祝杯をあげる日の為に~パニック闘病記~

病気を克服し完全社会復帰をするまで
もがき苦しむ日々の記録

健康な人には理解できない喜び

2008年08月04日 | Weblog

そろそろ薬がなくなりかけているので一ヶ月ぶりに病院へ行った
初めて診察と2回目の診察時にパニック発作を起こして以来
診察そのものに苦手意識を持ってしまっているが
3回目以降デパスを服用しての診察ならなんとか発作も起きずに
クリアする事が出来るようになっているわけだが
今回はここ数日体調が良いような気がしていたので
あえてデパスを飲まずに診察を受けてみることにした
ひとつのチャレンジである

待合室で待っている時やや不安感に襲われながらも
ポスターの文字などを読んで気を紛らわした
そして診察時だがやはり緊張感が高まり身体が厚くなるのを感じていたが
ゆっくり呼吸などをし平常心を維持することに努めた
ただやはり先生との沈黙の時間に耐えるが辛く
5分ほどの時間が非常に長く感じられた
もう少し診察時間が長かったり体調が悪かったりしたら
もしかしたら発作を起こしていたに違いない

しかしなんとか持ちこたえ診察を終えた時は
その喜びで気分が良くなり
料金を払うまでの待合室の時間に思わず顔がほころんでしまった

こういったことが自信につながり
効果的な行動治療になったと思う

それにしても心の病気のせいで
当たり前の行動、こんな小さなことで一喜一憂するわけだが
健康な人にはまったく理解できないんだろうなぁ~
できればこの喜びを大声でいろんな人に伝えたいのですがねぇ
それくらい嬉しいです

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トキワ荘出身の巨星がまた一人・・・

2008年08月03日 | Weblog
赤塚不二夫先生が昨日亡くなられた
手塚治虫先生や石森章太郎先生の訃報を聞いたときと
今、同じショックを受けている
赤塚先生と言えば私が小学生の頃絵師を目指すこととなるきっかけの
多大な影響を与えてくれた漫画家の一人だ
昭和40年代少年漫画黄金期の頃の話である

当時先生の漫画を読み漁り
中でも「天才バカボン」「レッツラゴン」にははまりにはまった
人生初めて描いた落書き的漫画もニャロメ、ケムンパス、デコッパチなどの
キャラクターだったと記憶している

あまりにも熱烈な想いに
当時先生の仕事場であった下落合のマンションに
ご迷惑であったであろうが何度も押しかけたものだ

先生の著書「まんがプロ入門」をむさぼるように読み
漫画家を志した少年時代を思い起こすと切なくなる
私は今絵師として崖っぷちに立っているが
あの頃を想うと行くべき道を迷っている場合ではないと
強く感じている



心より先生のご冥福をお祈り申し上げます

PS:いつか機会を見つけて青梅赤塚不二夫会館を訪れてみようと思う