効果(3日目)

2008年05月18日 | Weblog
現時点までジェイゾロフト2錠(夕方のみ)ユーパンとドグマチールを
6錠ずつ服用してきた。
今の事ところ副作用といえば眠気がメインだが
昨晩は少しめまいも起きたような気がする。
これはジェイゾロフトの影響だろうか?
それよりも最近胃の調子が悪く食欲はあったものの
少しでも食べ過ぎると必ず気持ちが悪くなったり、
食べたいのにのどに通っていかない日が多かったが
一昨日の服用から多少違和感はあるものの
普通に近いレベルで食べられるようになった。
これはドグマチールのおかげだろうか?
それを飲む以前は胃薬に頼る事が多かったが今は必要の無いレベルで
1ヶ月以上我慢していたコーヒーを飲む事も出来た
因みに以前は一日に最低でも5杯以上は飲んでいたが
あまり調子に乗りすぎるとまた酷い目にあうので2杯までに抑えるつもり...。
この病気はカフェインもよくないようなのでなおさらだ。

脂っこい食事をとってももたれないのも嬉しい
特に嘔吐恐怖では胃の不快感が鍵を握っていると思うので
絶好調でなければ外での活動に不安を残してしまう

ドグマチールだが食欲が増すという報告があるらしいが
今のところ必要以上に空腹感をおぼえることは無い
ただ油断はきんもつであろう

さて今日の午前中は子供のイベントに付き合わされて
見ず知らずのご父兄方と顔をあわせなければならない用事があった
家を出る前状況を考えるだけで緊張感が高まった為に
ユーパンとドグマチールの眠気が残っているのにもかかわらず
更にデパスを初体験
実際会場に着くまでには落ち着き特に発作を起こす予兆も無く
無事帰宅することが出来た
こういうときは心がウキウキ嬉しくて気分が高揚してしまう
このままなんでもなかった日のように全ての事が
当たり前のようにできてしまうのではないかと言う錯覚を起こしそうだ

どちらにしろこれはひとつの行動治療の小さな成果で
自信がひとつついたわけだデパスはとにかく「絶対に効く」と信じようと思う
ただし次同じ状況でパニクっても決して落ち込む事は無い
過去のパニック障害の時もその繰り返しで自信をつけてきたわけだから
とにかくプラスに考えるべきだ(もちろん自分に言い聞かせてる)
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過去の症状と現在自分の置かれている状況の説明

2008年05月17日 | Weblog

小学生の頃日常生活において突然不安感に襲われたり気持ちが悪くなったりしていた原因がつかめないまま脳波検査等うけまくりドクターショッピングの結果「自家中毒」と診断される

2002年絵師として多忙を極めていた頃ストレスで何ヶ月も胸が苦しい日々が続いていた
メチャクチャ不規則で不健康、偏った生活をしていたある日胃腸の不調と電車に乗れなくなる症状が出始める一番酷い時はコンビニに入れず後に並ばれるとATMで金を下ろすことすら出来なくなってしまっていた

胃腸科に通いつつ心療内科にも通い「パニック障害」と診断されるそこで処方された薬は「ワイパックス」「ソラナックス」「メイラックス」...あたりだったと記憶している
2つ目のクリニックで森田療法の本をすすめられ症状の記録も書くようにと指示される薬をお守りにいわゆる行動療法で少しずつ電車に乗ったりして自信をつけていき 2004年夏頃にはほぼ生活に支障が無いレベルまでになる

パニック症が治った頃逆に絵師としての仕事がなくなり追い込まれるが細々と絵を描きながらアルバイト、派遣、契約社員として2007年いっぱい外で働く
この頃はパニック障害であった事を忘れるくらい元気だった
しかし2007年暮れに契約満了を機会に絵師としての復活を果たすべく家に閉じこもりきっかけになる絵を描きためる
ただそれが本当に仕事に繋がるかどうかなどわからないままであったことや苦しい経済的な理由から不安な毎日を過ごす事になりまた胸が苦しくなるそして外食、会食時に胃の辺りがモヤモヤしその場に座っている事が辛くなる(過去の嫌な記憶がよみがえる)

過去に治った経験があるためそれほど気にせず再び契約社員として元いた職場に再入職するが日ごとに症状が悪化し結果1ヶ月も持たずに退職する事になる
再び引きこもり生活が始まると経済的な不安から精神面で不安定になり落ち込む日々症状もより酷くなり頭のどこかに不安を抱くととたんに発作を起こし始める

