祝杯をあげる日の為に~パニック闘病記~

病気を克服し完全社会復帰をするまで
もがき苦しむ日々の記録

ブログを書くことは

2009年07月07日 | Weblog
ブログで心情を綴る事は
ある意味息抜きになり
僅かながら心を楽にさせてくれて
自分なりの治療法の一つなのである

読んでくださる方に共感していただけたら
それはとても嬉しい事
だから多くの記事を書いてみたくなる
しかし当ブログはなるべく心の病気に関係する
内容であることと決めているので
なんらかの症状があれば更新できるが
健康なら更新はほとんどなくなる
つまり放置された状態こそ本来望ましい事なのだ

当ブログは一応ランキングに参加しているが
やはり頻繁に更新している時とそうでない時の差は激しい
一度ランキングが上がるとその位置をキープし
さらなるアップを狙いたくなるが
貴重な時間を割いて頻繁に更新を繰り返す行為に
何故か罪悪感を感じてしまうのだ

逆に放置してランキング最下位にまで沈むと
それはそれで寂しいものを感じてしまう

う~ん恐るべしブログランキングの魔力・・・

ランキング上位常連の方々は
その位置をキープする為なのか
またはブログにどっぷりつかっているからなのだろうが
ものすごい更新率の高さを誇っている

他人事ながら時々疲れないのかどうか心配になってしまう
私には文才は無いが
もし仮に上位の常連になってしまったら
そのプレッシャーに負け
きっとブログそのものを辞めてしまうだろう

まぁ、私のブログは今後も程々が目標・・・
いや病気を克服して更新無しを目指とします

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症状悪化の兆候

2009年07月07日 | Weblog
我が家は今さまざまな問題をかかえ
私はほぼ一日中不安とに不快感に苛まされている

初めてパニックが発症した時と再発した時の共通点は
常に胸が苦しく心拍数がやや高い状態となる

今日久々にこの症状が現れた
とりあえずデパスを飲んでリラックスしたが
今も尚胸の奥に違和感が残っている

このまま思いつめれば逆戻りとなってしまうだろう
せっかく社会復帰間近のところまできていたのに・・・

しかしここで落胆してしまうと
さらに悪化の確立をあげてしまうので
とにかく悲観しないよう心がけるつもり

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心の病気は悔しさとの戦いでもある

2009年07月04日 | Weblog
ヤフーで俳優萩原流行さん夫婦が
うつ体験を綴った本の発売イベント云々…
という記事を読んだ

その記事に対するコメントの多くは暖かい内容だが
やはり批判的な書き込みも存在する
それを読むと怒りというより脱力感に襲われる

私も
パニック障害のことを理解してくれていると思ってた
仕事上の相手に
実は裏で陰口を叩かれていたという経験がある
特に私より年下の若い人間程
「気が弱すぎるからだ」とか「被害妄想」などと軽口を叩く
その時の事を思い出すと悔しさが蘇ってくる

書き始めたらきりが無く
ただの愚痴になってしまうので今回はこれでやめておくが
一度キレてしまったらどうなってしまうかわからない
心の病気は小さい事でもついクヨクヨしがちで
根に持ちやすいかもしれない

私は苦い経験後に絶望感に苦しみ
担当医にうつの初期症状もみられると診断された
その時は妻が支えとなってくれたから立ち直れたが
心無い他人の発言や態度は取り返しのつかない結果を
招く恐れがある事を多くの人に理解してもらいたい

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パニックの予兆は子供の頃に

2009年07月02日 | Weblog
最近子供の精神的な病気が増えているという
何故なのか?
社会構造や人間関係が複雑化しているからだろうか?
それとも元々以前からそういう症状があったにもかかわらず
報告されてこなかっただけなのだろうか?
どちらにしても大人子供関係なく
大きなストレスが原因なんだと思う・・・

