東方のあかり

東アジア(日、韓、中+その他)のまとまりを願ってこのタイトルにしました。韓国在住の日本人です。主に韓国発信の内容です。

通度寺

2018-01-04 14:39:13 | 韓国物

2018年1月1日は、山歩きする友といっしょに慶尚南道 梁山(ヤンサン)市にある「通度寺」に行ってきた。
わが妻の故郷・慶州と釜山の間あたりに位置する。通度寺は「トンドーサ」という発音。
韓国の三大寺の一つで釈迦の舎利がある。ちなみに他の二つは、陜川・海印寺(ヘインサ)と順天の松広寺(ソングァンサ)。
海印寺には有名な「八万大蔵経」(パルマン デヂャンギョン)がある。

                              
 

12月31日の夜からテンプルステイでわれわれはこの寺に宿泊した。
年越しに家の外にいたことは今回がはじめてのような気がする。
お釈迦様のいる場所だから、家族にも大きな反対もされずやってくることができた。男3人(韓国2、日本1)。
寺の中にある宿泊施設では、日本語や英語や中国語などいろいろの言葉が聞こえてきた。
日本人をはじめ外国人らがたくさん来ていたのである。
韓国のお寺のテンプルステイは、外国人からも人気があるがこの通度寺はまたさらに人気のスポットだ。
31日の午後5時半ごろに精進料理(肉は一切なかった)をいただき、
午後7時ごろから説法殿でお坊さんらの導きで経をあげる。
われわれは口パクだったが、そばにいるおじいさん、おばあさん、そして若い女性らが
お坊さんたちと同じくらいの水準で般若心経だけではなく、いろいろの経を途切れることなく口ずさんでいた。
これには驚いた。仏教徒としてはかなりのレベルの人たちなのだろう。
年末年始にお寺を訪れて経をあげるくらいの人たちだから、それもむべなるかな、である。
われわれはもぐりだけれど。
今回の圧巻は、1月1日の午前3時ごろから行なわれた「鐘突き」である。
写真にもあるように、人の背丈よりも高いくらいの鐘をつくのである。
テレビでは何度も見たことはあったけど、実際に目の前で見るのは今回がはじめて。
動画にもとったので、実際の音を聞いていただきたい。
(容量が大きすぎてブログにアップできなかった。もしお聞きになりたい方があったら、コメント欄にメールアドレスをカキコしてください。)

胸が振動し、体に心地よい波動が生じ気分はすこぶるいい。
外はマイナス10度くらいの気候だったけれど、鐘の音に聞きほれてしまい、寒さは感じなかった。
大太鼓も見えるが、これもお坊さんたちが順繰り順繰りついていくのであった。
一人が3分くらいつくと、次の坊さんが待機していてさっと二人でたたく格好になり、
元の僧がどいてやると今入った僧一人で3分ほどたたき、また次の僧が入るという具合。
これも見物だった。動画ではとってなかったけれど。
2018年、戊犬(つちのえいぬ)年、元日の通度寺の大鐘の音からわれわれの1年は始まった。

 

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