08年4月初めての病院の心療内科にいく診察室でコレまでの症状を話している途中突然発作を起こし診察を中断し薬だけ処方してもらい帰宅
その時処方された薬が「パキシル錠10mg」「コンスタン0.4mg錠」「レキソタン錠2mg」だった良く効くとされ処方される率の高い「パキシル」だが実は1錠も服用せず捨ててしまった
何故なら副作用に嘔気がおきる事もあると記されていたからだそれでなくても毎日胃の不調で吐き気に襲われる事が多いのにこれ以上気持ち悪くなりたくないという恐怖心からだった

「コンスタン」はとにかく眠くなるという副作用に襲われたが実際気持ちが落ち着くといった自覚はそう感じられなかったように思う
「レキソタン」発作時の頓服として処方され飲む機会があったが正直即効性は無くまったくというほど自分には効かなかった

ところで自分のパニック症だが一般的によく情報にあるのが突然心臓がバクバクし始め死ぬほどの恐怖を味わうが 30分もすると何事も無かったかのように収まるただその恐怖がいつまた襲うかもしれないから外出が出来なくなる・・・というのとは違う

私の場合は人の多い電車やレストランなど公共の場で逃げ場所がなくなるような特に着座姿勢の時に胃の不快感から心拍数が早くなり気持ち悪くなりその場にいられなくなるというのが主だった症状だ
それ以外にも見知らぬ人との会話や高い場所など緊張感がおこるケースに発作を起こしやすい
また最近では人通りのある場所での自動車の運転や信号待ち、渋滞時にも発作を起こした事もある
時間的には2時間くらい続いたり緊張から解ければ自然と治る事もある
天気の良い日に外で身体を動かすとその日は一日体調がよいことがあるがやはりこれはセロトニンに関係があるのだろうか?

パニック障害の事をよくネット上で調べる機会が増えたがどうも自分の症状がいまいち当てはまらないような気がしていた
そこでさらに調べてみるとそこで初めて「会食恐怖・嘔吐恐怖症」という存在を知る事になる(コレはほんの数日前のこと)
そして自分の置かれている精神状態や症状がまさしく「嘔吐恐怖」に当てはまると思えたその時は世の中に同じ症状の人が意外と多いということを知り気持ちが楽になったのを覚えている
自分の嘔吐恐怖についてはまた別の機会に書くつもりだがこれからはこの症状とどうやって戦っていくかが課題となると思う

先日5月12日(月)に再び薬を処方してもらおうと病院に赴いたが前回途中で発作を起こしてしまった事がトラウマになったのか敷地に入ったとたん気持ちが悪くなり受付段階で発作が酷くなり結果診察をうけずに帰宅することとなる
その時レキソタンを飲んだがまったく効かなかったのもショックだった
このままでは診察も出来ないので書面に自分の症状や希望を書いて 16日(金)に家内にお願いして担当医師に手紙を渡してもらい薬を処方してもらった

今回処方された薬は「ジェイゾロフト錠25mg」「ユーパン錠0.5mg」「ドグマチール錠50mg」頓服として「デパス錠1mg」だ
ネット上で調べるとジェイゾロフトも人によっては吐き気があるようだが比較的副作用は少ないらしく処方された時の説明書にはそういった文言が書いてなかったので思い切って「ユーパン」「ドグマチール」とともに飲んだ
特に眠くなる、だるくなる、めまいなどの症状は出なかった気持ちが悪くなる事も無かった
なにやら「ドグマチール」は胃薬的な効果もあるらしいからそれも功を奏したのかもしれない
それより「ジェイゾロフト」よりも「ドグマチール」の副作用の方が気になるかもしれない「ドグマチール」の副作用は一般的に太る、乳が張り場合によっては男女関係無く乳汁がでるということだ
昨日の夕方から飲み始め現在3錠を飲んだが現在の体重70キロジャスト数ヵ月後にどれくらい太るのかが心配だ

人気の「デパス」は今回頓服として苦手な場所へ行くときのお守りとして服用する為に処方された行動療法の強い味方になったくれる事を期待する
「デパス」は持続力は短いものの安定剤としては強力だという評判を信じたい
とりあえず今回第一回目の日記は症状を中心としたいささかかたい文章表現となってしまったが今後は嘔吐恐怖症になった経緯などをもっと掘り下げて書いたり克服の為の行動療法体験を綴っていきたいと思うまた病気とはなれて仕事の事や日常の出来事も交えていくこととしよう
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