今思えば私は子供の頃に
パニック障害の予兆のようなものがあった

最初は小学校3~4年生位の時だったと思う
学校で毎日のように気持ちが悪くなっていた
何故か風呂に入ると気持ちが楽になると信じていて
登校する前に入浴した事などもあった

大学病院など何箇所もまわり
脳波検査などもうけたりして
結果は「自家中毒」と診断された
当時はおそらく心療内科などが
知られてなかった時代なのだろう
当然「パニック障害」という名は
なかったはずだ

そしてその後の予兆は中学生の頃で
友達と新宿や渋谷などの繁華街へ行くと
いわゆる「人酔い」してしまうことがあった
頻繁ではないが山手線を利用中何度も途中下車して
身体を休めたりした記憶がある

中学生の頃はこれで病院に通った事は無いが
高校生以降は逆に年頃ということもあり
逆に大都会が大好きになり
わざわざ人ごみに紛れる遊びをし始めたせいか
中学生の頃の事はすっかり忘れ去ってしまっていた

大人になってからのパニックは
ちょっとしたきっかけで
なるべくしてなったということなのだろう

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パニック発症の原因と現状

2009年07月01日 | Weblog
初めてパニックを発症した時の原因は
超多忙な仕事で夜も昼も無い不規則な生活の上に
締め切りに追い回され
「間に合わなかったらどうしよう」と
いつもビクビクしていたことが主な原因なのではないかと思う

一時治ってたパニックの再発の時は
逆に仕事が落ち込んで借金がみるみる増えていき
この先どうやって生活していけばいいのだろうかと
寝ても覚めても張り裂けんばかりの不安に襲われ続けた事が
引き金になったのだと思う

酷く落ち込み何もかもマイナスに考えてしまう毎日
自然と涙が落ちる状況を救ってくれたのが
妻の言葉でなんとかやっていけるという気になれた
そして仕事を再開し赤字ながら現在に至る

ただレギュラーの仕事だけではどうにもならない
なんとか仕事を増やそうといろいろ計画をたてているが
そう簡単に増えるわけもなく
もともとの仕事が短期間で結果を出せるものでもないのだ

私は一時の落ち込みから見た目元気に復活し
病気も治ったかのように仕事をしている
妻にしてみればだんだん不満が広がってくるのだろう
いろいろプレッシャーをかけて来る様になった

妻も不安の毎日を送っているのだから
責めたくなる気持ちもわかる
しかし子供たちの前では普通に振舞う夫婦関係も
二人きりの時はもう半年以上冷めていて
苦痛でならない
パニックが完治できないのもきっとここら辺にあるのだろう

とにかくこの状況を乗り切るには
仕事で結果を出さなければならない
負けるわけには行かないのだから

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リハビリを兼ねて映画を観て来た

2009年07月01日 | Weblog
映画の日ということもあって
興味あった映画を観てみようと決意した
映画館そのものにはすでに8~9年は行っていない
最初のパニック障害を発症する前の年が最後だったか・・・

私の場合は公共の施設でひとつの椅子に座り続けることが
とても苦手なので映画館などはかなりの試練があるのでは
ないかと心配はしていたが
ここ数ヶ月ほとんど公共施設をりようしていないので
とにかくチャレンジしてみない事には
自分がどのような状態になるのかまったくわからないから
行動に踏み切った

その前に電車に乗るという事も大きなチャレンジだった
なにしろパニックが再発してからは一度も電車に乗っていなかったから
映画観賞の前哨戦となった
自分の住む駅は地方都市の始発駅なので
余裕を持って座る事が出来た
車両乗車率も10%程度とガラガラだ

そういうことがだいたい予想できていたので
おそらく空いている電車は克服できるだろうと思っていた
しかし車両に乗り込んだ後
電車特有の臭い(普通は意識しないレベル)が
過去のパニック発作の記憶が蘇るような不安が襲ってきた
そして動き始め加速するスピードに
胃が加速Gについていけないというか
乗り物酔いしてしまいそうな気分の悪さが
サッと襲ってきた
過去のパニックの症状と同じだ

