祝杯をあげる日の為に~パニック闘病記~

病気を克服し完全社会復帰をするまで
もがき苦しむ日々の記録

恐怖の免許更新

2011年02月25日 | Weblog
パニックを再発させた数年前から免許更新時に対しとても不安があった
何が不安かというと手続き後免許作成する間に狭い部屋に集団で閉じ込められ
ビデオなどを見せられる講習のことだ
集団で狭い部屋に身動きとれない状況は私のタイプのパニックには最悪の状況である
因みに前回の書き換え時は一度目のパニックをすでに克服していて
正常な生活を送っている時期であったからまったく問題はなかった
そんなとき考えたのは「パニックが治っていて本当によかった」だった

一応これまでゴールド免許所持者であったので
本来なら講習は30程度で済むはずだった
しかし数ヶ月前私名義の車で家族がある違反をしてしまい
所有者である私の責任となってしまい
優良者講習(30分)ではなく一般講習(1時間)を受ける羽目に
更にゴールドで無くなった事にも追い討ちのショックを受けた

いつものようにデパス一錠で乗り切る事は出来ると思いつつも
数年前より異常なほどこの講習に恐れを感じていたので
結果的に短時間で2錠のデパスを飲んで講習に臨んだ

まぁなんとか無事に乗り切る事は出来たものの
短時間で2錠のデパスはやはり強烈な眠気を起こす
現在もこのブログを打ち込みながら
頭の中はほとんど霞がかかっている状態だ

正直文面が成立しているかどうかなど今の私には判断がつかない
とりあえず記事を投稿後
机につっぷして眠りに落ちる事間違いなしだろう


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半睡眠ポケット

2011年02月15日 | Weblog

不規則な生活を続けると
交感神経と副交感神経の切り替えやバランスが悪くなり
自律神経に支障をきたすというのを耳にした事がある
パニック障害は自律神経の異常に大きく関わっていると思うが
今回のテーマはいささか関連性があるかどうかは疑問だ
ただ細やかながら長年抱える悩みなのであえて綴ろうと思う

いつの頃からか私は睡眠状態と覚醒状態の間に閉じ込められる事があり
この状態を勝手に「半睡眠ポケット」と命名した
おそらく医学用語(?)などで正式名があるのかもしれないが
今の時点では詳しく調べる気などさらさらない

私の言うところの「半睡眠ポケット」
「半睡眠ポケットにはまる」とはどういう状態かというと
ぶっちゃければレム睡眠(身体が眠っているのに脳が活動している状態)の事だ
ただ私の中では一般的なレム睡眠状態より
若干覚醒状態に近いのではないかと感じている

具体的に言うと
周囲の音や会話がハッキリわかるのに
しゃべる事(返答)が出来ない目をあける事が出来ない
体を自由に動かす事が出来ない
自分の意思で覚醒する事や
逆に一般的な睡眠状態に落ちる事も出来ない
息が苦しい
少し気持ちが悪い・・・などだ

最近ではこの状態から抜け出すために
少しだが首を振ったり呻いたり指を動かしたりする事が出来るようになった
(家族はこの様子をかなり気味悪く見ているようだ)
ただ結果から言うとそれらの努力は無駄になる事が多く覚醒できない
大抵の場合抜け出すのを諦め
寝るも起きるも自然(リラックスさせる)に任せるしかない

家族や知人に聞いてみても半睡眠ポケット体験はないという
世間でいわゆる“金縛り”というものが語られる事があるが
その一種なのだろうか?

今思えば昼寝をした時に起こりやすい気がする
そしてつい最近の半睡眠ポケットに陥った前日までは
仕事の締め切りに追われ24時間以上(時には36時間近く)
睡眠をとらない状態が何日も続いていた
もしかしたらここらへんに原因があるのかもしれない

結果として不規則な生活は万病につながるという事か
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評判の悪い病院

2011年02月12日 | Weblog
私の住む街に比較的評判の良い病院がある
仮にこの病院を○病院と表現し
対照的に評判の悪いある病院を●病院として今回のブログを綴っていきたい

