福智院から飛火野に向かって歩いていったのですが、
ちょうど奈良ホテルのあたりで東のほうの丘の上に神社の鳥居が見えたので、
そこへ行ってみることに。
そこにあったのは瑜伽(ゆうが)神社。
祭神は宇迦之御魂大神(別名・豊受大神)。
平城遷都と共に飛鳥京の飛鳥寺の鎮守社を移したそうです。
そのため、丘と思っていたのは、「平城(なら)の飛鳥山」とよばれているようで、
神社とともに重要文化財のようです。
普段は境内の安全護持のため、閉門されているようです。
長い階段を昇ってゆきます。
ここを訪れる観光客は一人も見かけることなく、
静かな中に、神社の人が境内を箒で掃く音だけが聞こえています。
階段の途中には飛鳥神並社があります。
途中甘い香が漂ってくると思うと、こんな花、蝋梅(?)が咲いていました。
本殿前、向かって右側には一言稲荷社 。
右側の歌碑は万葉歌碑で、
大伴坂上郎女の歌が刻まれています。
「ふる里の飛鳥はあれど青丹よし平城の明日香を見らくしよしも」
本殿前には二つの末社。向かって左には猿田彦社(左)と久遠彦社(右)。
本殿です。
今昇ってきた階段を見下ろします。
境内を掃除されていた神社の人が
「十二月の初旬に来れば、それは紅葉が見事ですよ。何時間も写真を撮っておられる人がいますよ。」
と教えてくれました。
来年はそのころ来てみようか。
しかし、このすぐ近くを何度と無く通っていたのに、
こんな神社があること、全く知りませんでした。
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