しかし今回の目的は3駅先
地方だから都内の各駅停車に比べると
やや一駅が長いのだが10分弱でつくのだから
とにかく目的駅まで座っていくと決めた

減速時は気分が楽になるが
再び加速する時は同じ症状が襲う
目的駅までそれを繰り返したが
最後の一区間がものすごく長く感じてしまった

おそらく立って乗ればもう少し楽だったのだろうが
リハビリ意識が高かったので我慢をしたのだ

駅に着いた時はホッとはしたけど
実は自分はもっとパニック症状が90パーセント以上
克服できていると信じていただけに
この結果にはかなりのショックを受けた

映画館も映画の人はいえ
地方都市の映画館で平日の昼間ということで
ガラガラだったのだが
念のため一番後ろの通路側の端の席を選んだ
コマーシャルが流れている時は
それなりにリラックスして観れていたのだが
本番が始まり大音量の効果音が響き始めると
何故か不安が襲ってきた
胃がキリキリ痛み出した

ここでデパスを
飲むかどうか非常に悩んだ
飲むと帰宅してから強烈な睡魔が襲ってきて
仕事に支障がでそうなのでなるべくなら
飲みたくない・・・

しかし徐々に息も荒くなってきてしまったので
思わずデパスを口に入れた
するとその瞬間わずかに気持ちが楽になった
これは当然薬が効いたというより
ほとんどブラシーボ効果だ

因みに映画館の席はガラガラだったが
私の座った席の周辺には
同じ列ながら8席ほど離れたところに一人
前の列に数人、通路を挟んで隣の席に一人
こういう状況でも不安感があった
私は隣や後ろに見知らぬ人がいるのが
とても苦手なようだ
なんというか見知らぬ人が私の存在を見てないにしても
視界にわずかながらでも入る位置にいる事がとにかく嫌なのだ
だから一時的に席をはずし
後の壁に寄りかかるようにして全ての観客より
後ろの位置を陣取ったかたちとなった
そうすることで気持ちはだいぶ楽になった

そんなことをしていたから
当然映画の序盤は集中して観ることができず
いまひとつ物語の導入部分の意味が理解できなかった
更に20分もすると知らず知らずのうちにリラックスしすぎて
不覚にも寝てしまったのだ
デパスの影響が早くもでたのかもしれない

ということで気がつくと
クライマックスシーンにはいろうかというところ
ほとんどストーリー展開がわからない状態だった
結局感動も何も無いまま映画館をあとにした

因みに観た映画は「真夏のオリオン」だ


わたしは大東亜戦争関連の映画に興味があったので
観るに至ったのだが
他の戦争映画に比べ戦争の悲惨さや悲しみを誘うような
内容ではなかった(自分が観た範囲においては)から
少々拍子抜けしてしまった

余談だが映画館はいわゆるシネコンなので
他の映画も上映されていたが
ターミネーター4やエヴァンゲリオンなどに
人が集中していたようだ

映画ちょうど12時をはさんで2時終了だったので
観終わったときには小腹が空いていた
映画を観る前は帰りの電車内で気持ち悪くなるのを恐れ
自宅に帰ってから食べようと思っていたが
その時の気分はすっかりリラックスムードで
激しくざるそばが食べたくなったので
一人で余裕で食べ(苦手のはずの外食もまったく問題なし)
何事も無かったかのように電車とバスに乗って帰宅した

映画を観終わった後の私は
パニック発生以前の普通で健康で当たり前の一人の大人であった
あらためてデパスの偉大さを感じる

ま、いろんな意味でリハビリが出来
自分の現在の状況がわかり
今後どのような行動ができるのかがよーくわかった一日だった
それも地方都市の真昼でどの公共の場においても
人が少なかった事がかなり助けにはなった
つまり都心などではまだまだ私はただのパニック野郎なのである


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