これは○病院に務める職員から聞いた話である
先日●病院に3か月程入院していた患者が
●病院の専門外の外科手術を受けるため○病院に一時的に転院してきた
○病院側は約束としてその外科手術終了後に
元々の病気を診る専門医のいる●病院に戻る事を前提にしぶしぶ受け入れを承諾したという
しかし患者の家族は二度と●病院に戻らせたくないと○病院に懇願し続けた
何故ならその患者は難病を抱えていたとはいえ●病院に入院する直前まで
趣味の卓球をするくらいの元気さがあったというのだが
●病院に入院後程なく寝たきり状態になり○病院に転院する頃にはほとんど植物人間化していて
3ヶ月間で一度も入浴をさせてもらえないなどひどい扱いを受けていたからだ
看護師らの態度も誠意のないものだったようで
その話の詳細を聞いていた私も不愉快な気分になってきてしまうほどだった
(その後この方は亡くなられたとのこと)
この酷いエピソードは●病院にとってほんの一例だそうだ
(どこの病院でも近隣の病院の評判などを知る機会が多いらしい)

因みにこの●病院とは私の通う心療内科のある病院の事だ
私自身も以前このブログで●病院の某医師に対しての不満を吐露した事があったし
数年通院し続けてあまり良い病院ではないだろうと肌で感じていた

私はこれまで数か所の心療内科に足を運んだ経験があるが
人気のある病院は遠方からも患者が集まり待合室は超満員で
予約をしていても長い時間待たされるのが当たり前だった
●病院は完全予約制とはいえ土曜日でも
いつもガラガラである事は評判の悪さを物語っていると言えよう

しかし今の私にとってそれはかえって好都合だ
どんな評判の良い心療内科に行ったとしても
(私にとっては)治療過程にそれ程違いはないだろうと確信している
ただデパスさえ速やかに処方してもらえればそれで満足なのだ

パニック障害を一度は完治させた経験からして
私レベルの症状なら治すのは病院ではなく自分自身の生活や行動にあると思っている

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葬式

2011年02月03日 | Weblog
親戚に不幸があった
故人は家内の従姉ながら交流も多く仲が良かったのでとても悲しい出来事である

パニック持ちが通夜と告別式の両方に出席する事となった
葬式のような場で私の病気をちらつかせる事だけは絶対に避けたいという理由から
通夜の日はもっとも危険な時間帯を想定して事前にデパスを服用
更に念のため3時間後に2錠目を服用した

多くの弔問客の方々は長い読経の時間帯には祭壇に注目しているのだろうが
やはり親戚席は多くの目に晒されているようであまり居心地がいいとはいえない
そして私はそんな中にもかかわらず意識が朦朧としはじめた
普段の私はそれほど親しくない人の葬式でも涙を流してしまうくらいナイーブな方なのに
今回は泣くどころかウトウトとする失態を演じてしまったのだ

帰りの運転を家内に任せ同乗する遠い親戚に遠慮することなく車内で眠りこけ
帰宅後も爆睡してしまった
デパスを飲む間隔があまりにも短かったと反省

翌日の告別式ではその失態を繰り返さないようと朝早めに1錠だけ飲んでなんとか焼香を乗り切った
だが火葬場に行くタイミングで効くように2錠目を飲む予定が狂い
服用できないまま満員のマイクロバスに乗る事になってしまった
パニック発症後に公共の乗り物に乗ったのは数年前で乗車率の低い電車に乗ったのが最後だった
正直不安だったがこの時はデパスもまだ効いていたので開き直って乗り込むしかなかった
結果として火葬場が5分ほどの距離だったのも幸いし身動きできない状況も難なくクリアすることができた

これにホッとした私は少々気を緩め過ぎ火葬を待つ間
叔父に勧められるままアルコールを口にしてしまった(近年ほとんど飲んではいない)
これが災いし残念なことに帰りのバスではパニックの症状が少々見え隠れし始めた
5分ほどの距離が非常に長く感じてしまったのは言うまでもない
人の多く集まる葬式において人知れずパニック障害の葛藤に翻弄される自分って本当に滑稽だ
否、それ以前に野辺送りで自分の体調の心配ばかりしていた事が非常に残念な事だと思う

若くしてこの世を去った従姉の冥福をあらためてお祈りしたい
合掌。


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