涙と笑いのHIV奮闘記

自分とは無関係と思っていた病気と思いがけなく向かい合い、闘病を続けるオヤジの日記。
仕事に趣味に彼氏との生活に奮闘中。

10年ぶりのメール:HIV感染の告白

2010年01月16日 | HIV

朝起きてみると、新着メールが何通か。
ほとんどはいわゆる、出会い系のメール。
ゲイの自分に送っても全く意味がないのにね。


その中で「ご無沙汰していますが、相談に乗ってください ◎◎(男の名前)。」って件名のメールが。
その名前は記憶に無かったのですが、とりあえず「誰でしょうか?そして何でしょうか?」と返信してみました。


どうも、やじが大阪の某ゲイバーに飲みに出ていた頃、
いろいろと話をしていた既婚の人でした。
店ではニックネームで呼び合っていたので、◎◎と言われてもわからないはず。


今どうしているのかと思ったら、あの後修羅場を経て離婚、
転職して地方都市で勤めている、とか。


「あの~、苦しまないで死ねる方法はないでしょうか?」
どうも穏やかなことではなさそうです。
「HIVに感染してしまったみたいなんです・・・」


メールじゃあもどかしいので、電話をかけてもらうようにしたところ、ざっとこんな内容でした。


その地方都市で付き合っていた相手と別れたところ、
その相手から「実はHIV感染していた。検査に行ってほしい。」とメールが来たとか。
とりあえず検査に行ってきたのだけれど、来週結果が判る。
safe sexをしてこなかったので、心配で心配でどうしようにもない、と。


もちろんその時は自分もHIV感染のことを知らなかったわけで、
なぜ自分が相談相手に選ばれたのかはわかりません。
まあ、飲みに行っても小難しい話ばかりしていたせいで、相談相手に選ばれたのかも。


やじと同じで、感染すると死ぬ、と思っていたようでした。
とりあえず、感染しても発病(AIDSとなる)までは時間がかなりある。
今は発病する前に投薬が開始になるため、普通に生活ができる。
薬も日々進歩していて、10年ほど前には1日10~20錠くらい、時間を決めて飲まないといけなかったのが、
一番新しい治療だと、一回2錠を一日一回飲むだけってのもある。
などと話し、
とりあえず、簡易検査で陽性であれば、確認検査を行い、治療方針を決めてもらえばいい。
とアドバイスをして、もし陽性なら、病院を教えてあげるよ。


という事に。
来週大阪に来るらしいので、久しぶりに会いましょうということになりました。


なかなか地方都市ではそういう病院が無いようです。
それを考えると大阪周辺に住んでいるとメリットありますね。


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2 コメント

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地方では大変ですね (M.I)
2010-01-17 15:08:10
医師だけでなく、実際に同じ病気の人と話しが出来れば、色んな意味で遠回りしなくて済む事もありますよね。
地方では知識のあるコーディネーターさんも少ないのでしょう、自分が通院してるとこは地方からの関係者がたくさん研修に来てます。

早く地方の方が地元で安心して治療を受けられるようになるといいですね。

自分は今月末から「アイセントレス」と「ツルバタ」の組み合わせで投薬始まります。
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そうなんですよね (やじ)
2010-01-17 20:14:34
>M.Iさん
地方によっては、診察をしてくれる病院が遠かったりもしますしね。
奈良県なんて、奈良県立医大だけですね。

「アイセントレス」、インテグラーゼ阻害薬ですね。自分が投薬を開始したときには無かった薬。「ツルバダ」も有りませんでした。
最近治療を開始された型のレジメンを拝見すると、隔世の感があります。
少し前まではツルバダ+ストックリン、エプジコム+ストックリンでしたのにね。
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